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人気漫画怪獣8号に登場する怪獣9号は高い知能を持ち、物語の陰で暗躍する黒幕のような怪獣です。
ラスボス候補と言われる怪獣9号ですが、目的や能力はどんなものなのでしょうか?
怪獣9号の能力や強さ、目的について考察します。
【怪獣8号】怪獣9号とは
防衛隊が倒せなかった未討伐怪獣で頭部がエリンギに似ている

怪獣9号は怪獣8号の初期から登場している怪獣で、日本防衛隊が討伐できなかった2体目の未討伐怪獣です。
識別怪獣は基本的に出現した直後に討伐されていますが、怪獣8号と怪獣9号の2体だけが未討伐怪獣になっています。
初期のフォルティチュードは識別怪獣の基準に達していませんが、討伐に難航したことで識別怪獣に認定されたようです。
頭部がエリンギに似ていることから、読者からはエリンギと呼ばれることも。
怪獣9号の能力はキノコを元にしているとも言われており、本当にエリンギがモデルになっているのかもしれません。
2024年4月から放送される怪獣8号のアニメにも登場するはずですが、怪獣9号の声優が誰なのかは不明です。
多数の怪獣を従えるラスボス候補のキャラクター

怪獣9号は多数の怪獣を従えており、物語の陰で暗躍するラスボス候補の怪獣です。
怪獣9号は初期から人間社会に潜伏しており、怪獣を操ってさまざま実験も行っていました。
大勢の怪獣を操って大規模な怪獣災害を起こすことが多く、作中で最も厄介な怪獣でしょう。
大勢の怪獣を従えることから、怪獣6号に次ぐ新たな怪獣の王と呼ばれる場面もあります。
【怪獣8号】怪獣9号の能力とは
人間に擬態し言葉を話す

怪獣9号は人間の言葉を話すことができ、人間に擬態することも可能です。
言葉を話せるだけでなく知能が非常に高く、実在の人間として行動し、人間の社会に潜伏していました。
怪獣9号は吸収した人間そっくりに擬態することが可能で、擬態した人間の記憶も手に入れることが可能です。
また、人間以外の生物も吸収することが可能で、怪獣を吸収してその怪獣の能力を手に入れるシーンも。
作中では怪獣2号の識別兵器と四ノ宮功も吸収しており、怪獣2号の力と功の記憶を手に入れています。
怪獣10号などの大怪獣を作り出せる

怪獣8号は怪獣を作り出す能力を持っており、作中でかなりの数の怪獣を生み出しています。
本獣クラスどころか大怪獣を作り出すことも簡単で、怪獣10号以降の識別怪獣は9号に作られた怪獣です。
11号~15号までの識別怪獣は怪獣9号が明確な目的をもって作り出した怪獣でした。
また、怪獣9号が自分の脳波でコントロールするフォルティチュード8.0の怪獣軍団も生み出しています。
怪獣9号には、亜白ミナの砲撃能力を持たせた怪獣軍団を作り出す計画があることも判明しています。
学習することで自身を強化しさまざま能力を獲得する

怪獣9号は学習することでも、自分自身を強化することが可能でさまざまな能力も獲得しています。
融合する能力と怪獣を作り出す能力以外に、9号には以下のような能力があります。
- 核が残っている限りは再生可能
- 体を複数に分裂させる
- ダメージを受けることで体が強化される
- 吸収した相手の能力を使える
- 怪獣の死体を強化してゾンビのように操る
- 結界を張る
- 衝撃波を放つ
登場するたびに強化され、新しい能力を獲得することから怪獣9号はウイルスのような怪獣とも呼ばれています。
【怪獣8号】怪獣9号の強さ・フォルティチュードは?
登場するたびに強化されて強さを増す

怪獣9号はさまざまな能力で自分を強化することが可能で、登場するたびに強さを増す厄介な存在です。
初期の状態では怪獣8号に歯が立たない感じでしたが、どんどん強化されたことで現在は単体でも最強の可能性が高くなりました。
フォルティチュードは推定10以上

怪獣9号の現在のフォルティチュードは不明ですが、フォルティチュード10以上だと推定されています。
怪獣9号のフォルティチュードは最後に判明している時点で8.5であり、識別怪獣の中では最低クラスです。
しかし、怪獣9号は登場するたびに強くなり、四ノ宮功を吸収した時点で怪獣8号と鳴海弦2人を相手に戦うほどの強さになっていました。
怪獣8号はフォルティチュード9.8なので、それよりも強いと思われる怪獣9号のフォルティチュードは10を超えると考察されているのです。
【怪獣8号】怪獣9号の登場回は?
1巻6話:防衛隊試験で四ノ宮キコルを負傷させる

怪獣8号6話に登場した怪獣9号は、防衛隊試験を受けていた四ノ宮キコルに重傷を負わせました。
怪獣9号が怪獣の姿で登場したのは、試験のために防衛隊が用意した怪獣が全滅した後です。
怪獣9号は死亡した怪獣を強化して復活させ、近くにいたキコルに攻撃して負傷させます。
怪獣9号は復活した怪獣にキコルを食べるように言って、そのまま立ち去りました。
怪獣8号(日比野カフカ)が助けに来たことで、キコルは助かっています。
2巻15話:第3部隊隊員の市川レノを負傷させる

怪獣8号15話では、怪獣9号は市川レノと古橋伊春を負傷させました。
第3部隊の新人の初任務で現れた菌類系怪獣は、怪獣9号が改造した個体でした。
怪獣9号は人間の姿で菌類系怪獣の死骸を調べていましたが、その様子をレノに目撃されてしまいます。
怪獣9号はレノに攻撃し、助けに来た伊春にも重傷を負わせました。
助けに来た怪獣8号との戦いで劣勢になった怪獣9号は、人間の姿になって逃亡しています。
7巻52話:防衛隊長官の四ノ宮功を吸収して力を奪う

怪獣8号52話では、怪獣9号は日本防衛隊の長官・四ノ宮功を吸収しています。
怪獣9号は、防衛隊本部のある東京品川区で騒ぎを起こします。
怪獣9号は2体に分裂していると思われていましたが、3体目が功と怪獣2号の力を吸収するのが目的でした。
怪獣9号は功との戦いで追い詰められますが、最終的に功とナンバーズ2を吸収することに成功しています。
四ノ宮功については以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
98話:第3部隊隊長の亜白ミナを吸収しようとする

怪獣9号は、怪獣8号98話で第3部隊隊長の吸収するのが目的だと判明しました。
怪獣9号は69話から大勢の怪獣に操り、全国群発災害を引き起こします。
防衛隊の主戦力を壊滅するのが目的と思われましたが、最大の目的は亜白ミナを吸収することと判明。
ミナを吸収することで、彼女の凄まじい砲撃能力を持つ怪獣軍団を作ろうとしていることが明らかになりました。
ミナは怪獣9号に飲み込まれてしまいますが、最新103話の時点で完全に吸収されてはいません。
亜白ミナに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
【怪獣8号】怪獣9号が不人気な理由と目的を考察
怪獣9号に魅力がないと言われるのは目的がわからないから?

怪獣9号は不人気で魅力がないと言われることが多いですが、それは目的がわからないからだとも言われています。
怪獣9号はやられてもしぶとく生き残り、どんどん強くなっていきますが、そのせいでしつこいと言われるキャラクターです。
魅力のある悪役なら、出番が長くてもしつこいとは言われないでしょう。
ただ、怪獣9号は個性が弱く過去や目的が明かされないことから、どうしても感情移入できずに魅力が感じられないようです。
怪獣9号の目的は明かされていませんが、怪獣の時代が来るというセリフから人間に取って代わるのが目的かもしれません。
今後の話で目的や過去が明かされる可能性が高い

目的や過去が不明な怪獣9号ですが、怪獣8号103話のラストで明らかになりそうな展開になっています。
103話では怪獣9号が、亜白ミナを吸収するために精神攻撃を仕掛ける展開になりました。
吸収されないように抵抗を続けるミナに対して、怪獣9号は「止められないんだよ 君にも イサオにも そしてボク自身にもね」と意味深な発言。
さらに「逃れた者は一人もイない 歴史上ただの一人も」と続けています。
怪獣9号自身も自分の力から逃れられないと言っているようで、ついに怪獣9号の正体や目的が明かされそうです。
【怪獣8号】怪獣9号についてまとめ
海獣8号に登場する怪獣9号について解説しました。
人気が低い怪獣9号ですが、作品に不可欠な悪役であることは間違いありません。
最新103話の展開から、怪獣9号の目的や正体が明かさせる可能性も高そうです。
目的や正体がわかることで、怪獣9号の印象が変わる可能性も十分に考えられます。
怪獣9号の目的や正体が明かされるのを楽しみに待ちましょう。