アニメ「盾の勇者の成り上がり」の魅力は?

魅力①まるでゲームの様な異世界を舞台にしたダークファンタジー

異世界はネットゲームの様な世界で、敵と闘う事でレベルを上げたり、スキルを習得して強くなることが出来ます。
一見すると、ゲームやファンタジー好きにとっては夢のような世界です。

しかし一方で亜人差別や貧しい村民など、異世界の「闇の部分」もしっかり描いており、より重厚な世界観に仕上がっています。
その様な異世界で、尚文自身も人間不信となって他人と距離を置く様になり、ダークヒーローの様な立ち位置になるのが印象的です。
どん底にいる主人公が這い上がっていく下剋上物語は、一旦見始めると止まらないこと間違いなし。

魅力②尚文とラフタリアの絆に感動!

ラフタリアとなおふみ
出典:TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」公式サイト

 

尚文が序盤で出会ったのが、奴隷商に売られていた亜人の少女・ラフタリアです。
ラフタリアは、過去の悲しい出来事により希望を見失っていた少女でした。

尚文は周囲の人間を信用出来なくなっていたものの、根は優しい青年です。
幼く怯えるラフタリアに美味しい食事を提供したり、遊び道具を与えるなど、彼女を無下に扱うような事はしませんでした。
一見冷たく見える尚文の優しさに気づいたラフタリアは、どんな時でも尚文を支えるようになります。

第4話で、失意の底に陥った尚文を救い出そうとするラフタリアのシーンは必見です。
また、ラフタリアは尚文に恋愛感情を抱く様子を見せますが、尚文は仲間以上の感情を抱いていない様子。
ラフタリアと尚文の恋の行方も、気になるところです。

魅力③不遇な立場に置かれた尚文の、「成り上がり」がかっこいい!

なおふみ
出典:TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」公式サイト

 

「盾の勇者」である尚文は「盾」以外の武器を使用する事が出来ない為、戦闘ではラフタリアと連携して闘います。
レベル上げをして強くなるだけではなく、行商を通じて様々な人々と絆を深める尚文たち。
病に苦しむ人々を「盾」の力で治療したり、村を苦しめる魔物を討伐するなどして、村の人々を助けていきます。

その様な旅を続ける中で、民衆の尚文に対する見方も次第に変わり始めました。
後半で明らかになる、尚文と他の「四聖勇者」達との成長の違いにも、要注目です。

アニメ「盾の勇者の成り上がり」の感想(ネタバレ有)

アニメ「盾の勇者の成り上がり」は、序盤から主人公が異世界で冷遇されたり、奴隷商から幼い少女を購入して仲間にするなど、色々と衝撃的な内容です。
「もし自分が尚文と同じ立場に置かれたら、どうなるんだろう?」と考えられずにはいられません。
そんな物語の中で、主人公の味方をしてくれるラフタリアとフィーロはまさに癒しの存在。
暗い展開が続く本作でも、素直で感情表現が豊かな2人のヒロインのおかげで、安心して見続ける事が出来ます。尚文が「盾」で敵から仲間を守る一方で、彼女たちもまた、尚文の「心」を守っていると感じました。

異世界に召喚された主人公がシリアスに描かれる本作は、異世界をコミカルに表現している他の作品群に対するアンチテーゼとも思えます。
主人公の苦労する姿や挫折を見ているからこそ、仲間との絆や勝利のシーンはより感動的です。

1期の最後は無事ハッピーエンドで終わり、まさに「盾の勇者の成り上がり」という題名に相応しい最終回と言えるでしょう。
尚文達が強くなる一方で、他の「四聖勇者」達は印象が今ひとつだったため、続編での彼らの活躍に期待したいです。

アニメ「盾の勇者の成り上がり」の口コミ・評価

「盾の勇者の成り上がり」の口コミ

https://twitter.com/ManonSAOGGO/status/1186271258507243520

アニメ「盾の勇者の成り上がり」の筆者評価

筆者が、アニメ「盾の勇者の成り上がり」1期を50点満点で評価しました。

筆者評価:45点/50点
作画
音楽
ストーリー
独自性
メッセージ性

 

・作画:45点/50点

作画はとても美麗で、クオリティが高いです。戦闘シーンはもう少し動きがあっても良いと思いました。

・音楽:50点/50点

かっこいいOP曲と、暖かみのあるED曲。共に作品の世界観にマッチしています。

・ストーリー:47点/50点

主人公がどん底から這い上がっていくストーリーは、見ていて爽快です。主人公は味方をしたくなるキャラで、楽しんで観る事が出来ました。

・メッセージ性:40点/50点

主人公の冤罪事件や、貧困・亜人差別など異世界ならではの「社会の闇」を描いていて興味深いです。

・独自性:50点/50点

「異世界にきた主人公が簡単に強くならず、周囲から嫌われる」という筋書きはとても独創的。

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