ネタバレ③ルイの過去

「4番」それがルイの元の名前でした。ルイは幼き頃、闇市で売られていた商品でした。当時言葉も文字も知らないルイでしたが檻から出た者は死ぬのだということは理解をしていました。

仲間が買われそうになる度、庇って守っていた正義感の強い「4番」を見て財閥の資産家であり雄鹿のオグマに買われます。生まれつき子供が生めない体のオグマは商品ではなく子供として彼を受け入れ「ルイ」と名付けるのでした。

子供を甘やかさない主義のオグマはルイを一度肉食獣が沢山いる中に刃物ひとつ持たせて自分の力で切り抜けてみろと放り込みます。するとルイは自分の首に刃物を当て、死ぬことを選択します。食われるくらいなら死んでやるという決断でした。

そんなルイの姿をみてオグマは誇り高い決断であると感心します。そしてオグマは悔しさも悲しみも全て強さに変えるのだと言い、ルイを抱きしめるのでした。

ネタバレ④殴り合うレゴシとルイ

ハルがシシ組に攫われたという噂を聞いたレゴシは一番にルイに伝えに行きます。しかしルイはよくあることだとレゴシの言葉を受け流すのでした。

レゴシから見たルイは完璧な男でした。オオカミとトラの争いを収束させて、最高の女性を手に入れて、亡くなった後輩を人知れず弔っている姿に尊敬していました。自分は何かを解決しようとするといつも野蛮なやり方になってしまうのに対し、ルイは完璧であり、ビースターに相応しい獣はルイしかいないとそう思っていました。自分のような存在がハルとルイの関係を壊してはいけないと諦め、レゴシ自身も納得していました。

しかしルイはハルが攫われたことを聞いても何の興味も示しません。好きな女の子なのになぜ助けようとしないのだと問うレゴシに対して、助けたいならお前が助けにいけばいいと冷たく言い放ちます。

そんな薄情なルイの姿を見てレゴシは激怒し殴りかかります。ハルへの想いを捨ててしまおうと諦めていた感情に再び火がつき、そして最後にルイに向かってハルは俺がもらうと言い残すのでした。

アニメ「BEASTARS(ビースターズ)」第9話の感想

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