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ジルオはレグを知っていた?
レグとジルオは、その後、特に関りを持つことはありませんが、アビスからライザの封書と白笛が回収されたとき、運命の歯車が回り始めます。
発見されたライザの封書には、レグらしき人物について書かれている箇所があったのです。
ライザの弟子であるジルオは、このことについて、どう思っていたのかは定かではありませんが、ジルオは、ライザの封書を書き写すために、何度もこの封書を閲覧していたようなので(白笛の記録なので、封書は探掘組合が保管している)、レグがライザと関りがあることを、この時点で気づいたはずです。
また、いつも孤児院の見回りをしていたことから、レグがロボットであったことも見抜いていた可能性もあります。
また、オーゼンの元に行った際、レグの口癖である「度し難い」がライザと共通していると話しており、オーゼンも喋り方や体さばきがライザによく似ていたと言っています。
さらに、ジルオはレグが記憶を失っているということも知っていたようであり、記憶を失う前のレグは長い間ライザと一緒にいたのではと推測しています。
このことから、ジルオは、ライザとレグが関係があることをすでに知っていたようです。
【メイドインアビス】ジルオは今後どんな活躍を?
オースの街で発生した謎の奇病
リコとレグがアビスに向かった頃、オースの街では、原因不明の奇病が発生していました。
かなり重い病であるうえに、外国の医者でも治療法がわからず、すでに何人もの人間が犠牲になっています。
この病は、ベルチェロ孤児院でも発生しており、小さな子供まで犠牲になっています。
唯一わかっているのは、誕生日になると死んでしまうということと、アビスから遠ざけると、病気が治まるということです。
ジルオは原因を調査するべく、アビスの第二層にいるオーゼンの元へ尋ねました。
オーゼンの意見
ジルオは、誕生に死ぬ謎の奇病について、オーゼンに意見を求めましたが、オーゼンでも原因はわからないようです。
その一方、アビスで発見されている古代文明の中で発見された遺骨の中に、祈りのポーズで亡くなっているものがあると言い、その遺骨はアビスで発生した誕生日に死ぬ奇病で亡くなったものではないか?と推測しました。
古代人たちも、治療法も原因もわからなかったために、祈るしかなかったため、そのまま祈りを捧げた姿で亡くなったのではないかと言いました。
そして、発見された遺骨は、アビス以外の別の土地で、新しい生き方をしようと思わなかった者の末路ではないかと推測しました。
さらに、遺骨は2000年の周期で発見されており、4000年前や6000年前にも同じように祈りを捧げるポーズで亡くなった遺骨が発見されているのです。
つまり、この病は2000年ごとに起こっており、一番新しい祈りのガイコツから、現在がちょうど2000年目になるそうです。
現時点で語られている、オースの奇病に関する記述はここまでですが、今後は、リコやレグのエピソードとは別に、ジルオがオーゼン達とともに、この奇病について調べるエピソードが出てきそうです。
【メイドインアビス】ジルオのまとめ
アニメや漫画作品の法則の一つに、主人公の親は登場しないという法則があります。なぜなら、親は時として主人公の道を阻む存在になってしまうからです。
メイドインアビスのリコの親もあまり登場せず、親代わりとなっていたのはジルオです。
ジルオは普段リコに厳しい態度をとっていましたが、リコ達が旅立つときには、道を阻むことをせず、そっと後押しました。
家族と言うには微妙な間柄の二人ですが、ジルオはリコの良き養育者であったのかもしれません。
もっとも、オースで発生した奇病のエピソードのことを鑑みるに、この二人の道がどこかで交わるかもしれません。