イムが恐れる2人の王

イムが800年間消し続けてきた歴史の中心に、デービー・D・ジョーンズとジョイボーイという2人の王がいました。世界政府の頂点に立つイムですら、この2人の存在を恐れているようです。

ロックスの問いかけに対するイムの反応から、2人とも等しく脅威だったことがわかります。単に力が強いだけでなく、世界を変える何かを持っていたのでしょう。その「何か」こそが、世界政府が最も恐れるものだったはずです。

空白の100年に滅ぼされた巨大な王国は、おそらくこの2人が関わっていた国だったと考えられます。ベガパンクが語った「滅ぼされた側が正義だったかもしれない」という言葉の重みが、ますます増してきました。

ルフィと黒ひげが継ぐ運命

ルフィ(ジョイボーイの継承者)とティーチ(デービーの末裔)という構図が、いよいよ明確になってきました。イムが恐れた2人の王の意志が、現代に蘇ろうとしているわけです。

ルフィはニカの実を覚醒させ、すでにジョイボーイの力を手に入れています。一方のティーチはデービー一族の直系として、世界の王を目指す野望を抱いているようですね。2人の対決は、単なる海賊同士の戦いではなく、800年越しの因縁の決着になりそうです。

しかし、もしかしたら最終的には2人が共闘する展開もあり得るかもしれません。真の敵はイムであり、デービーとジョイボーイも最終的には協力していた可能性があります。ルフィとティーチの関係性が、今後どう描かれるのか目が離せません。

ティーチの本名が「デービー・D・ティーチ」である可能性も示唆されています。ロックスの息子という説も浮上しており、デービー一族の血が確実に受け継がれていることがわかります。

デービー一族とバッカニア族

世界政府が800年抹殺し続けた理由

世界政府がデービー一族を徹底的に消そうとしてきた理由が、ついに明らかになりました。それは単に反乱を起こしたからではなく、デービー・D・ジョーンズが「世界の真の王」だったからです。

イムたち20人の王が作り上げた現在の世界秩序は、デービーの王国を滅ぼすことで成立したようです。だからこそ、その血を引く者たちは生きているだけで世界政府にとって脅威となります。ロックスが「デービー」の名を隠して生きていた理由も、ここにあったわけですね。

バッカニア族もまた、世界政府に迫害され続けてきた一族です。くまがゴッドバレーでロックスの家族を救ったことを考えると、バッカニア族とデービー一族には深い繋がりがあったのかもしれません。

ロックスとティーチの血統

ロックスの妻エリスと息子のティーチがくまの能力で島外に逃がされたことで、デービーの血統は確実に現代まで続いていることがわかりました。ゴッドバレー事件は、この血統を守るための戦いでもあったようです。

ティーチが孤児として生きてきた理由も、世界政府の目から逃れるためだったと考えられます。デービー一族であることを隠しながら、ひそかに「世界の王になる」という野望を抱き続けていたのでしょう。

白ひげ海賊団に長年潜伏していたのも、力を蓄えるためだったはずです。ロックスから受け継いだ約束を果たすために、ティーチは着実に準備を進めてきました。海賊島ハチノスを国にしようとしている行動も、デービー一族の復権への第一歩なのかもしれません。

あにま
黒ひげの野望には、こんな深い意味があったんだね
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