「進撃の巨人 第2期」の主題歌

OP曲
歌詞名:Linked Horizon
曲名:心臓を捧げよ!

ED曲
歌詞名:神聖かまってちゃん
曲名:夕暮れの鳥

アニメ「進撃の巨人 第2期」の魅力

魅力①信頼していた仲間の裏切りと隠し持っていた秘密

アニメ1期で巨人からの急襲によって仲間を亡くした悲しみを抱えたエレン達。

壮絶な訓練と凄惨な戦場を潜り抜けた戦友としての絆はより強く、そして確固たるものとなっていきます。

エレン・ミカサ・アルミンが調査兵団を目指すに至ったきっかけである居住区の壁の崩壊と壁外巨人の侵入。

悪夢とも呼べるその事件の原因を創り出したのは、なんと同じ調査兵団の仲間でした。

二人の調査兵団員の正体はなんと壁を破壊するべく現れた「超大型巨人」と「鎧の巨人」!

巨人化の能力をもつ人物がエレン以外にも居たということから、巨人戦の心理描写がさらに洗練されたこと、

そして彼らにも巨人化の謎があったことから、ストーリーにも一層深みが出てきます!

魅力②舞台は壁の外へ!徐々に広くなっていく物語の舞台

アニメ1期では主に壁の内部での奮闘や成長が描かれていました。

そして本作アニメ第2期では、調査兵団員として成長したエレン達がいかに活躍するか、そして巨人化能力を隠し持っていた仲間の裏切りに対してどのように戦うかに焦点が当てられています。

裏切った仲間が持っていた秘密は壁の外の世界を思わせるシーンが多くあり、彼らの背景や設定が今までの世界観とは別の角度から描かれていることを暗に示しています。

いきなり大風呂敷を広げて回収不能な伏線や設定を一気に増やすのではなく、エレン達が対面していく巨人の秘密と視聴者の心理が非常にうまくマッチしていて、同じような速度で受け止められるようになっています。

秀逸で適切なスピード感を持ったストーリー展開は、決して視聴者を置き去りにすることなく、かといって中だるみすることなく、丁度良い速さで進んでいきます!

魅力③戦闘力のインフレにはならない。丁度いい巨人化能力の描写

よくあるバトル漫画の表現では次々と現れるキャラクターの戦闘能力がインフレしてしまい、どのくらい強いのか適切な描写が出来なくなってしまいますね。

原作でもかなり序盤でエレンの巨人化能力が露呈したので読者の中にはあまりそれを受け入れられなかった人もいるようです。

その理由は戦闘力インフレが簡単に起きてしまうと予想出来てしまったからなんですね。

しかし本作では巨人化は強力な武器ではありますが、巨人を軽く御する力をもつ調査兵団最強の戦士:リヴァイの存在や、ミカサのように容易く巨人を撃てる戦士、そして敵勢力に巨人化能力を持った人物がいるなど、一筋縄では行かない戦闘シーンが綿密に描かれています。

また巨人化の時間や回数もある程度限りがあり、頻繁に巨人化することが出来ない描写があります。

こういった能力に対する制限や制約がかけられていることから、巨人化による戦闘力の多寡ではなく、知略・戦略も重要なファクターであるのが他のバトル漫画と違う点です。

それこそが物語と登場人物と視聴者心理に起伏を生み出し、面白さの源となっていると言っても過言ではありません!

アニメ「進撃の巨人 第2期」の感想(ネタバレ有)

第2期1話(通算26話)では、初めて人語を話す巨人・全身毛むくじゃらの獣型の巨人が現れます。

知性もなく人語を話すことがなかったのに、不気味な出で立ちから発せられる言葉はかなり不気味でした...

ただでさえ表情や動きが気持ち悪い巨人なのに、それを超える存在として描かれている獣の巨人はどうしても目を逸らすことができませんでした。

人間の言葉を話すことと調査兵団員から立体機動装置を奪ったことから、その正体は人間で、なおかつエレンたちの敵勢力なのでは?と思わせる描写も非常に巧妙で、どんどん話を見進めてしまいました!

 

調査兵団員の中でもかなり中の良い二人組であるクリスタとユミル。

ユミルは結構冷酷な性格をしていてクリスタは慈愛に溢れている、そんな二人がアニメ1期からずっと仲が良いと描かれているのには違和感を感じていました。

そして2期で描かれた二人の過去を知るとすっかり納得してしまうほど、その背景や設定が上手く描かれています!

ユミルは冷酷で自分本位で中々理解されないキャラクターという設定のはずが、クリスタを献身的に想う姿勢からどこかつい惹き込まれてしまいます!

命がけの戦いで瀕死のユミルに対してクリスタは本当の自分の名前を明かした時の描写は、進撃の巨人の中でも屈指の5本の指に入る美しいシーンだと感じました!

 

そしてここまでのストーリーの根幹とも言える、超大型巨人と鎧の巨人による壁襲撃。

あまりにもあっけなく本人達の口から明かされたその真実は、当時ネット界隈ではただのネタか何かの間違いだと噂されていました笑

筆者自身も正直「嘘でしょ?」と感じざるを得ない超展開でした。

しかし物語の根幹をひっくり返すような暴露に至った理由や心理描写が徐々に描かれると、どうしてもどこか同情してしまいます。

使命に準じる忠実な想いや、苦楽を共にした仲間との友情、そんな複雑な気持ちを抱えても行動していた強靭なライナーに綻びが生まれる...

人としての強さと弱さを秀逸に表現したキャラ設定と声優さんの演技は本当に素晴らしいと思います!

 

そして最初は戸惑っていたエレンも、その想いを徐々にライナーとベルトルトにぶつけることになります。

親の仇と呼べる二人に対して、そして特にライナーとの泥沼の戦いに堕ちて行く様は手に汗握りました!

勢いを増す戦闘シーンは互いにぶつかる思いや思想と合間って最高にエキサイティングです!

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