目次
魅力②登場人物の生死が絡むシリアスな展開
キノの旅の魅力としてあげられるのは、人の生き死にが描かれるシリアスなシーンが結構多いということです。
キノが進む国ではそれぞれ法律や常識が違い、死生観や命に対する価値観もそれぞれ全く違う様子が描かれているからです。
ある国では「人を殺していい」という法律があったり、ある国では労働を強制するために成人を迎えた子供の頭に洗脳手術を施すというシーンもあります。
危険な遭遇してもキノは自らの銃で切り抜けるシーンも描かれており、そういったシリアスな場面が多いのもこの作品の魅力の一つです!
魅力③心の中に残るどこか皮肉を含んだエピソード
旅先の国々の人たちは、それぞれ独特の文化や価値観に則って生活を送っています。
主人公キノはそういった特定の価値観に影響を受けない傍観した立場から人々と触れ合うので、その価値観が常識から逸脱しているように描かれるシーンが多くあります。
嘘をつき続ける人たちの国では、周囲に騙され続けている人は実は真実を知った上で騙された振りをしている場面があります。
キノはそれを解決するわけでもなくあくまで旅を続けるので、「なぜ」や「どうしてこうなった」といった疑問が芽生えることこそ、心に独特の余韻をもたらす作品となっています。
アニメ「キノの旅」の感想(ネタバレ有)
まず「人を殺すことができる国」というのが第1話のタイトルであることにとても衝撃を受けました。
現実では殺人を許可している国や環境なんてあり得ませんし、アニメや小説にもこのような設定は中々ありませんよね。
そしてストーリーが進むにつれて徐々に明らかになる本当の「人を殺すことができる」という意味が明かされた場面から、すっかりキノの旅の世界に惹きこまれてしまいました。
キノの旅はいきなり第1話からストーリーが展開していきます。
正直プロローグや世界観の設定といった作品に対する詳細な説明がなかったので面食らいました。
しかしキノの過去に関して描かれる回をみたときに、ただ単にストーリーをいきなり描いているのではなく、綿密な設定の元に時系列をずらして描いていることに驚きました!
主人公キノが親元と国から離れて逃げるシーンは臨場感に溢れて手に汗握りました!
牧歌的/シリアスの不思議な対比が描かれる本作ですが、最終回に数少ないバトルシーンが描かれます。
しかし闘う相手はたかが羊で、必死になっているキノが少し笑えます!
クールで冷静なキノが少し焦って戦略を練り、窮地を脱出する場面は胸が熱くなりました!
アニメ「キノの旅」の口コミ・評価
「キノの旅」の口コミ
キノの旅みたく放浪したいな、笑
— 伊勢 (@captainise) December 22, 2019
バイクと!
しょーみキノの格好真似ていきたい気持ちある
女の子やねんけどな笑 pic.twitter.com/N0fbSKSbTJ
キノの旅は全人類に履修して欲しいよね
— 椎座久屋 (@kuya_shiiza) December 22, 2019
キノの旅。人生の価値観を一掃させられる。出会って良かった。 pic.twitter.com/g0msYwT7zO
— ばっしー@サモナー (@9x7Eya) December 17, 2019
「キノの旅」は独特の世界観があることから、価値観や考え方に影響があった方が多いようですね!
また、バイクでの旅をテーマにしていることから、実際にバイク旅を行いたいと思う人もいるようです!
他にも同じようなツイートが見かけられたので、視聴者の考え方や嗜好に影響を与える隠れた名作であることが伺えます!