【ワンピースネタバレ考察】ガープが息子ドラゴンを脱獄させた真相とは?革命軍誕生の秘密が1166話で判明!

ゴッドバレー事件の裏で、ガープとドラゴンの親子に何が起きていたのでしょうか。

1166話で明らかになった衝撃の真実は、革命軍誕生の原点を描くものでした。父が息子に落とした「鍵」に込められた想い、そして「アンタを軽蔑する」という言葉の真意とは。

二人の決別が、世界を揺るがす革命の始まりだったのかもしれません。

ガープがドラゴンを脱獄させた経緯

ゴッドバレー事件でドラゴンが投獄された理由

ゴッドバレー事件の混乱の中、ドラゴンは海兵として参戦していました。しかし彼が目にしたのは、天竜人による残虐な「人間狩り」という信じがたい光景だったのです。無力な島の住民たちが、まるでゲームの獲物のように扱われている様子を見たドラゴンの心には、深い怒りと絶望が渦巻いていたでしょう。

この惨状を前に、ドラゴンは海兵という立場を超えた行動に出ます。島の先住民を救出するために動き、上官に銃を突きつけるという暴挙に出たのです。世界政府の命令に背くだけでなく、武器を向けるという行為は、当然ながら重罪とされました。

本来ならば即除籍、場合によっては処刑されてもおかしくないレベルの反逆行為でした。しかしドラゴンは投獄という形で命を繋ぐことになります。

ガープが息子を救出した衝撃の方法

「海軍の英雄」として祭り上げられることになったガープは、その功績と人望を使って息子を救う決断を下します。投獄されたドラゴンと対峙した際、ガープは静かに目を瞑り、そして牢の鍵をその場に落としたのです。

この行動は、ガープなりの愛情表現だったのかもしれません。息子の信念を否定せず、しかし自分の立場も捨てないという、苦渋の選択だったのでしょう。言葉を交わすことなく、ただ鍵を落とすという行為に、二人の複雑な関係性が凝縮されています。

あにま
父と息子の最後の優しさだったのかな

ドラゴンがガープを軽蔑した理由

天竜人の残虐行為を目撃したドラゴンの怒り

ゴッドバレーでドラゴンが見たものは、人間としての尊厳を踏みにじる光景でした。天竜人たちは先住民を狩りの獲物として扱い、命を弄んでいたのです。そしてガープを含む海軍は、その天竜人たちを守るために戦っていました。

息子の目には、父親が「邪悪な存在」を守る姿が映ったことでしょう。ドラゴンにとって、それは耐え難い裏切りに見えたのかもしれません。正義を貫くべき海軍が、なぜ弱者ではなく圧政者の側に立つのか。その疑問が、ドラゴンの心に深い傷を残したはずです。

ゴッドバレーでは天竜人による「人間狩り大会」が開催され、島の住民が景品の一つとして扱われていました。この非道な行為こそが、ドラゴンの人生を変える決定的な出来事となったのです。

「アンタを軽蔑する」発言の真意

投獄されたドラゴンがガープに放った「アンタを軽蔑する」という言葉は、単なる反抗期の息子の叫びではありません。これはガープが選んだ「正義」への根本的な疑問から生まれた言葉だったのです。

ガープは「海軍の英雄」として世界に知られることになりましたが、その栄誉は天竜人を守ったことへの褒美でした。ドラゴンから見れば、父親は本当の正義を見失い、世界政府の道具になってしまったように映ったのでしょう。この言葉には、失望と悲しみ、そして決別の覚悟が込められていたのかもしれません。

あにま
親子の絆が断ち切られた瞬間だったんだね

革命軍誕生の秘密

自勇軍から革命軍への転換点

海軍を脱退したドラゴンは、まず「自勇軍」という組織を立ち上げました。これは「義勇軍」と「自由」を組み合わせた名前で、世界政府に対して平和的なデモ活動を行う集団だったのです。ベガパンクを勧誘したこともありますが、「貧乏軍隊では何も作れない」と断られたこともありました。

自勇軍は戦うための組織ではなく、あくまでも対話と抗議によって世界を変えようとする平和的な集団だったのです。この時点のドラゴンは、まだ武力による革命を考えていなかったのかもしれません。

1066話で明らかになった情報によると、当時33歳のドラゴンが自勇軍の隊長を務めており、戦争を嫌う姿勢を貫いていました。

オハラ事件が与えた決定的な影響

22年前に起きたオハラのバスターコールが、ドラゴンの人生を再び変えることになります。非力な学者たちが、ただ真実を追い求めただけで暴力によって叩き潰される様子を目の当たりにしたのです。

この事件を経て、ドラゴンは決断を下します。平和的なデモだけでは世界は変えられない。戦える「軍隊」が必要だと痛感したのです。その年の内に、ドラゴンはイワンコフやバーソロミュー・くまと共に「革命軍」を立ち上げました。

あにま
オハラの悲劇が革命軍誕生のきっかけだったんだ

ガープとドラゴンの親子関係

血のつながりは本当にあるのか

ガープとドラゴンの親子関係は原作で確定しています。1166話の描写でも、ガープが息子を救うために鍵を落とすという行動を取っており、血のつながりは間違いないでしょう。

しかし興味深いのは、二人の関係性が非常に複雑だという点です。ガープはドラゴンを救いながらも、海軍という組織に留まり続けました。一方のドラゴンは、父を軽蔑すると言いながらも、その後ルフィをガープに預けているのです。

ルフィが父親の顔も名前も知らなかったことから、ドラゴンとガープの接点はゴッドバレー事件以降、ほとんどなかったと考えられます。

正義観の違いが生んだ対立

ガープとドラゴンの対立の根本には、「正義」に対する考え方の違いがあります。ガープは世界政府の腐敗を知りながらも、組織に留まることで守れるものがあると信じました。中将という立場だからこそ、部下の海兵たちを守ることができると考えたのでしょう。

一方のドラゴンは、腐敗した組織の中で正義を貫くことはできないと判断しました。世界政府そのものを打倒しなければ、真の自由は得られないという信念を持ったのです。どちらが正しいというわけではなく、それぞれの「正義」の形が違っただけなのかもしれません。

あにま
どちらも信念を貫いた結果なんだね

1166話で判明した新事実

ロックス死亡とゴッドバレー消滅の真相

1166話では、ロックスにトドメを刺したのがガーリング聖だったことが明らかになりました。ロジャーとガープの渾身の一撃を受けて動けなくなったロックスに、神の騎士団が最後の一撃を加えたのです。

そしてイム様の命令により、ゴッドバレー島そのものが海に沈められました。ルルシア王国と同じように、古代兵器ウラヌスによって消滅させられた可能性が高いでしょう。この事件の真相は歴史から抹消され、ガープだけが「英雄」として語り継がれることになったのです。

1166話の描写によると、ゴッドバレー島は「天を割る巨大な稲妻」によって破壊されました。これはイム様の能力による攻撃だと考えられています。

革命軍創設へつながる伏線

ゴッドバレー事件は、数多くの未来を変える分岐点となりました。ドラゴンは海軍を辞めて自勇軍を結成し、後に革命軍へと発展させます。ロックス海賊団は解散し、白ひげ、ビッグ・マム、カイドウがそれぞれの道を歩み始めました。

そして宝箱の中からシャンクスが発見されるという、重要な出来事も起きています。ゴッドバレーで生まれた因縁が、現代のワンピースの世界に大きな影響を与え続けているのです。この事件こそが、革命軍誕生への第一歩だったのかもしれません。

あにま
全ての始まりがゴッドバレーだったんだね
おすすめの記事