ネタバレ③科学によって豊かになる村とスマホの完成

一方その様子を見ていたスイカも子供たちに出来ることはないかと千空に尋ねます。

千空は導線作りをスイカに任せ、ハイタッチをします。しかし時期は冬。手作業で行う細かな導線作りは寒さで手が冷たくなっていくのに耐えながら作っていくしかないのでした。

残る科学チーム千空、クロムはプラスチック作りへ。気を蒸し焼きにして出た汁をさらに煮て、熱々の銅につけるホルマリンが出来ます。石炭の燃えカスと水酸化ナトリウムとホルマリンを合わせれば土台が完成です

石炭が大量に必要なため銀狼、金狼、クロム、マグマ、コハクは森に石炭の調達に行きます。調達組が戻ったあと、千空は村の皆のために家の中に暖炉を作ります。寒さに耐えていたスイカ達は暖炉の暖かさに感動。作業も捗ります。千空は携帯作りに必要なのはあくまで燃えカスだから勝手に暖まれと一言告げます。

その光景の一部始終を見ていた村長のコウヨウはどんどん村が豊かになるのだなと感心します。それに対して千空は科学とはそういうものだと返すのでした。

また一方でゲンは黙々と1人でマンガン電池作りの作業をしていました。千空がマニュアルと道具を予め用意していたため思っていたよりも単純作業で安堵していました。作業が捗り、リズムに乗りながら楽しんでいた頃に千空が様子を見に来て、あと800個作れと言い残すのでした。打ちひしがれるゲンでしたが周りの協力もあって無事にマンガン電池も完成です。

そして最終作業、マイク作り。コハクにワインを樽ごと持ってきてもらいます。今回はこよワインの蓋やふちについているピンクの粒を使って、焼いた海藻とお湯に溶かすことで1つの部品として使います。

また、ロッシェル塩というキラキラの石を使用。これは音を電気に変える石で、プラスチックメガホンに付けるとマイクの完成です。

全員の協力の元、全てのパーツが揃い、スマホを入手しました!春が来る前に準備は万全を期しました。ついに司との最終決戦です!

「Dr.STONE」第23話の感想

筆者感想

ついに携帯が完成!何も無い村で携帯づくり。しかも使用するのは石やワインや海藻、様々な装置も手作り。今回も千空の知識量と閃が桁違いに素晴らしいお話でした。科学って凄い。

村の皆と千空の信頼関係やチームワークがわかる1話でもあったと感じています。最初は千空を認めていなかったマグマもしっかりと自らの意思で協力し、皆が自分に出来ることはないかと作業を進めていく今回のお話は淡々としているようで協調性や一人一人よ千空への信頼を感じました。

皆が一丸となって司に対抗するという目的の元、最高の科学チームが築けているのではないでしょうか。

それと同時に千空の村の皆への思いやりも感じました。カセキ爺さんのことを友達だと言ったシーンはもちろんの事、寒さに耐えるスイカや老夫婦の姿を見て暖炉を作るシーン、とても良かったですね。

この世界は科学で溢れていて、電気も暖房も携帯も武器も病気を治す薬も全てが科学の力。村長が千空を村の一員として認め、より豊かになる村を見て感動している想いのようなものも感じました。

司とその仲間の戦闘力や人数、武器などは分かりませんが、携帯による意思疎通がとれる科学チームはどこまで戦線に優位に立てるのでしょうか。時は流れてあっという間に春。次回はいよいよ司と決戦です!

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