アニメ「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」口コミ・評価

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の口コミ

情報化社会が発達すると、一体何が起こるのか、そしてそれは何を意味するかを考えさせるような作品という認識のようです。難解な物語ですが、やはり一度見るとやみつきになってしまう映画で、語らずにはいられない人も多いようです。

「AKIRA」同様、近未来系のSFアニメを完成させた作品という意見もあります。

本編に出てくるセリフ回しを好んで使う人もいます。

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の筆者評価

総合評価:49点/50点
ストーリー
作画
音楽
独自性
メッセージ性

 

・ストーリー:9点/10点

インターネットが出たばかりの90年代に、コンピューターが発達した社会ならではの事件や災い、そして悩みを巧み盛り込んだのは見事です。内務省と外務省の組織対立を描いたポリティカルアクション(政治闘争劇)は少しわかりづらいですが、慣れてくると、かなり興味深いです。

・作画:10点/10点

美しい大都市の夜景と、その都市の内側にある退廃的な路地裏の映像は絶品。都市社会の光と闇を見事に表現しています。静かな背景描写の一方、マシンガンでコンクリートを破壊するなど、ハリウッド映画張りのアクションは迫力満点。

素子のサイボーグならではのアクションにも注目してほしいです。

・音楽:10点/10点

OP・EDに流れる川井憲次作曲の静かで悲し気なメロディーは素晴らしい。SF世界であるのに、東洋的で、どこか神秘的な雰囲気の音楽は、一見するとミスマッチに見えますが、香港をモデルにしたアジア風の路地裏の描写のおかげで、不思議と映像に合っています。

・独自性:9点/10点

原作とは完全に別物として見た方がいい、というくらいストーリーも作風も違うものになっています。キャラクターも原作とは違うものになっています。「攻殻機動隊」というより、押井守の作風を楽しんだ方がいいかもしれません。

本編に出てくる素子の独特なセリフ回しも人気の一つ。

・メッセージ性:8点/10点

「人間の手に余るほど、発達しすぎた科学」による災いというのは、SFで語られている古典的なテーマですが、21世紀を手前に控えた90年代という時代にはふさわしかったかもしれません。

メインテーマである情報化が進みすぎて、自分自身の存在が証明できなくなるというのは哲学的すぎて難解すぎるかもしれません。

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アニメ「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」のまとめ

攻殻機動隊は、ハリウッドに多大な影響を与えた作品の一つであり、20世紀を代表するジャパニメーションの一つだと思っています。 

ここまでの作品になることができたのは、90年代という一つの時代の転換期に生まれ、その時代を足掛かりにして未来を見据えた作品であったからだと思います。

原作者である士郎正宗が「攻殻機動隊」を書いたのは1989年の頃であり、当時、パソコンやプログラムは「マイコンおたく」と呼ばれる一部のマニアしか知られていませんでした。(マイコンとは現在のパソコンの原型)

そんな時代に、コンピューターネットワークやハッキングという設定を盛り込んで描かれたのが、「攻殻機動隊」なのです。

90年代になると、日本はあの空前絶後の高景気ともいうべきバブルが崩壊し、阪神大震災等によって大変な時代になっていきました。

昭和の時代に漫画やアニメを見て育った人たちは、鉄腕アトムを見て、科学万能の未来をイメージしましたが、時代が進むにつれ、そんな未来は絵空事であったことを思い知らされていくのです。

なぜなのでしょう?答えは簡単には出ないでしょうが、「攻殻機動隊」の主人公である草薙素子は本編で興味深い言葉を残しています。

特殊化の果てにあるのは緩やかな「死」。それだけよ。

映画「攻殻機動隊/GHOST IN THE SHELL」より

 

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