目次
いよいよ他のプレイヤーと遭遇し、死滅回游の本格的な戦闘が始まった呪術廻戦。
分断された虎杖と伏黒、それぞれの様子が今回は描かれていました。
日車への手掛かりとなる情報も登場しましたね。
不穏な動きを見せる人物にも注目の「東京第一結界➁」です。
『呪術廻戦』前回161話のおさらい
前回は、結界に侵入したものの分断されてしまい、それぞれ戦闘を開始する虎杖と伏黒の様子が描かれました。
虎杖は、飛行系の術式を所持する「羽生」という女性と、プロペラ状の頭部をした男性「羽場」と遭遇していました。
彼らに合図係として使われていた男性「甘井」は、虎杖を知っている様子でした。
一方、伏黒は「お願いを聞いてあげてもいいけど、そのかわり私のお願いを聞いて!」という女性・麗美と遭遇します。
ひとクセもふたクセもありそうな彼女ですが、なんと日車の居所を知っているとのこと。
伏黒は、彼女に案内させることにしたのでした。
いよいよ、すでに参加しているプレイヤーと接触した2人の、今回はそれぞれの様子が描かれました。
『呪術廻戦』162話ネタバレ①|虎杖、羽場を圧倒!
やっと読者の気持ちを代弁してくれたな…
— な (@__na_00) October 17, 2021
#wj46 #呪術本誌 pic.twitter.com/rtpsb9TskH
前回、羽生に遭遇したときと同様、投擲での攻撃に出る虎杖。
しかし羽場のプロペラに阻まれ、有効打にはなりませんでした。
通じないと見るや、走り出した虎杖は、なんとジャンプして羽場の足につかまります。
体勢を崩された羽場は、地面に叩き落されました。
これで対空戦を回避できたかと思いきや、羽場のプロペラは鉄筋をも断つ強度にできるというものでした。
室内戦に持ち込んだ虎杖の作戦は、一見破られたかに見えました。
頭頂部のプロペラを虎杖に向け、羽場は殺到します。
この瞬間こそが、実は虎杖の真の狙いだったのです。
「どんなに固かろうが、頭は頭、急所だ」
「攻撃さえ届けば、カチ割れる……!」
突っ込んできた羽場のプロペラに、虎杖の迷いのない一撃が繰り出されます。
羽場の頭と、虎杖の拳、どちらにも傷がつきました。
「拳が砕けたか」
と笑う羽場の脇腹に、今度は虎杖の痛烈な蹴りが入ります。
「別に砕けちゃいねぇよ」
手をひらひら振る虎杖ですが、言葉のとおり、さほど重傷ではなさそうです。
この勝負、虎杖の圧勝でした。
改めて、虎杖の強さと、身体能力の高さを思い知った読者が多かったようですね。
『呪術廻戦』162話ネタバレ②|謎の男・甘井凛
圧倒的に怪しいのは麗美ちゃんだけど、覚えてるか?って言った後すぐに訂正するのだいぶ怪しかったぞ甘井くん。ほんとに一方的に知ってるだけなら「あれお前西中の虎じゃね?」みたいな感じにならんか?
— 鍵兎 (@KeyRabbit_) October 17, 2021
やっぱ麗美ちゃんミスリードかねえ #呪術本誌 pic.twitter.com/41f545Qc8S
気絶してしまった羽場に、日車のことを聞き出そうとする虎杖。
そこへ、近づいてくるひとりの人物がいました。
羽生と羽場に、合図係にされていた甘井です。
「久しぶり。覚えてるか?」
と話しかける甘井ですが、虎杖にはまるで心当たりがないようです。
不審に思われたと感じたらしい甘井は、「俺が一方的に知っているだけだ」と訂正しました。
虎杖は中学時代、「西中の虎」という異名で呼ばれた有名人でしたね。
この異名は、第1話でも登場しています。
同じく第1話では、「陸部の高木と西中の虎杖が勝負するんだよ!」というセリフもありました。
虎杖の人並み外れた身体能力は、彼が呪術師になる前から有名なものだったようです。
甘井はどうやら、そちらの関連で虎杖を知っている人物、ということのようでした。
中学時代の異名で呼ばれた虎杖は、「同じ地元の方でしたか!!」と言っていました。
先週から注目されていた甘井ですが、フルネームは「甘井 凛(あまい りん)」。
虎杖とどこでどういう接点が?!という疑問は、今回「中学時代の虎杖を一方的に知っていた」というものだったことがわかりました。
甘井の上着には「糖」文字があるのが確認できます。
苗字にちなんだデザインなのでしょうね。
『呪術廻戦』162話ネタバレ③|伏黒と麗美の珍道中
呪術本誌 pic.twitter.com/YId0DDpEgU
— ミラ (@Mikanatako) October 17, 2021
麗美と同行することにした伏黒は、想定と外れる事実を告げられていました。
好戦的な相手は、過去の術師だとばかり思っていた伏黒ですが、麗美は違うようです。
彼女の話の要点をまとめると、次のような事情があることがわかりました。
・初めから結界の中にいたプレイヤーは参加して今日で12日
・非術師と違い、出る・出ないという選択をすることができなかった
・「殺らなきゃ殺られる」「戦う理由を探している間はない」
・その過程で力に溺れていく術者もいた
つまり、麗美や羽場たちは、問答無用で12日間も戦いを強いられてきたわけですね。
先週伏黒が言っていた「現代の術者であれば情報交換しよう」という見込みは外れ、情報収集がしにくくなったことを意味しています。
また、これだけの日数を生き抜いてきたわけですから、麗美の実力も侮れないのかもしれません。
同じく、生存してきた羽生や羽場も、相手が虎杖だったから勝てたということなのでしょう。
死滅回游はどうやら、読者が思っていた以上に、過酷な戦いの場になっているようです。
これらの現実を理解した伏黒は、「虎杖に余計なこと言っちまったな……」と感じていました。
別行動への不安が高まったのは、読者も同様だったようです。
『呪術廻戦』162話ネタバレ④|日車への手掛かり?!
甘井は仙台市民だったから、虎杖の事一方的に知ってたんだな
— いっしぃ (@Issy_Bzbro) October 17, 2021
しかし『西中の虎』は黒歴史感があるw
甘井・麗美どちらかがこの不退転さんの所に連れてく役って事で、虎杖と伏黒は暫く合流できそうに無いな…
で、不退転さんのレシートは術式関連?
ただの経理の人では無いだろうけど#呪術本誌 #wj46 pic.twitter.com/itXeti3ZgX
行き先を教えようとしない麗美に、伏黒が詰め寄ります。
麗美は、「行き先を教えたらその後アンタが私を殺さない保証がない!」と主張しますが、伏黒も譲りません。
「着く前にオマエが死んだらどうすんだ」
この伏黒の言葉に麗美は「だから!!アンタが守るんでしょーが!!あとオマエって呼ぶな!」と言い返しています。
一見、愉快な珍道中に見えてきてしまいますね。
一方の虎杖は、麗美と同様「日車の居場所を知っている」と言う甘井に案内してもらうことにしました。
伏黒・麗美組と違い、何だか呑気な道中に見えます。
しかし、麗美と甘井の告げた「行き先」が食い違っており、今回最大の不安と衝撃が読者にもたらされました。
麗美「日車は新宿にいる」
甘井「日車は池袋にいる」
当分、虎杖と伏黒は合流できそうにありませんね。
そして、不安要素はさらにありました。
暗い室内で無数のレシートを吊るしている、半裸の男性の存在です。
「いつになったらあの子は、次のカモを連れてきてくれるのかな?」
呟く男性の左腕には、「不退転」の文字が読み取れます。
甘井と麗美、どちらかが彼の言う「あの子」ということなのでしょうか。
そして、日車はいったいどこにいるのでしょうか。
『呪術廻戦』162話の感想と考察!
いかがでしたか?
またしても、謎の人物の登場で幕引きになってしまいましたね。
「不退転さん」と便宜上呼ばれている彼は、何者なのでしょうか。
甘井と麗美、どちらかは本当に日車の居場所を知っているのでしょうか。
虎杖か伏黒、どちらかは日車に辿りつけるのでしょうか。
過去・現代を問わず、参加中の術師は皆戦闘モードというのも気にかかります。
今後の移動中も、今回のようにいきなり襲撃される可能性があるわけですよね。
虎杖と伏黒が無事合流できるかという心配が、さらに根の深いものになっている状況と言えます。
そして気にかかるのが、佐々木といい今回の甘井といい、仙台にいた頃の虎杖の知人たちが登場している点です。
虎杖が宿儺の指を飲み込んだことから、すべては始まったのでしたよね。
それすらも仕組まれたことだったのでは?という考察は、だいぶ以前からあります。
虎杖の出生の秘密が明かされる瞬間が、近づいているのでは?という気がしてきますよね。
物語が大きく動いている呪術廻戦「死滅回游」編。
来週も必見ですね。