目次
【メイドインアビス】ジルオと周囲の人間の関係
リコとの関係
ジルオはリコの母であるライザの直弟子であり、リコがまだ赤ん坊の頃から付き合いがあります。
ライザはリコが2歳になると、ラストダイブ(人間が生きて戻れるか分からない深度まで探掘すること)に向かったため、ジルオはリコの育ての親となりました。
リコにとってジルオは、厳しくも良き兄貴分でありますが、リコは、遺物をちょろまかしたり、悪戯をするなど、大変な問題児であるため、ジルオにとってリコは困った妹分であるようです。
やがて、リコはアビスにいる母の下に行くために、そしてレグは自分の記憶を取り戻すために、一緒にアビスに向かおうとします。
しかし、レグが孤児院を出ようとすると、見回りに来ていたジルオに見つかってしまいます。
ジルオはレグにリコの消息を尋ねますが、レグはリコはお腹を壊してトイレに閉じこもっていると言って、誤魔化します。
その時、ジルオはレグの嘘を見破っているようであるにも関わらず、お前もついて行ってやれと言って、二人が出ていくのを黙認してしまいます。
そのうえ、ライザの封書の写しをレグの服に忍ばせて、二人がアビスに向かうのをサポートします。
普通だったら、保護者として止める所ですが、どういうわけか、ジルオはリコのアビス行きを後押しするようなことをしていまいます。
おそらく、ジルオはライザから、リコはいつか自分の意思でアビスに向かうようになると言われたことがあるかもしれません。
リコは、ライザの破天荒で、冒険を好む気質を受け継いでいるようなので、ジルオもリコがいつか勝手に冒険に行ってしまうと感じたのかもしれませんが、一番の理由は、レグがライザと会っていたことがあるようなので、彼にリコを託す気持ちで、リコのアビス行きを黙認したのかもしれません。
ライザとの関係
ジルオの師であるライザは、白笛の称号を持つ、伝説級の探掘家です。
ライザとジルオがどのようにして出会ったのかは、現時点では語られていませんが、リコが生まれたときには、すでに弟子入りしていたようです。
その当時、ジルオはまだ少年と言ってもいいくらいの年齢で、ベルチェロ孤児院の制服を着ていたことから、ジルオも孤児院育ちであると思われます。
ジルオによると、ライザは、大酒のみで、喧嘩っ早く、悪戯好きな人だったとのことなので、とても破天荒な人物だったようです。
ライザは少年時代のジルオを優秀と言っていたことから、ジルオは才能面を買われて、ライザの弟子となったようです。
もっとも、ライザがどのようにジルオを指導したのかは、語られていません。
ライザの弟子であった頃、ジルオはまだ赤笛であったためか、ライザと一緒に探掘をしたことはほとんど無いと言っていたので、実地訓練のような事はしていなかったようです。
ただ、一つ興味深い事実があるのですが、ジルオはリコとレグがアビスに向かう際、こっそりとレグの服にライザの封書の写しを渡す場面があります。
ライザの封書を正確に写し取ることができることから、ジルオは、ライザの探掘記録をまとめたり口述筆記をしていた可能性があります。
おそらく、ライザはそうやって、ジルオに探掘技術を教えていたのではないのかと思います。
オーゼンとの関係
オーゼンはライザ同様、伝説級の腕前を誇る白笛の探掘家で、ライザの師であり、戦友でもある女性です。
大変癖のある人物で、会うには相当な覚悟が必要な人物ですが、根は面倒見の良い人物で、仲良くなれば色々と力を貸してくれます。
彼女は、第二層にある探掘家達の停留基地である「シーカーキャンプ」におり、リコとレグも彼女から探掘の手ほどきを授かっています。
ジルオがオーゼンと知り合ったのは、ライザの弟子をしていた時です。
まだ、ジルオが少年だった頃、オーゼンは彼の資質を見抜いて、ジルオを気に入り、自分に弟子入りするように勧誘しましたが、ジルオはすでにライザに弟子入りしていたので、断ってしまいます。
ジルオとオーゼンはその後も交流があるのか、オースの街で奇病が流行った際、ジルオはオーゼンに助言をもらいに行っていますが、その際もオーゼンから弟子入りするように勧誘されています。
【メイドインアビス】ジルオはレグを知っていた?
ジルオとレグの出会い
レグは、リコが第一層で探掘をしていた際、ベニクチナワという生物に襲われたところを助けた者で、その正体は少年の姿をしたロボットのようです。
ベニクチナワを退散させた後、レグは気を失って倒れてしまったので、リコは孤児院にある自分の部屋に匿ったのです。
しかし、目を覚ました時、レグは自分の記憶がほとんどなく、自分がロボットであることさえもわかっていなかったようです。
レグはその後、孤児としてベルチェロ孤児院に引き取られることになり、その際、ジルオと一度面会することになりました。
この時に、レグとジルオは、初めて顔を合わせます。
この時、ジルオはあまりうるさいことを言わずに、レグを孤児院に入れるように手配しました。
ただ、リコはレグをアビスで見つけたことを、ジルオには伏せていましたが、ジルオは、レグに一言だけ「先日アビスの淵で起きたこと(ベニクチナワが現れたこと)に、心当たりはないか?」と尋ねました。
レグは、知らぬふりをしましたが、ジルオは、レグがアビスから来た存在であることを、うすうす感じ取っていたのではないかと思われます。
やがて、レグはリコとともにアビスに向かおうとしますが、見回りに来ていたジルオに見つかってしまいます。
しかし、前述した通り、ジルオは二人がアビスに向かうのを黙認するばかりか、ライザの封書をレグの服に忍ばせて、二人がアビスに向かうのを後押しします。