【ワンピースネタバレ考察】本当の目的は世界の完全な支配?パシフィスタ計画を考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

海軍の人間兵器として登場したパシフィスタですが、使用されている技術に注目するとパシフィスタ計画には真の目的が隠されている可能性もあります。

くま型パシフィスタとセラフィムの違いやパシフィスタ計画の真の目的について考察します。

最新話でわかったパシフィスタ関係の事実と考察

たった2年で大人の体になったくまのクローン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

パシフィスタはわずか2年で大人に成長する

ワンピース1102話で、パシフィスタは2年足らずで大人に成長することが判明しました。
2年前に描かれたエッグヘッドの描写で、くまのクローンは45歳のくまそっくりな姿になっています。

くまがベガパンクの研究に協力してから2年ほどなので、その短期間で完全に成長したことになります。
くまのクローンが40代の体になっているとすると、1年で成人まで成長するかもしれません。

くまには自爆装置がついている

1102話でくまの体に自爆装置が付けられた可能性が高いことが判明しました。
サターン聖はくまの自我が消える少し前に、自爆装置を付ける命令を出していたようです。

くまが自爆装置で爆破される可能性も、出てきたかもしれません。
くまに自爆装置がついているなら、パシフィスタに自爆装置が付いている可能性もあります。

セラフィムとくま型パシフィスタの違いを考察

戦桃丸の命令で行動するセラフィム
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

セラフィムは生体部分が多い?

セラフィムは、くま型パシフィスタと比較して生体部分の多いサイボーグと考えられます
セラフィムは子供の状態で改造されており、成長する存在です。

機械のパーツは大きくならないため、身体が成長するとパーツを交換する必要があるでしょう。
成長するセラフィムは、機械のパーツは少なく生体部分が多い可能性が高いです。

そもそも、セラフィムはルナーリア族と同じく攻撃を受けても基本的にノーダメージです。
改造しなくても、くま型パシフィスタよりも体の強度は高いことになります。

皮膚を金属で強化する必要がない分も、機械部分は少ないと考えられます

セラフィムについては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

くま型パシフィスタは機械の部分が多い?

くま型パシフィスタは、セラフィムと比較して機械部分が多いと思われます。
くま型パシフィスタは、2年前の旧型の時点で鉄以上の硬度がありました。

本来のくまの体はそこまで硬くないため、金属を使って皮膚を強化しているはずです。
攻撃を受けた際に機械のパーツが飛び散る描写もあり、それだけ体内の機械が多いと考えられます。

くま型パシフィスタはセラフィムと違い、大人の姿のくましかいません。
機械のパーツが多いため、大人の体になった後に改造されている可能性が高いです。

くま型パシフィスタの方が量産しやすい

セラフィムと比較して、くま型パシフィスタは量産しやすいと考えられます。
セラフィムは全て子供であり、くま型パシフィスタと比較して成長に時間がかかる可能性が高いです。

くま型パシフィスタは大人にならないと改造できないとしても、セラフィムより短時間で完成すると思われます。

セラフィムは7体しか登場していませんが、くま型パシフィスタは未完成の段階で20体以上登場していました。
くま型パシフィスタの方が数が多いことを考えても、セラフィムより簡単に作れる可能性が高いです。

パシフィスタを作るのに戦艦1隻分の費用がかかるとされていますが、セラフィムの費用はそれ以上でしょう。

パシフィスタ計画は全ての種族を完全に支配するためのもの?

ブルーグラスに操られるパシフィスタ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

すでにあらゆる種族のサイボーグ兵士を作ることができる?

ベガパンクは、すでにあらゆる種族のサイボーグ兵士を作ることできる可能性が高いです
バッカニア族やルナーリア族の血統因子は、すでにパシフィスタに使用されています。

頂上戦争でリトルオーズJr. と戦った際に、世界政府は古代巨人族の血統因子を手に入れた可能性もあります。

エッグヘッドには、希少な種族の血統因子を全て存在するかもしれません。

血統因子さえあれば全ての種族のクローンを作れる可能性が高く、サイボーグに改造するのも簡単です。
現在のセラフィムは、ルナーリア族の血統因子が使われているだけかもしれません。

このままだと、さまざまな種族の血統因子を組み合わせた最強のサイボーグ兵士が作られる可能性もあります。

サイボーグ兵士を作るのに時間はかからない

サイボーグ兵士を作るのは、普通の兵士を育てるのに比べて時間はかかりません。
人間を兵士にするには、10代後半になってから時間をかけて訓練する必要があります。

しかし、くま型パシフィスタは2年足らずで大人に成長し、兵士として実戦配備できる段階になっていました。

セラフィムでも、人間が成長して一人前の兵士になるのに比べたら短期間で作ることができるでしょう。
短期間でサイボーグ兵士を作れるのは、非常に大きなメリットです。

本当に恐ろしいのは洗脳技術

パシフィスタの技術で、最も恐ろしいのは洗脳技術かもしれません。
初めて登場した時、パシフィスタはロボットのような存在に見えました。

実際、くまは自我を消されて機械のように操られています。
しかし、セラフィムは意志を持っており、会話も可能で知能が低いようには見えません。

それでも、セラフィムは威権順位に従って命令を聞くようにプログラムされており、基本的には命令通りに動く存在です。

自我が残っているのに命令を聞くようにできる技術は、サイボーグだけでなく普通の人間にも使えるかもしれません

普通の人間には使えないとしても、簡単な改造と洗脳で命令通りに動く存在にできる可能性が高いです。
人間を命令に逆らえないように、洗脳できるならかなり恐ろしい技術と言えます。

パシフィスタの技術があれば海軍は不要?

パシフィスタの技術がうまく機能すれば、海軍などの普通の軍隊は不要になりそうです。
クローン技術を利用すれば、短期間に大量の兵士を作ることが可能でしょう。

パシフィスタを1体作るだけでも、かなりの費用がかかります。
しかし、ジェルマの実例を考えれば、クローン兵士を作るだけならそこまで費用はかからないはずです。

洗脳技術を使えば普通に育った人間を採用するよりも、命令に忠実な兵士は簡単に育ちます。
強靭な肉体を持ち命令に忠実な兵士を大量に作れるなら、現在の海軍は不要になるでしょう。

最終的には全ての種族を操るのが目的?

世界政府はパシフィスタの技術を使って、全ての種族を操るのが目的かもしれません。
普通の人間にセラフィムのような処置をして、言うことを聞くようにするのは難しくないでしょう。

天竜人の権力を使えば、加盟国の人間が生まれてすぐに威権順位に従うような処置をするのは簡単でしょう。
全ての人間が意見チップに従うようにすれば、天竜人に逆らう存在はいなくなります

巨人族のような強力な種族も、世界政府に忠実な存在にすることは可能なはずです。
パシフィスタ計画は理想の兵士を作るだけでなく、そういった恐ろしい可能性持った計画であることは間違いありません。

パシフィスタの技術は天竜人にも利用される?

バーソロミュー・くまのセラフィム
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

パシフィスタの技術で天竜人をより優れた存在にできる

パシフィスタの技術は、天竜人をより優れた存在にすることも可能でしょう。
セラフィムはオリジナルの人間の特性を維持したままで、ルナーリア族の長所を組み込まれた存在です。

パシフィスタの技術なら、他種族の長所だけ取り込むことが可能でしょう。
天竜人が、他種族の優れた能力を持った存在になることもできると思われます。

能力的に優れた存在になることに、天竜人は興味を持たないかもしれません。
おそらくパシフィスタの技術なら、外見を美しくすることも可能でしょう。

子供の外見を美しくした天竜人は、多いのではないでしょうか?

寿命を延ばすことも可能?

パシフィスタの技術を利用すれば、天竜人の寿命を延ばすことも可能でしょう。
ベガパンクの作るクローン人間は、極めて短い時間で成長します。

クローン技術を応用すれば、逆に人間の寿命を延ばせるかもしれません。
クローン技術では無理だとしても、寿命の長い種族の血統因子で天竜人の寿命を延ばせる可能性が高いです。

パシフィスタの技術で寿命を延ばすことが可能なら、自分の寿命を延ばしたい天竜人は多いでしょう。

パシフィスタに関する今後の展開予想

バブルシールドで戦うパシフィスタマークⅢ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

くま型のパシフィスタは反逆する?

くま型パシフィスタは、今後反逆するかもしれません。
血統因子には、オリジナル人間の体験が記憶されている可能性が高いです。

実際S-スネークは、ハンコックと同じくルフィの言いなりになりつつあります。
くま型パシフィスタは、今後ボニーの言いなりになる可能性があるでしょう。

エッグヘッドに配備されているくま型パシフィスタは、サターン聖の命令通りに行動しています。
しかし、エッグヘッドにはくまの娘のボニーがいます。

ボニーの命令で、エッグヘッドにいる大量のくま型パシフィスタが世界政府に反逆する展開になるかもしれません。

人間を意のままに操るのは不可能

世界政府が全ての種族を操るつもりだとしても、実際は不可能な可能性が高いでしょう。
セラフィムを含めてパシフィスタは、基本的には命令に忠実に従っています。

しかし、海獣兵器シービーストウエポンが命令を聞かないことに、ベガパンクは生物の欲は制御できないと言っていました。
パシフィスタに関しても、欲は制御できない可能性が高いです。

S-スネークは、命令よりもルフィの頼みを優先しているような場面もあります。
血統因子の記憶によって命令に逆らったり、我の強い人間のクローンは命令をきかない可能性もあるでしょう。

世界政府が全ての下々民を命令通りに動く存在にする計画があるとしても、人間を命令通りに動かすのは不可能という結論になりそうです。

自爆装置の有無で展開は大きく変わる

パシフィスタに自爆装置が搭載されているかどうか、今後の展開は大きく変わりそうです。
今後、くま型パシフィスタやセラフィムが暴走して、海軍や五老星に逆らう可能性は高いと思われます。

くまのように自爆装置が搭載されていた場合、暴走したパシフィスタは次々に自爆装置で破壊される恐れも
サターン聖の性格を考えると、パシフィスタに自爆装置を搭載している可能性は高いです。

とはいえ、暴走したパシフィスタが、次々に爆破される展開を見たい読者は少ないでしょう。
パシフィスタが暴走して、世界政府側がうろたえる展開に期待したいところです。

パシフィスタに関する考察まとめ

警察官型のパシフィスタ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

パシフィスタ計画について考察しました。
パシフィスタ計画は、平和を守るための兵士を作ることが目的の計画です。

実際、ベガパンクは平和利用のためにパシフィスタを開発したと思われます。
しかし、パシフィスタの技術は、全ての人間が政府の言いなりになるディストピアを作ることにも利用可能です。

世界政府がどこまで考えているのは不明ですが、五老星やイム様はそこまで考えているかもしれません。
ただ、すでに命令に逆らう伏線は張られているので、人間を思い通りに操るのは不可能という結論になりそうです。

パシフィスタが、世界政府に反逆する展開に期待しましょう。

おすすめの記事