【ワンピースネタバレ考察】王直の正体ついに判明!1155話でロックス海賊団に登場した鎧の武将の3つの秘密とは?

1155話でついに登場した鎧の武将・王直。ロックス海賊団結成時の6名のメンバーとして、ついにその正体が明らかになりました。

黒ひげに倒され海賊島ハチノスのボス座を奪われた王直には、実在の海賊をモデルとした秘密や、四皇に匹敵する強さの秘密、そして最期にまつわる謎など、多くの秘密が隠されています。

本記事では、1155話で判明した王直の正体と、彼が持つ3つの驚愕の秘密について徹底考察します。

ワンピースの長年の謎がついに解明される時が来ました。1155話で遂に姿を現した王直は、鎧を身に着けた武将として登場し、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

実在した16世紀中国の海賊をモデルとした王直の正体と、ロックス海賊団での圧倒的な強さ、そして黒ひげとの因縁について詳しく解説していきます。

王直の正体が1155話で遂に判明

鎧の武将として登場した王直の素顔

1155話のロックス海賊団結成回想シーンで、王直は立派な鎧を身に着けた武将として描かれました。これまで名前だけが語られてきた謎の人物でしたが、ついにその素顔が明らかになったのです。

鎧を身に着けた堂々たる姿は、まさに武将らしい威厳を感じさせます。右手に銃剣のような武器を持ち、左手には特殊なブレードナイフを装備している姿が確認できます。

あにま
鎧姿の王直、めちゃくちゃかっこいいじゃん!

この武将らしい装いは、後述する実在の王直が軍事的な指導者でもあったことと見事に一致しています。尾田先生が歴史上の人物を参考にしながら、ワンピースの世界観に合わせて見事にアレンジしたキャラクターデザインといえるでしょう。

ロックス海賊団結成時の6名に選ばれた理由

ロックス海賊団の結成時に選ばれた6名の中に王直が含まれていたのは、彼の実力が相当なものだったからに他なりません。白ひげ、ビッグ・マム、カイドウといった後の四皇たちと肩を並べる実力者だったのです。

当時のロックス海賊団は「最強の海賊団」と呼ばれ、その構成メンバーは選りすぐりの猛者ばかりでした。王直がその中に含まれていたということは、彼の戦闘能力や統率力が並外れていたことを示しています。

センゴクの発言によると、ロックス海賊団解散後に名を上げた海賊として「金獅子のシキ」「銀斧」「キャプテン・ジョン」と並んで「王直」の名前が挙げられています(第957話)。

海賊島ハチノスで一つの儲け話のために集められた個性豊かな海賊たちの中で、王直は特に重要な役割を担っていたと考えられます。鎧を身に着けた武将としての姿は、軍事面でのリーダーシップを発揮していた可能性を示唆しています。

王直の第1の秘密:実在した海賊王がモデル

16世紀中国の商人から海賊へ転身した王直

ワンピースの王直のモデルとなったのは、実在した16世紀中国の商人・王直(おうちょく)です。実在の王直は生年不詳で1560年に処刑された歴史上の人物で、汪直とも表記されました。

最初は塩の貿易を行う真っ当な商人でしたが、事業に失敗したことで密貿易に手を染めるようになります。その後、明の海禁政策が強化されると、日本の平戸・五島を拠点として海賊活動を開始しました。

実在の王直は徽州府歙県(現在の安徽省)出身で、青年時代は任侠の徒として知られていました。徽王や老船主とも称され、当時の東アジア海域では非常に有名な人物でした。

商人から海賊への転身というドラマチックな経歴は、ワンピースの世界観にも非常によく合致しています。実在の王直も最初は正当な商売を行っていたことから、ワンピースの王直も何らかの理由でロックス海賊団に参加することになったのかもしれません。

倭寇の頭目として恐れられた実在の人物

実在の王直は、後期倭寇の代表的な頭目として中国沿岸や朝鮮半島を荒らし回りました。1553年からの「嘉靖の大倭寇」と呼ばれる時期に、日本の五島列島を拠点として最大規模の倭寇集団を率いていたのです。

種子島に鉄砲を伝えた人物の一人としても知られており、1543年にポルトガル人を乗せた中国船が種子島に漂着した際、王直が通訳として島主と交渉を行いました。これが日本への鉄砲伝来の歴史的瞬間でした。

実在の王直は部下2千人を擁し、300人余りを乗せる大船を操って、まさに「王者さながらの生活」を送っていたと記録されています。この威厳ある姿がワンピースの鎧武将としての王直に反映されています。

平戸には現在でも王直の居城跡が残されており、彼がいかに強大な勢力を誇っていたかがわかります。このような歴史的背景を知ると、ワンピースの王直がロックス海賊団で重要な地位を占めていたことも納得できますね。

王直の第2の秘密:ロックス海賊団での圧倒的強さ

四皇クラスの海賊たちと肩を並べた実力

ロックス海賊団において王直は、後に四皇となる白ひげ、ビッグ・マム、カイドウと同格の実力者として扱われていました。センゴクの発言からも、彼らと並んで「とんでもない存在」として認識されていたことがわかります。

1096話のゴッドバレー事件の回想シーンでは、王直が他の主要メンバーと共に堂々と描かれており、その存在感は圧倒的でした。鎧を身に着けた武将としての姿は、他の海賊たちとは一線を画する威厳を感じさせます。

あにま
四皇クラスの実力者がゴロゴロいたなんて恐ろしすぎる

王直の戦闘スタイルは、右手に銃剣、左手に特殊なブレードナイフを使用する二刀流のようです。これは実在の王直が鉄砲伝来に関わった歴史とも合致しており、銃器を扱う技術に長けていた可能性があります。

海賊島ハチノスのボスとして君臨した統率力

ロックス海賊団解散後、王直は海賊島ハチノスのボスとして君臨していました。約2年前まで生存しており、海賊島の元締めとして絶大な権力を持っていたのです。

ハチノスは元々ロックス海賊団の拠点だった島で、王直がその支配権を握ったということは、彼の統率力と政治的手腕が優れていたことを示しています。単なる戦闘能力だけでなく、組織運営能力も抜群だったのでしょう。

黒ひげの発言によると、王直は海賊島ハチノスで「ロッキーポートでお前が心臓を奪った100人の海賊たち」を庇護していたとされています(第1080話)。この発言からも、王直の影響力がいかに大きかったかがわかります。

海賊島という無法地帯を統治するには、相当な実力と威厳が必要です。王直がその地位を維持し続けていたということは、彼が本当に四皇クラスの実力者だったことの証明といえるでしょう。

王直の第3の秘密:黒ひげとの最期の戦い

ロッキーポート事件で敗北した真相

王直の最期を飾ったのが、ロッキーポート事件での黒ひげとの戦いでした。この事件は、トラファルガー・ローが首謀者とされていますが、実際には複数の勢力が複雑に絡み合った大規模な騒動だったのです。

黒ひげはコビーに対して「お前のお陰でおれァ"王直"を倒し!! 海賊島のボスになれた!!」と発言しており、コビーの存在が王直討伐の鍵を握っていたことがわかります。

ロッキーポート事件の詳細は作者の尾田栄一郎先生が「描くと長くなるから今後も描かないような気がする」と明言しており、本編での描写は期待できません。しかし、その重要性は計り知れません。

王直ほどの実力者が敗北したということは、黒ひげの強さが想像以上だったか、あるいは何らかの策略が用いられた可能性があります。元ロックス海賊団の幹部クラスを倒したことで、黒ひげは四皇としての地位を確立したのです。

コビーの関与と海賊島争奪戦の裏側

ロッキーポート事件でコビーは「市民を守った英雄」として名を上げました。この事件の構図は、過去のゴッドバレー事件と酷似しており、ガープとロジャーが手を組んでロックス海賊団を倒したのと同じような状況だったと考えられます。

コビーの具体的な役割は、王直の部下たちや海賊島の市民を守ることでした。海賊島には一般市民も住んでおり、コビーは彼らを戦闘から守るために行動したのです。

あにま
コビーの正義感が黒ひげを助けることになるなんて皮肉だね

結果として、ローは海賊の心臓100個を回収して七武海入りを果たし、黒ひげは海賊島の支配権を獲得し、コビーは英雄として名を上げました。三者三様の目的が達成された複雑な事件だったのです。

王直とスリラーバーク・銀斧との関係性

1096話登場の鎧武将が銀斧説を検証

1096話のゴッドバレー事件回想シーンで登場した鎧を身に着けた武将について、ファンの間では「銀斧説」と「王直説」の両方が議論されています。時系列的に考えると、この鎧武将は銀斧である可能性が高いとされています。

なぜなら、王直はロッキーポート事件(2年後の新世界編)まで生存していたため、1096話の38年前の時点で既に死亡していたとは考えにくいからです。一方、銀斧の生死は現在も不明のままです。

1096話で登場した鎧武将の背中には斧のような武器が確認でき、これが「銀斧」の名前の由来となった可能性があります。王直の武器は銃剣とブレードナイフのため、異なる武器体系を持っていたと考えられます。

また、112巻のSBSで帽子とサングラスを着用した人物が「ギル・バスター」と判明したため、残る謎の鎧武将は銀斧か王直のどちらかということになります。時系列と武器の特徴を考慮すると、銀斧説が有力です。

モリアのゾンビ軍団との驚くべき関係

スリラーバークの将軍ゾンビの中に、王直や銀斧に似た人物が登場していたことが話題になっています。特に、鎧を着た大きなゾンビがロックス海賊団のメンバーに似ているという指摘があります。

しかし、王直に関しては時系列的に問題があります。スリラーバーク編の時点では王直はまだ生存していたため、ゾンビになっているはずがありません。むしろ、このゾンビは銀斧の可能性が高いでしょう。

キャプテン・ジョンは確実にスリラーバークの将軍ゾンビとして登場しており、モリアがロックス海賊団関連の死体を複数入手していた可能性があります。これは、モリアの情報収集能力の高さを示しています。

モリアがなぜロックス海賊団関連の死体を入手できたのかは謎ですが、彼の過去の活動や人脈を考えると、何らかのルートを持っていた可能性があります。特に、世界政府が隠蔽しようとしているロックス関連の情報を掴んでいたのかもしれません。

王直の能力と戦闘スタイル考察

鎧装備から推測される戦闘特性

王直の最も特徴的な外見は、立派な鎧を身に着けた武将スタイルです。これは単なるファッションではなく、彼の戦闘スタイルを表している可能性があります。

鎧を着用することで防御力を高め、正面からの戦闘を得意としていたと考えられます。右手の銃剣は遠距離攻撃に、左手のブレードナイフは近距離戦闘に対応する万能型の戦闘スタイルだったのでしょう。

あにま
武器も鎧も完全に武将スタイルで統一されてるね

実在の王直が鉄砲伝来に関わった歴史を考えると、ワンピースの王直も銃器を扱う技術に長けていた可能性が高いです。海賊島ハチノスのボスとして君臨していたことから、組織戦での指揮能力も抜群だったでしょう。

ロックス海賊団での役割と得意分野

ロックス海賊団において王直は、軍事面での参謀的役割を担っていたと推測されます。鎧を身に着けた武将としての風格は、戦略立案や戦術指導を行う司令官タイプの海賊だったことを示唆しています。

白ひげやビッグ・マムが個人の戦闘力で勝負するタイプなら、王直は組織全体の戦闘力を底上げする参謀タイプだったのかもしれません。実在の王直も大規模な倭寇集団を率いていたことから、統率力に長けていたのでしょう。

ロックス海賊団は「仲間殺しも絶えない」と言われるほど統制が取れていませんでしたが、王直のような参謀タイプの存在があったからこそ、一応の秩序が保たれていたのかもしれません。

海賊島ハチノスを長年支配していたということは、政治的手腕も優れていたはずです。多くの海賊たちをまとめ上げ、島の秩序を維持する能力は、まさにリーダーシップの賜物といえるでしょう。

今後の展開で王直が果たす役割

ロッキーポート事件の詳細描写の可能性

王直の死亡が確定した今、ロッキーポート事件の詳細が描かれる可能性については慎重に考える必要があります。尾田先生は「描かないような気がする」と発言していますが、王直の重要性を考えると、何らかの形で言及される可能性があります。

特に、コビーの成長や黒ひげの四皇入りに関わる重要な事件であるため、回想シーンや証言として描かれる可能性は残されています。映画や小説などの派生作品での描写も期待できるでしょう。

ロッキーポート事件は、ローの七武海入り、黒ひげの四皇入り、コビーの英雄化という重要な出来事のきっかけとなった事件です。物語の核心に関わる部分のため、何らかの形で詳細が明かされる可能性があります。

また、王直の死後も海賊島ハチノスには彼の影響力が残っているはずです。王直の元部下たちが今後の展開で重要な役割を果たす可能性もあります。

黒ひげ海賊団との因縁が物語に与える影響

王直を倒したことで黒ひげは海賊島の支配権を獲得しましたが、これは単なる勢力拡大以上の意味を持っています。ロックス海賊団の元拠点を手に入れたことで、黒ひげはロックスの意志を継承する立場に立ったのです。

王直の死は、ロックス海賊団の最後の生き残りの一人がこの世を去ったことを意味します。これにより、黒ひげがロックスの正統な後継者としての地位を確立した可能性があります。

あにま
黒ひげがロックスの息子説も考えると因縁深すぎるよね

最終章に向けて、王直の死が与える影響は計り知れません。海賊島ハチノスを拠点とする黒ひげ海賊団と、ルフィたち麦わらの一味との最終決戦において、王直の遺産や影響力が何らかの形で物語に関わってくる可能性が高いでしょう。

王直という偉大な海賊の物語は終わりましたが、彼が残した影響は今後のワンピースの展開において重要な要素となりそうです。

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