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ワンピース史上最も危険視された海賊団の船長・ロックス・D・ジーベック。
世界政府が徹底的に隠蔽する「史上初の禁忌」とは一体何だったのか?
センゴクが語った「世界のタブーに触れすぎた男」の真の恐ろしさに迫ります。
海軍大将殺害という前代未聞の事件から、現在のイム様体制への影響まで、ロックスが残した闇の遺産を徹底考察!
38年前のゴッドバレー事件で壊滅したロックス海賊団。その船長ロックス・D・ジーベックが犯したとされる「世界のタブー」とは一体何だったのでしょうか。センゴクが語った「世界の禁忌に触れ過ぎた」という言葉の真意を探ります。
ロックスが犯した禁忌の全貌
海軍大将殺害の衝撃的真相
ロックス海賊団の凶悪さを物語る数々の事件の中でも、海軍大将クラスの高官を標的にした攻撃は世界政府にとって最大のタブーだったと考えられます。当時の海軍は今以上に世界政府の威信を背負う存在でした。
その頂点に立つ大将への攻撃は、単なる海賊行為を超えた世界秩序への直接的な挑戦として受け取られたでしょう。ロックスの「世界の王」という野望を考えると、既存の権力構造を破壊する意図があったことは明らかです。
世界政府が隠蔽する理由
世界政府による徹底的な情報隠蔽は、ロックスの行為がいかに体制の根幹を揺るがすものだったかを示しています。センゴクが「世界の禁忌に触れ過ぎた」と表現したのも、単なる犯罪行為ではなく、世界の秘密に関わる何かに踏み込んだからかもしれません。
現在でも若い海兵の多くがロックスの存在すら知らないという状況は、意図的な歴史の改ざんが行われていることを示唆しています。この隠蔽工作の規模は、マリージョアが隠す「空白の100年」に匹敵するほどです。
史上初のタブー破りとその内容
ロックスが犯した禁忌の中でも最も重大だったのは、天竜人という存在の正体に迫ったことだったのではないでしょうか。800年間世界を支配してきた彼らの秘密を暴こうとしたとすれば、世界政府が総力を挙げて隠蔽しようとする理由も理解できます。
また、古代兵器や空白の100年に関する情報を入手していた可能性も高いです。ロックスの野望が「世界の王」だったことを考えると、単なる武力による征服ではなく、世界の真実を知った上での体制転覆を狙っていたのかもしれません。
天竜人への直接攻撃説
ゴッドバレー事件では天竜人が島に滞在していたことが明らかになっています。彼らが開催していた「先住民一掃大会」という残虐な催しに対して、ロックスが直接的な攻撃を仕掛けた可能性は十分に考えられます。
天竜人への攻撃は現在でも世界最大のタブーとされており、シャボンディ諸島でルフィが天竜人を殴った際には海軍大将が即座に派遣されました。38年前の世界情勢を考えると、その衝撃はさらに大きかったでしょう。
ゴッドバレー事件の裏側
古代兵器関連の機密暴露
ロックスが「世界のタブー」に触れた理由として、古代兵器に関する重要な情報を入手していたという可能性があります。プルトン、ウラヌス、ポセイドンという3つの古代兵器は世界を滅ぼす力を持つとされており、その情報は世界政府にとって最高機密です。
ロックスがこれらの情報を公開したり、実際に古代兵器の在り処を突き止めたりしていたとすれば、世界政府が総力を挙げて阻止しようとした理由も納得できます。ゴッドバレー島が跡形もなく消えたのも、古代兵器の力が関わっていたからかもしれません。
ガープとロジャー共闘の真実
ゴッドバレー事件で最も異例だったのは、海軍の英雄ガープと海賊王ロジャーが共闘したという事実です。立場も思想も異なる二人が手を組んだ背景には、ロックスの脅威がそれほど巨大だったことがうかがえます。
ガープは天竜人を嫌っているにも関わらず、この時だけは彼らを守るために戦いました。これは単純な正義感だけでなく、ロックスの野望が実現した場合の世界的な混乱を防ぐためだったのかもしれません。
ロジャーの目的についても謎が残ります。彼は「1年だぞ!!おれが一体どんな気持ちで過ごしたか」という意味深な発言をしており、ラフテルへの到達に関わる何かがゴッドバレーにあったと推測されます。
事件後の徹底的隠蔽工作
ゴッドバレー事件後の世界政府による隠蔽工作は、その規模と徹底ぶりから見て史上最大級の情報統制だったと考えられます。島そのものが地図から消され、関係者の多くが口を閉ざしているのは偶然ではありません。
事件の真相を知る生存者は限られており、センゴクやガープといった一部の高官のみが真実を記憶している状況です。これほどまでの隠蔽が必要だったということは、ロックスが暴こうとした秘密の重要性を物語っています。
現在への影響と今後の展開
黒ひげとロックスの関係性
現在の四皇である黒ひげ・マーシャル・D・ティーチとロックスの間には、いくつかの興味深い共通点があります。まず両者ともDの一族であること、そして黒ひげの船の名前が「サーベル オブ ジーベック号」であることです。
さらに黒ひげ海賊団の拠点である海賊島ハチノスは、かつてロックス海賊団が結成された場所でもあります。これは単なる偶然ではなく、黒ひげがロックスの意志を継承している可能性を示唆しています。
白ひげが黒ひげに対して「お前じゃねェ」と言ったのも、ロックスとの関連を知っていたからかもしれません。ロックス海賊団の元船員だった白ひげだからこそ分かる何かがあったのでしょう。
イム様体制への脅威の継承
現在の世界政府の頂点に立つイム様にとって、ロックスの思想や知識を受け継ぐ者の存在は大きな脅威となります。特にDの一族が持つ「世界をひっくり返す力」は、800年間続いてきた支配体制を根本から覆す可能性を秘めています。
ルフィをはじめとするDの一族が次々と頭角を現している現状は、かつてのロックスの時代を彷彿とさせます。歴史は繰り返そうとしているのかもしれません。
イム様がルフィの手配書を所持していることや、ドレスローザでドフラミンゴが語った「マリージョアの国宝」の存在など、現在の物語にもロックスが追求していた謎の片鱗が散りばめられています。
ワンピースの最終章において、ロックスが犯した「世界のタブー」の真相が明かされることで、物語は大きな転換点を迎えることになるでしょう。彼が知り得た世界の真実こそが、現在のルフィたちが向かう先にある答えなのかもしれません。