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第1082話にて、バギーは海賊王を目指すと宣言しました。これで、現四皇全員がひとつなぎの大秘宝、つまりラフテルを目指すことになります。
そこで今回は、第1082話の動向からひとつなぎの大秘宝やラフテルについて考察していきます。
バギーは海賊王を目指す?

まずは、第1082話で明らかになったバギーの今後の見通しについて解説していきます。
クロコダイルやミホークに止められながら口上を始める
第1082話では、クロスギルドの本拠地であるカライ・バリ島での様子が描かれました。
現在もなお、クロコダイルとミホークに良いように使われているバギーですが、バギーは2人を抑えて次のような口上を始めます。
「なァお前ら!!!お前らよォ!!!何を夢見て海へ出た!?次の瞬間死ぬかもしれねェお前らの命は叫んじゃいねェか!?現実に甘えた腰抜け共よ
”一番欲しい物”に手を伸ばせ!!!お前らにはおれがついてる!!!取りにいくぞォ!!!”ひとつなぎの大秘宝!!!」
この発言は、あくまで軍事国家の設立という目的を持っていたクロスギルドも、海賊王の争奪戦に名乗りを上げたということになります。
今回のバギーは覚悟を持っている
ただ、これまでもバギーは海賊王というキーワードを口にしていました。
そのため、今回もまた周りに乗せられて出たハッタリなのではないか、という反例が出されるでしょう。
しかし、今回のバギーは覚悟を持って上記の口上を行っています。
それが分かるように、命をかけてもいいという覚悟を示していますよね。
目の前に天敵であるクロコダイルやミホークがいる仲、堂々と宣言したバギーは本格的に海賊王を目指し始めるのでしょう。
バギーが海賊王を目指すと発言した背景
このようにバギーが本格的に海賊王を目指すと発言した背景に、シャンクスの存在がありました。
バギーとシャンクスは同じロジャー海賊団で冒険を共にした旧知の仲です。
しかし、両者は対立した様子が本編では描かれていました。
そんなシャンクスがラフテルを目指し動き始めたという情報をバギーは手に入れたようです。
これはおそらくシャンクスがキッド海賊団を壊滅させ、ロードポーネグリフの写しを奪ったという事件のことでしょう。
この情報を知って、バギーもまた海賊王争いに参加することを意識し始めたと考えられます。
バギーとシャンクスの過去回想

次に、第1082話で描かれたバギーとシャンクスの過去回想について触れていきます。
バギーはシャンクスを羨んでいた
先述したように、バギーとシャンクスは対立しています。
しかし、バギーはただシャンクスのことを羨んでいただけのようです。
シャンクスは幼少期から有望で、ロジャーたちにも気に入られていました。
それに気づいていたバギーはロジャーの次の世代の王はシャンクスだと考えていたようです。
そのため、バギーはシャンクスの船に乗り込むつもりでした。
ラフテルを目指さないシャンクスに失望
しかし、当時のシャンクスは「気が変わった…今の所目指す気はねェかな…」とラフテルを目指さないとバギーに宣言します。
この発言に対してバギーは大きく失望し、シャンクスと対立するようになりました。
ただ、シャンクスはロジャーたちがラフテルに行く際、「行くんだったらおれ達はいつか自分の船で行くよ!!」と発言しています。
つまり、シャンクスはもともとラフテルに行くつもりだったことが分かります。
シャンクスが心変わりした時期
では、いつシャンクスは心変わりしたのでしょうか。
結論からいうと、ラフテルから帰ってきたロジャーに何か質問をしてその答えを聞いたときだと考えられます。
時系列に並べると下記のようになります。
- ロジャー海賊団がラフテルを見つける
- バギーが高熱になり、看病のためシャンクスは残る←この際、まだシャンクスはラフテルを目指している
- ロジャーたちがラフテルから帰ってきて、何か質問をする
- ロジャー海賊団が解散
- ロジャーが公開処刑される
- バギーにラフテルを目指さないことを明かす
つまり、心変わりしたとすれば、上記の3が最も可能性が高いと言えます。
シャンクスがラフテルを目指さなかった理由考察

次に、シャンクスがラフテルを目指さなくなった理由を考察していきます。
ロジャーの意志
シャンクスがラフテルを目指さなくなった理由として、ロジャーの意志を察したからだと考えられます。
ロジャーはひとつなぎの大秘宝を見つけた際、「おれ達は…早すぎたんだ」と発言しています。
また、「誰が見つけるんだろう」と次に見つける人に期待をしていました。
ここから、ロジャーは次の世代にラフテルを見つけてもらうため、大海賊時代を始めたと考えられます。
ラフテルとDの一族の関係性
しかし、誰がラフテルに行ってもいいというわけではないでしょう。
ロジャーは第576話で描かれた白ひげとの会話の中で、”D"という名にこだわっていました。
また、ロジャーの言い回しから、”D"とはラフテルと大きく関わりがあると考えられます。
つまり、Dの一族がラフテルにたどり着くことをロジャーは願っているのではないでしょうか。
シャンクスは天竜人の血を受け継いでいる
しかし、シャンクスはおそらく天竜人の血を受け継いでいます。
というのも、シャンクスはFILM”RED"にてフィガーランド家であることが明らかになりました。
フィガーランド家は、世界政府の最高権威である五老星の発言から明らかになっており、その口ぶりから天竜人の可能性が高いと考えられています。
天竜人はDの一族にとって天敵の存在です。
そんなシャンクスがラフテルを目指すことは、ロジャーの意志に反していると考え、シャンクスはラフテルを目指さなかったのだと考えられます。
それぞれの「とる」の表現の意味

最後に、これまでひとつなぎの大秘宝を「とる」と発言したキャラクターたちの表現の仕方から、ラフテルについて核心をついていきます。
ビッグ・マムとカイドウの「獲る」
まず、ビッグ・マムとカイドウは「獲る」と表記されていました。
「獲る」という書き方は、「狩りや漁などで生き物を捕まえること」を意味する際によく使われます。
つまり、ビッグ・マムやカイドウは武力でひとつなぎの大秘宝を獲りに行くという意識が強かったのだと考えられます。
この考察を裏付けるように、カイドウはひとつなぎの大秘宝を獲りに行くと宣言する前に、古代兵器について触れています。
古代兵器を手に入れることで、武力を強化し、ひとつなぎの大秘宝に近づけると考えたのでしょう。
長らく四皇に位置し、ロックス海賊団に所属していた2人ですから、ラフテルについての情報を持っている可能性が高いと考えられます。
そんな2人がひとつなぎの大秘宝獲得のために武力が必要だと考えていることから、武力もラフテルには必要なのかもしれません。
シャンクスの「奪る」
次に、シャンクスは「奪る」と表記されていました。
「奪る」という表記は一般的には存在しません。
ただ、奪う表現を使う際に「取る」よりも「奪る」と表記するほうが伝わりやすいことから、小説や物語においてよく使われます。
奪うということは、ひとつなぎの大秘宝は現在誰かのものであるということになります。
それは、やはりDの一族のものということではないでしょうか。
そのため、相対する天竜人の血を受け継ぐシャンクスにとっては奪う意味を込めた「奪る」と表記されているのだと考えられます。
バギーの「取る」
最後に、バギーは「取る」と表記されていました。
「取る」という書き方は、一般的に「手につかむ」ようなことを意味します。
ここから、ひとつなぎの大秘宝は「もの」であることが考えられます。
バギーは世界中の財宝を集めようと動いてきました。
そんなバギーにとって、ひとつなぎの大秘宝もまた、財宝の一つであると考えられます。
また、気軽に「取る」と表記されていることから、バギーはDの一族である可能性も考えられます。
バギーはこれまでシャンクスと相対した関係にありました。
実際、北極か南極かの論争はファンの間でも有名ですよね。
天竜人の相対にはDの一族があるでしょう。
ここから、バギーはDの一族である可能性が考えられます。
そして、Dの一族であるからこそ、バギーは「取る」と言えたのではないでしょうか。
第1082話の考察のまとめ
いかがだったでしょうか。今回は第1082話の考察をしてきました。
いよいよ本格的にひとつなぎの大秘宝やラフテルの概要が明かされようとしています。今後も目が話せませんね。