アニメ「鋼の錬金術師」って面白いの？ハガレンのあらすじや感想、評価をご紹介！

声優や主題歌の違い

声優もキャスティングが大きく変更されています。
主人公であるエドワードとアルフォンスは変更されませんでしたが、他は主要な人物も含めて多くのキャラクターの声優が変更になっています。主要な人物についてまとめました。

それぞれの演技を聴き比べるのも本作の楽しみ方の一つでしょう。

1期と2期の声優

また、主題歌については1期の曲を続けて使うこと無く、2期ですべて新規に用意されています。
ここでは2期の主題歌をまとめます。

1期と2期の主題歌

回によってはこの表の限りではなく、変則的に起用される場合もあります。
特に『レイン』、『ホログラム』が終盤で印象的に使われます。

アニメ「鋼の錬金術師」の魅力とは？

ここからは、原作を忠実に再現した2期についての魅力をご紹介します。

魅力①ダークな世界観とコミカルな演出のバランス

ダークファンタジーを標榜しているように、本作にはおぞましい設定がいくつもあります。

例を上げれば賢者の石です。錬金術の法則を無視した錬成を可能にすると言われる幻の物質であり、エルリック兄弟はこれの入手を目的として旅をしていました。しかし、その賢者の石を作り出すには多くの人間を犠牲にする必要がありました。兄弟が希望としてすがろうとした賢者の石は悪魔の技術の結晶だったのです。

これを筆頭にし、物語の舞台となるアメストリス国は国家規模で大きな陰謀が進められています。その陰謀の恐ろしさや、その過程で幾人もの人物が命を落とすなど、過酷な現実が兄弟に襲いかかってきます。

このような作品は往々にして視聴者にとっても息が詰まる、観ていて疲れる作品になるのですが、ダークな表現の中で本作ではたびたびコミカルな表現が用いられております。思わず笑ってしまうシーンをところどころで取り入れることで視聴者の肩の力を抜いてくれます。

緩急のついた表現により、過度に鬱屈とした気分にならず、万人に薦められる作品になっています。

人体錬成に挑むエルリック兄弟。母親との再開を目前に期待を滲ませた表情ですが、この直後に非情な現実を突きつけられます。

一方、こちらは師匠との再会シーン。兄弟にとっては恐怖の師匠との対面ですが、上述の希望に溢れた人体錬成のシーンとは対象的にコミカルに描かれています。

魅力②錬金術を駆使した巧みな戦闘シーン

錬金術は作中の法則に基づいた科学技術であり、様々な制限があります。
しかし、その制限の中からキャラクターごとにバラエティに富んだ戦闘シーンを描いています。
地形から武器を瞬時に作り出す、指から爆炎を放つ、石塊を弾丸として飛ばす、触れただけで物質を破壊するなど枚挙にいとまがないですが、この全てが作中の法則に基づいたものです。

エドワードが床から槍を錬成するシーン。この後に続く敵のセリフからエドワードが高い技量を持つことが示される印象的なシーンです。

焔の錬金術師、ロイ・マスタング。指から爆炎を放つ様は一見すると万能の魔法のようですが、空気中の可燃物を調整することにより起こす錬金術の一種です。