獅子神の幼馴染で、あだ名は「チョッコー」です。不良の同級生からのいじめが原因で不登校になり家でひきこもっていたところ、獅子神に助けられ再登校し始めることになる。

当初は獅子神の超人的能力に興味津々の様子だったが、その異常性に困惑し始め、犯罪に対する罪悪感のない姿やいじめられっ子とはいえ同級生を射殺するところを見せられるに至り、連続一家惨殺事件の犯人であることも察知し絶交します。

ひょんな事から犬屋敷の事を知り、獅子神と同様の能力を持つ人間の存在に気付きます。そして、犬屋敷に獅子神を止めるよう依頼します。その姿にいたく感動した犬屋敷は安堂のアドバイスの元、機械の身体の使い方を学んでいきます。

アニメ「いぬやしき」の魅力は?


いぬやしきの魅力①意外過ぎる展開

「いぬやしき」はSF要素を多く含みながらも、さまざまな人間模様を描いたドラマが展開されていきます。名により、まったく違う人種による目線で描かれ、っ澄んでいくストーリーは観ている人を飽きさせず、たくさんの感情を与えてくれます。

まずは主人公が初老のお爺さんであることや、宇宙人の襲来により機械の身体を手に入れ世界を救うため力を行使するという設定、もう一方では普通の高校生が超人的な力を手に入れたことにより暴走、人を殺める事やその他犯罪を犯すことに何の躊躇もない姿は、まるでデスノートのキラを思わせます。

このように、設定からして斬新なこの「いぬやしき」その後に広がるストーリーも意外な展開がいくつも待っており、決して先が読めないという点がとても魅力的です。


いぬやしきの魅力②それぞれのストーリー

同じ機械の身体を持ってしまった犬屋敷と獅子神ですが年齢や考え方も明らかに違い善と悪にわかりやすく別れています。

そして、それぞれの目線で進むストーリーは目まぐるしく場面転換しますが時折「人間の本質は善なのか悪なのか」という問いかけが見え隠れして感じられるようになりいつの間にか物語に引き込まれていってしまいます。

他にも作者である奥浩哉の描く設定やストーリーはいい意味で読者を裏切ってくれます。最終的にはお爺さんの犬屋敷VS高校生の獅子神という図式になる事は予想されますが、その着地点に行きつくまでのストーリーはとても斬新で魅力的です。

いぬやしきの魅力③新感覚のヒーローが魅力的

 

一見して何とも老いぼれた容姿の普通のお爺さんの犬屋敷、さらには世間からも家族からも疎外され極めつけに末期がんの余命宣告を受けるというなんともいたたまれない境遇から一転し活躍する姿は観ていてとても痛快です。

いままで蔑まれてきた人生の中で、「人に感謝される」という事に対し喜びをかみしめながらそれを「自分の存在価値」とすることで人々を救い続けてきます。

人に感謝してもらえることに対して涙を流し喜ぶ犬屋敷の姿は、共感や同情などあらゆる感情を揺さぶってくれ、とても温かい気持ちになります。


犬屋敷の魅力④ダークヒーローとしての獅子神の魅力

高校生・獅子神は見目麗しいその容姿とは裏腹に、自分の思うがままに殺戮を繰り返していきます。もはや動機すらも存在しない無差別な殺人に「自分の生きている実感」を見出します。

そんな獅子神ですが、母親や幼馴染など自分に近しい人間に対してはとても優しく尽くすことまで苦と感じる事もないのですが、他人など自分に関係のない人間に対しては興味がなく死ぬ事にすら何も感じない冷酷さを持っています。

 

そんなある日獅子神は母親が末期がんに侵されている事実を知り、自らの能力でがんを治し、そして改心しようとした矢先、とうとう今までの悪事が暴かれ、指名手配となってしまい、その事実を知った母親はバッシングを受け自殺をしてしまいます。

激しい憎しみの中さらなる無差別な殺戮を繰り返していくことになります。

しかしながら、散々悪の権化のような振る舞いをする獅子神ですが、「デスノート」のキラを彷彿とさせるダークヒーローの要素も兼ね備えており、支持する人も少なくないです。

そういうのも、獅子神自身が指名手配されたことにより、「2ちゃんねる」という巨大匿名掲示板の住人にボコボコに叩かれてしまいます。それに憤怒した獅子神は次々にその2ちゃんねるで叩いてきた通称2ちゃんねらーを殺害していきます。

もともと2ちゃんねらーは評判が悪く、嫌っている人も多かったためかこの描写に関して、「爽快だった」、「スカッとした」などと好評だったみたいです。

しかし、このシーンは昔「GANTZ」GANTZの2ちゃんねるでのスレを覗いた作者、奥浩哉はそのスレでGANTZが叩かれているのを見てひどく落ち込んだそうで、その経験から生み出されたシーンであるという噂です。

いぬやしきの魅力⑤声優が魅力的

アニメいぬやしきの声優陣はネットでは酷評されることが多く、「いぬやしき 声優 下手」と検索候補が挙がってきてしまうほどですが、とても味のある独特の魅力を感じます。

犬屋敷壱郎役には小日向文世さんを据え、主人公の気弱ながら信念を持った男性を演じ切っています。また、獅子神皓役の村上虹郎さんも序盤では少し違和感のある独特な声質なのですが、ストーリーが進むにつれその違和感は魅力だと気づかされます。


いぬやしきの魅力⑥作画がとても美しい

作画がとても綺麗で、漫画の原作ももちろんですが、アニメになるとよりリアルに描写されており、インパクトのあるシーンでは3Dのような質感を味わうことが出来るほどに印象的です。

そして、徐々に犬屋敷は人々を救う神として、獅子神は人を殺める悪魔として有名になっていき、お互いが認知する事になります。「自分と同じ機械の身体を持った存在がいる」と、終盤の2人のバトルシーンは圧巻で映像美と共に感動を受ける事となります。


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