【転スラ】ヴェルザードは世界最強竜種の長女!強さ・究極能力・ギィとの関係を解説
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

ヴェルザードは、転スラに登場する最強種族・竜種の次女で魔王ギィの相棒です。
能力で北の大地を永久凍土に変えていますが、本当の彼女の能力は凍結ではありません。

ヴェルザードの強さや能力、ギィとの関係について解説します。

【転スラ】ヴェルザードとは?

白氷竜と呼ばれる竜種の長女でヴェルドラの姉

公式サイトのヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前井口裕香
種族竜種
称号白氷竜、氷の女帝
EP約8000万(推定)
所属不明
究極能力嫉妬之王レヴィアタン忍耐乃王ガブリエル氷神之王クトゥルフ
声優井口裕香

ヴェルザードは転スラ世界で最強種と呼ばれる竜種の次女で、暴風竜ヴェルドラの姉です。
普段は白い髪に青い瞳を持つ少女の姿をしていますが、能力を発動させると瞳が金色に変化します。

この姿は能力を抑えた状態であり、能力を全開にすると大人の女性の姿になり、瞳の色も常に金色の状態に。
現在は自身の能力で凍り付いた北の大地に、相棒の魔王ギィ・クリムゾンと共に住んでいます

竜種は以下の4人しかおらず、全員が兄弟という扱いです。

  • 長男ヴェルダナーヴァ
  • 長女ヴェルザード
  • 次女ヴェルグリンド
  • 次男ヴェルドラ

創造神であるヴェルダナーヴァは消滅したまま復活せず、現在は存在していません。
ヴェルダナーヴァの娘のリムルはハーフなので竜種ではありませんが、ヴェルザードの姪に当たります。

穏やかに見えて好戦的で嫉妬深い

ギィと戦うヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは理性的で穏やかな性格に見えますが、実際は好戦的で相当に嫉妬深いです。

ヴェルザードは物腰は柔らかいですが、ギィと初めて出会った時はいきなり勝負を挑むほど好戦的でした。
一緒にいるようになった後もギィより強くないという思いを秘めており、戦いに対する執着が強いです。

また、ギィが興味を持った相手にすぐに嫉妬しており、Web版では嫉妬心から究極能力まで獲得しています。

【転スラ】ヴェルザードの強さ・能力・技を解説


現存する竜種の中では最強

大人の姿になったヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは現存する竜種の中では最も強く、作中でも最強クラスの実力者です。
ヴェルザードは竜種の中ではヴェルダナーヴァに次ぐ実力者で、彼女とまともに戦える相手はほとんど存在しません

作中では互角に戦えたのはギィだけで、過去のヴェルドラは全く歯が立たなかったようです。
力を抑えた少女の状態でヴェルグリンドと戦っていますが、一度も負けたことはありません。

暴走状態のミリムの攻撃も軽々とあしらっており、技量も非常に高いことがわかります。

凍結能力を持つが属性は氷ではない

ヴェルザードのアップ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

氷の女帝とも呼ばれ凍結能力を操るヴェルザードですが、その属性は氷ではありません。

ヴェルザードは凍結能力で戦うことが多く、住んでいる土地は彼女の魔力で永久凍土になっています。
ギィの居城である白氷宮も、ヴェルザードの魔力で作られた城です。

作中では以下のような技を披露しています。

大気獄壁エアウォール破壊不可能な氷の壁に相手を閉じ込める
雪結晶盾スノークリスタル水蒸気を凍結させた巨大な氷壁で攻撃を防ぐ
作中で最強クラスの防御性能を持つ
白氷宮はこの能力で維持されている

しかし、ヴェルザードは運動エネルギーを停止させることで物体を凍結させており、彼女の力の本質は氷や凍結ではありません

能力の本質は事象の停止

驚くヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードの能力の本質は、あらゆる事象を停止させることです。

分子を止めることであらゆるものを凍らせ、空気中の水の分子を止めることで氷を生み出しています。
分子運動を停止させて物質の結合力を奪うことで、凍結させるどころか粉々に砕くことも可能です。

凍れる世界エターナルワールドは停止の能力を象徴する技で、物質だけでなくスキルまで停止させることができます。
時間も止められるため、時間停止に対応できないとヴェルザードに勝つのは不可能です。

もちろん、ヴェルザード本人は時間が停止した世界でも問題なく活動できます。
また、この能力でヴェルザードは自身の膨大な魔力の放出を完全に抑えることが可能です。

【転スラ】ヴェルザードのスキルを解説


究極能力・嫉妬之王は全てを劣化させる

氷壁の上に立つヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

嫉妬之王はあらゆるものを劣化させ、劣化した分のエネルギーを吸収する究極能力です。
敵の能力を下げると同時に、ヴェルザードの力は強化されていきます。

格上の相手にも通用するため、能力が発動すれば負けることはほぼありません。
冷極消失凝収覇ホワイトアウトアブソーブはこのスキルを利用した技で、ヴェルグリンドを弱体化させて本人はエネルギーを回復されていました。

究極能力・忍耐之王は万物を固定化する

20巻表紙のヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

あらゆるものを固定する究極能力で、防御に特化したスキルです。
水の分子を固定して氷の壁を作ることが多いですが、どんなものでも固定して壊すことができない状態にできます。

強力ですが天使系の究極能力なので、天使長の支配を持つ者に操られるリスクもあります。

Web版では究極能力・氷神之王も獲得

氷神之王はWeb版に登場した究極能力で、忍耐之王と嫉妬之王を統合して獲得しています。
両方の権能を操ること以外は詳細不明ですが、天使系と大罪系を統合することで天使長の支配から逃れました

【転スラ】ヴェルザードの過去を解説

ヴェルダナーヴァに認められたギィに嫉妬し死闘を繰り広げる

ヴェルダナーヴァのシルエット
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは兄のヴェルザードに認められたギィに嫉妬して、三日三晩戦い続けた過去があります。
ギィはヴェルダナーヴァに認められ、世界を見守る調停者の役割を与えられました。

悪魔のギィが兄に認められたことに嫉妬したヴェルザードは、彼に戦いを仕掛けました
負けるはずがないと思っていたヴェルザードですが、星の地軸に影響が出るほどの戦いを繰り広げることになります。

ヴェルザードは究極能力を持っていましたが、ユニークスキルしかないギィと全くの互角でした。
ギィの実力に納得したヴェルザードは、相棒として行動を共にするようになり、強い好意を持つようになります。

暴れ回るヴェルドラを何度も消滅させる

ヴェルドラの気配を感じるヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは破壊を続けるヴェルドラを躾けようとして、何度も消滅させています。
ヴェルザードは暴れ回る弟をしつけるために、何度も消滅するほどの攻撃を加えていました。

ヴェルザードは愛情からしつけをしている意識しかありませんでしたが、ヴェルドラの方は完全に姉を恐れるように
竜種は消滅しても復活するため、ヴェルザードは全く遠慮せずに弟を攻撃していたようです。

それどころか竜種は消滅して復活すると人格が変わることがあるため、ヴェルドラを消滅させて性格を矯正しようとしています。
ヴェルザードはここまでしても、弟に怖がられていることに気づいていませんでした。

【転スラ】ヴェルザードの登場シーンと活躍

レオンとの会談で初登場

ギィの隣に立つヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードは、魔王誕生編で描かれたギィとレオンの会談で初登場しました。
アニメでは、42話の「魔王たち」に登場します。

ヴェルザードはギィとレオンが話をする場に現れ、レオンに挨拶していました。
レオンに対してそっけない態度でしたが、ヴェルドラが復活したと聞かされます

ヴェルザードは弟の気配が微弱なことを感じ、弱っていると思っていました。
ヴェルドラの封印を解いたかもしれないと聞かされ、リムルに関心を持つようになります。

ワルプルギスに参加するか聞かれますが、魔王に興味がないと言って不参加でした。

再会したヴェルドラをボコボコにする

ヴェルザードとヴェルドラとラミリス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ヴェルザードはテンペストに訪れた際にヴェルドラと再会、手合わせしてボコボコにしています。
ギィと一緒にテンペストにやって来たヴェルザードは、リムルと出会います。

リムルと話して弟に恐れられていると知ったヴェルザードは、会って話をすることに
自分が愛情でお仕置きしたと話したヴェルザードは、ヴェルドラの成長を確かめようとします

地下迷宮で戦うことなった2人ですが、結局ヴェルザードの圧勝でした。
再び痛めつけられたことで、ヴェルドラのトラウマは強くなったかもしれません。

とはいえ、ヴェルザードは弟がかなり強くなったことを実感します。

ギィを裏切り天使側の戦力に

18巻のミカエル・フェルドウェイ・ヴェルザード
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

野望終焉編で天使軍の攻撃が始まると、ヴェルザードはギィを裏切って天使側について戦うことになります。
フェルドウェイは天使長の支配でヴェルザードを支配し、彼女はギィの敵になってしまいます。

ヴェルザードはギィの城を破壊し、天使軍の本拠地に去っていきました。
その後、エルドラドでギィと戦いを開始しますが、ヴェルザードは洗脳されたフリをしていたことが発覚。

ヴェルザードは戦いという思いとギィに対する愛情から、本気で戦うために敵側になったのです。
彼女が満足しない限り戦いは終わらないと悟ったギィは、全力で戦う決意をします。

【転スラ】ヴェルザードと関係の深いキャラ

魔王ギィ・クリムゾンは行動を共にする相棒

玉座に座るギィ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ギィは最初の魔王で、ヴェルダナーヴァに認められて世界を守る調停者となった存在です。
ヴェルザードは太古の昔にギィと戦って以降、彼のことを認めて相棒として行動を共にするようになりました。

ヴェルザードは彼の役に立ちたいという思いが強く、異性としても強い好意を抱いています。
一方でギィより強くないという欲望もあり、中々複雑な関係です。

数千年以上一緒にいると思われますが、Web版では最終章でようやく好きだと告白していました。

ギィに関しては以下の記事で詳しく解説しています、
興味のある方は是非チェックしてみてください。

ヴェルグリンドは妹

14巻表紙のヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

竜種の次女であるヴェルグリンドは、ヴェルグリンドの妹でヴェルドラの姉でもあります。

炎を操る灼熱竜ですが、能力の本質は加速であり、加速による熱で炎を生み出しています
停止を司るヴェルザードとは正反対の能力を持っていると言えるでしょう。

ヴェルドラの教育については放任主義で、過激なヴェルザードとは度々揉めていました。
結局姉の方針に従って彼女もヴェルドラをボコボコにしていたらしく、弟には恐れられています

ヴェルザードとはよくケンカしていたようですが、仲は悪くありません。
ヴェルドラが倒されたと思った時は怒り狂っており、兄弟への愛情は深いです。

ヴェルグリンドに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】ヴェルザードについてまとめ

転生したらスライムだった件に登場するヴェルザードについて解説しました。

Web版では嫉妬心に付け込まれて操られていますが、書籍版ではギィと本気で戦うために洗脳されたフリをしていることが発覚しました。

味方に戻るのは間違いないと思われますが、Web版と異なる展開が待っているはずです。
ギィとヴェルザードの戦いがどんな展開になるのか楽しみに待ちましょう。

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