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「攻殻機動隊 ARISE」は2013年劇場公開された4部構成のアニメ映画で、人気アニメ「攻殻機動隊」の新しいシリーズです。
原作は士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」で、1995年に押井守監督によって公開された劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2002年にテレビ放映された神山健治監督の『S.A.C.』シリーズに続く、第4の攻殻機動隊です。
今回は、新しく生まれ変わったアニメ「攻殻機動隊 ARISE」の魅力や感想、評価、さらに動画を無料で視聴する方法もご紹介します。
アニメ「攻殻機動隊 ARISE」とは?
アニメ「攻殻機動隊 ARISE」の概要
「攻殻機動隊 」シリーズは内務省直轄の組織「公安9課」の活躍を描いたアニメですが、今回紹介する「攻殻機動隊 ARISE」はメインキャラクター達が公安9課に入る前の時期に焦点が当たっています。
これまでの作品同様、制作会社はProduction I.G,で、監督は黄瀬 和哉(きせかずちか)です。脚本は作家としても有名な冲方丁(うぶかたとう)。2015年には再編集しなおされて、新しいストーリー「PYROPHORIC CULT」が追加されてテレビ放映されました。
ARISEはキャストも一新しており、素子の声を演ずるのは坂本 真綾です。彼女は押井版の終幕で、少女の義体を使った時の素子の声を演じたことがありますので、素子を演ずるのは事実上2回目となります。
本作を理解するには3つのキーワードがあります。
1つは「電脳化」これは脳や神経系にマイクロマシーンを注入して、ネットの情報とアクセスする技術です。
もう1つは「義体化」、サイボーグ技術を意味しています。
最後は「ゴースト」これは極めて哲学的な概念で、「自己」決定させる何かです。
アニメ「攻殻機動隊 ARISE」のあらすじ
電脳化やサイボーグ技術が実現された2027年。第4次非核大戦から1年、戦火の爪跡のいえぬニューポートシティで自走地雷を使った爆殺事件と、兵器売買における収賄容疑のかかった軍人が銃殺される事件がありました。
公安9課のリーダーである荒巻は、死んだ収賄容疑のかかった軍人マムロ中佐の墓を調査のために暴こうとしていました。そこへ銃を構えた女性が現れました。彼女の名は草薙素子。マムロ中佐の部下だった女性です。
(※上記のストーリーはborder:1より。TV放映版ではborder:4からはじまっています。)
アニメ「攻殻機動隊 ARISE」の登場人物
声優:坂本真綾
本編の主人公。陸軍501機関所属の完全義体サイボーグで階級は三佐(自衛隊での階級呼称で、少佐に該当)。優れた戦闘力を秘めていますが、時折幻痛(肉体的損傷はないにも関わらず、体に痛みを感じること)に悩まされています。
声優:松田健一郎
「眠らない目」を持つ男と言われています。当初は素子の敵として現れますが、後に彼女の仲間となります。
荒巻 大輔
(あらまき だいすけ)
声優:塾一久
「部長」と呼ばれる公安9課の長。マムロ中佐の死体を調査している時に素子と出会い、彼女の才覚を認めて公安9課に勧誘します。マムロ中佐とも親しかったようです。
イシカワ
声優 : 檀臣幸(border:1・2) / 咲野俊介(border:3・4・PYROPHORIC CULT)
電子戦のスペシャリスト。口が悪く、素子を「メスゴリラ」呼ばわりします。
(border:1・2でイシカワを演じた 檀臣幸氏は2013年に亡くなられました。)
サイトー
声優: 中國卓郎
狙撃のスペシャリスト。ギャンブル好きで金にがめつく、おまけに怠惰な性格で、会議中は居眠りばかりしています。
パズ
声優:上田燿司
陸軍警察の潜入調査員。ナイフの達人です。人当たりの良い一面があり、真っ先に素子の仲間となります。
声優: 中井和哉
爆発物のスペシャリストです。現場で爆破直前の状況を解析できる能力を持っています。
声優: 沢城みゆき
原作の「フチコマ」に該当するキャラクター。9課に運用されている熱光学迷彩装備の歩兵兵站用輸送支援車両で、正式名称は「ロジスティクス・コンベイヤー・マシン」です。
旧式のAIのためか、のんびりとしたしゃべり方をします。