目次
アニメ「かぐや様は告らせたい」の主題歌は?
オープニングテーマ『ラブ・ドラマティック feat』鈴木雅之
エンディングテーマ『センチメンタルクライシス』halca
第3話劇中歌『チカっとチカ千花っ♡』藤原千花(声優:小原好美)
アニメ「かぐや様は告らせたい」の魅力
アニメ「かぐや様は告らせたい」の魅力は?
凡人には理解できない、高度な頭脳戦!
馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったものでして、このアニメの天才の頭脳戦は我々凡人には全く理解できないものです。
例えば第1話のかぐやが御行を映画に誘おうとするエピソード。
映画のチケットを渡して誘うだけで済む話なのですが、
- 御行の数少ない休日を狙い、
- チケットが懸賞で当たったことを偽装し、
- 映画を観に行くことができない千花のポストに投函して、自分たちに譲るよう仕向ける。
ここまでの下準備をしたうえで、さらに『自分からは決して誘わず御行から誘われるように誘導する』という回りくどさです。
御行もそれを見抜いたうえで何とかしてかぐやから誘うように言い返します。
そして、さらに紆余曲折あるのですが、どちらも告らせるには至らずこの話は流れます。
こういった具合のエピソードが延々続きます。
天才が頭を使って手の込んだ策を用意して、結局失敗してしまう姿は馬鹿馬鹿しくも映ります。
しかし、『先に告白したら負け』などというものは単にものすごく奥手な者の言い分です。
頭は切れるものの、まだまだウブで微笑ましい二人の関係を見守ることで和やかに笑えるアニメです。
早坂愛いわく、『どっちかが素直になれば幸せになれるのに』
それを言っちゃおしまいよ。
アニメ「かぐや様は告らせたい」の評価と感想【ネタバレ注意】
アニメ「かぐや様は告らせたい」の評価
https://twitter.com/Japanese_anonym/status/1112348385032298496
https://twitter.com/Mc223_3015/status/1112351027666145281
https://twitter.com/moss_game/status/1112361636587671553
https://twitter.com/headacheclay/status/1112366818163744773
作品のコンセプトからは最後までブレずに終わらせたところが高評価になったようです。
また、決着がつかなかったことからも2期を望む声も目立ちます。
そんな声を受けてか、放送から半年が経過した2019年10月、2期の制作が発表されました。おめでとうございます。
筆者評価:42点/50点 | |||
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作画 | |||
音楽 | |||
ストーリー | |||
独自性 | |||
メッセージ性 |
音楽を満点とさせて頂きました。
随所に流れる90年代トレンディドラマを思い起こさせるBGMがたまりません。
深夜アニメとしては異例の鈴木雅之氏によるオープニングテーマも非常に印象的です。
他方、ストーリーについては低めに評価させて頂きました。
一つ一つのエピソードは緩急が付いており面白いのですが、全体を通して評価しようとすると今一歩及ばずと言ったところです。
かぐやと御行が互いを強く意識するようにはなるものの、やっていることは終始変わらず平行線をたどるだけにとどまります。
そこが面白いところでもあるのですが、劇的なラブストーリーを求める方には物足りないかもしれないです。
アニメ「かぐや様は告らせたい」の感想
報われてほしい恋と見守り続けたいジレンマ
登場キャラクターは人数を極力少なくし、物語としてシンプルな構造にしており、ラブコメにありがちな『あのヒロインの恋が実ってほしい』というようなことが起こりません。
かぐやと御行のお互いの目には他の存在が恋愛対象として映っていないので、視聴者の心理としてはこの二人が報われることを祈るばかりです。
ですが、恋が実ったら、どちらかが告ってしまったら、そこで物語が終わってしまいます。作品のテーマ的に考えて。
幸か不幸か1期では決着がつかずにこの先も二人の頭脳戦は続くことになり、めでたく2期の制作が決まりました。
しかし、このまま結ばれないようでは未完の作品となってしまい、それはそれで困ります。
二人が結ばれることを祈りつつも、いつまでも見守り続けたい身としてはなんとも歯がゆい作品です。