【転スラ】ラプラスの驚きの正体とは?中庸道化連最強の魔人の強さ・能力・過去を解説
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

ラプラスは転スラに登場する中庸道化連の魔人の1人です。
見た目に反してかなり強いキャラクターで、正体はかなり意外なものでした。

ラプラスの強さ・能力・過去・驚きの正体について解説します。

【転スラ】ラプラスとは

享楽の道化(ワンダーピエル)を名乗る中庸道化連副会長

お道化るラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前ラプラス(本名サリオン・グリムワルト)
称号享楽の道化ワンダーピエロ
種族妖死族デスマン
所属中庸道化連
存在値100万強
ユニークスキル詐欺師アザムクモノ未来視ミエルモノ
声優中井和哉

 

ラプラスは享楽の道化と呼ばれる魔人で、中庸道化連の副会長です。
中庸道化連会長のカザリームの復活と世界征服を目的に暗躍しています。

物語の黒幕的存在であるユウキ・カグラザカとは協力関係ですが、ユウキがカザリームを復活させたことで彼をボスと仰ぐように。
ユウキを信頼しており、書籍版ではユウキもラプラスや中庸道化連を仲間と認めています。

十大魔王の1人であるクレイマンとは中庸道化連の同僚であり、彼にとって親友であると同時に師匠のような存在です。
中庸道化連の中で、なぜか1人だけ関西弁のような話し方をします。

人を食った態度だが仲間思いで優しい

踊るラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

人を食った態度を取ることが多いラプラスですが、優しい性格で仲間のためには自分を犠牲にできるいいやつです。

デスマンになる前から家族のためにわが身を顧みずにカオスドラゴンと戦い、天使軍との戦いでは仲間の盾になるように敵の攻撃を受けています。

世界征服を目指す目的も仲間と楽しく暮らせるようにするためで、利己的なものではありません。
また、不要な殺しを避けるために、敵と戦わずに逃げることが多い性格です。

フットマンやティアのように精神が未熟なわけではなく、中庸道化連の中ではかなりまともな人物でもあります。

【転スラ】ラプラスの強さ・能力・スキルを解説


存在値は高くないが強さは中庸道化連最強?

ラプラスの強さはロイ・ヴァレンタインより上
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラプラスは中庸道化連の中ではそれほど存在値は高くありませんが、戦闘能力は最強かもしれません。
ラプラスの存在値は100万より少し上とされる程度でクレイマンの次に低いですが、道化の中では間違いなく最強です。

全盛期のカザリームと互角のロイ・ヴァレンタインにも勝利しています。
アニメ2期最終回でロイを倒したラプラスの強さに驚いた視聴者は多かったです。

新月でロイが弱体化していたせいで勝てたと本人は言っていましたが、実際は新月でなかったとしても勝てたようです。

ユウキを含む中庸道化連のメンバーを複数同時に相手にして対等に戦っており、ユウキより強い可能性もあります。
ラプラスが道化の中で別格に強いのは、生前の強さと戦闘経験によるものが大きいです。

ユニークスキル:詐欺師(アザムクモノ)は相手の認識を操作可能

ロイの核を抜きとったラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

詐欺師は相手の認識を操作して、錯覚させる能力です。
相手の視覚に作用して、目に見える物を別の物に見せることができます。

武器を無害なものに見せて油断させたり、槍をナイフと錯覚させて間合いを誤らせて攻撃可能。
自分を死体に見せて逃げるなどの使い方もできます。

応用の効く能力であり、ラプラスの戦闘経験も豊富なため、非常に厄介です。

ユニークスキル:未来視(ミエルモノ)で望んだ未来を選択できる

トライニーと対峙するラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

未来視は、数秒先の未来の可能性を見通す能力です。
数秒先に起こる可能性を複数見ることで、自分にとって有利な未来を選択できます。

これから起きることがわかるため格上相手にも有効な攻撃ができ、何も通用しないと判断して逃げることも可能。
詐欺師が通用する相手かどうかもわかる上に、併用することで相乗効果も生まれます。

【転スラ】ラプラスの正体と過去


正体は勇者サリオン・グリムワルトでシルビアの夫

シルビア登場
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラプラスの正体は勇者サリオン・グリムワルトで、エルフの祖であるシルビアの夫です。
サリオンはエルフの勇者で、魔導王朝サリオンの名前の由来になった伝説の人物でもあります。

魔導王朝サリオンを興した天帝エルメシアは、サリオンとシルビアの娘です。
また、エラルド公爵はサリオンの実の弟であり、ラプラスはさまざまな人物と血縁関係にあります。

サリオンはエルメシアが生まれる前に行方不明になったため、娘と面識はありません

カオスドラゴンとの戦いで致命傷を負うがカザリームの禁呪で復活

カオスドラゴンになったガイア
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

勇者サリオンはカオスドラゴンとの戦いで致命傷を負い、カザリームの禁呪で妖死族のラプラスとして復活しました。

かつて、超魔導大国ソーマがミリムの怒りを買ったことで滅ぼされ、ミリムの子竜はカオスドラゴンとなります。
カオスドラゴンは破壊の限りを尽くし、首都ソーマの跡地で暴れていました。

サリオンはカオスドラゴンと死闘を繰り広げ追い払いますが、体の半分を失ってしまいます
カザリームはデスマンになれば助かるかもしれないと提案し、サリオンは了承

サリオンは記憶を失いますがラプラスとして復活し、カザリームの部下になったのです。

【転スラ】ラプラスの登場シーンや活躍を解説

ガビルに反乱を起こさせオークディザスターの敗北を見届ける

ガビルと出会うラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラプラスは森の動乱編で初登場し、ガビルが反乱を起こすように仕向け、オークディザスターがリムルに敗北したのを見届けています。
中庸道化連はオークロードを新しい魔王にするために、戦争を起こすつもりでした。

ラプラスはガビルが首領にならないと、リザードマンはオークに負けると言って反乱を起こすように仕向けています
狙い通りにオークロードはオークディザスターに進化しますが、リムルに敗北。

オークディザスターが負けたのを見届けたラプラスは、そのことをユウキに報告しました。

魔王ロイ・ヴァレンタインを倒してクレイマンの死亡を仲間に報告

ロイに止めを刺すラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラプラスはロイ・ヴァレンタインに勝利し、クレイマンが死んだことを仲間に報告しました。

魔王誕生編のラプラスはルミナス教を探るために、ルベリオスの聖地である奥の院に侵入。
奥の院に魔の気配を感じたことをユウキに報告に行き、復活したカザリームと再会しました。

魔王達の宴が行われる中で、再び奥の院に侵入します。
対峙したロイからクレイマンの死亡を聞かされ、嘲笑われたことで怒りのままに彼を殺害

仲間がクレイマンの死を悲しむことを想像し、享楽の道化らしく笑いながら涙を流します。
聖魔対立編で仲間にクレイマンの死亡を伝えた時は、自分が怒りを買うことで仲間の悲しみを和らげようとしました

ユウキの指示でテンペストに帝国の情報を伝える

撤退するラプラス
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

テンペストと帝国が戦争になった際は、ユウキの指示でリムルに帝国の情報を伝えました。
帝国を乗っ取ろうとするユウキは、リムルと手を組もうとします

ユウキの命令でテンペストに向かったラプラスは、トレイニーやソウエイから攻撃を受けますが、リムルに話を聞いてもらえることに。

ラプラスは、テンペストの中に帝国の人間が入り込んでいることを伝えます
既に裏切りが起こっていましたが、リムルはユウキと手を組めるかもしれないと考えるように。

異次元に囚われるがリムルの力で脱出

14巻表紙のヴェルグリンド
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

竜虎激突編でラプラスはテンペスト陣営と共に異次元に閉じ込められますが、リムルの力で脱出できました。

ラプラスは再度使者としてテンペストを訪れますが、カザリームが精神支配を受けてフットマンとティアが拘束されてしまいます。
ラプラスは仲間を助けるために、リムルに頼んでテンペストの幹部を連れて帝国に転移

しかし、帝国の干渉で転移先を変えられてしまい、ラプラスたちは異次元に幽閉されてしまいます。
リムルの力であっさりと異次元を奪取できたラプラスは、仲間を助けるためにドアルゴンに向かうことに。

しかし、操られたユウキの攻撃を受けてしまい、危ういところをディアブロに助けられます。

素顔をシルビアに見られて記憶を取り戻すがユウキと一緒に消滅

ジャヒルに貫かれるユウキ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ラプラスは妻のシルビアに声をかけられて以前の記憶を取り戻しますが、ジャヒルの攻撃を受けてユウキと共に消えてしまいました。

カザリームはレオンの領地を攻撃する命令を受けますが、完全に操られていないため、逃げようとします。
カザリームから連絡を受けたラプラスは助けに向かいますが、支配された仲間から攻撃を受けることに。

レオンを助けに来たシルビアが参戦し、実は正気だったユウキが仲間の洗脳を解いて中庸道化連は逃亡しようとします。
しかし、フットマンはジャヒルに完全に自我を乗っ取られてしまい、仲間を攻撃。

ラプラスの素顔を見たシルビアは、夫だと気づき声をかけます
妻の声で記憶を取り戻したラプラスですが、ジャヒルの攻撃を受けてユウキと共に消滅

しかし、シエルは2人が何らかの方法で生存した可能性を示唆しており、後で登場するかもしれません。

【転スラ】ラプラスと関係の深いキャラクター

カザリーム

公式サイトのカザリーム
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

 

中庸道化連の会長で300年前まで、十大魔王の1人だった人物です。

元々は超魔導大国ソーマの王女でしたが、魔導大帝ジャヒルによって、醜い容姿に変えられました。
カザリームが顔を隠すために仮面を付けていたのに合わせて、中庸道化連の道化は仮面を付けています。

ユウキの用意したホムンクルスに受肉して、王女の頃に近い外見になりました。
現在はユウキの秘書のカガリとして行動しています。

ソーマの首都からカオスドラゴンを追い出すために戦ったサリオンの命を救うために、妖天冥産でラプラスに生まれ変わらせました

ラプラスはサリオンだった時の記憶はありませんが、命を救われたことでガザリームに深く感謝しています。

カザリームに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

ティア

公式サイトのティア
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ティアは涙目の道化の異名を持つ中庸道化連のメンバーで、幼い少女のような外見です。
元々はガザリームの侍女でしたが、ソーマが滅んだ時に死亡し、妖天冥産でデスマンとして復活しました。

存在値はかなり高いですが初めて作られたデスマンだったため、精神が未熟になっています。
技量も知能も低いため、戦闘能力は中庸道化連の中では2番目に弱いです。

中庸道化連の仲間の中では、妹のような存在でラプラスからも可愛がられています。

ティアに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。

フットマン

公式サイトのフットマン
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

フットマンは怒りの道化と呼ばれる中庸道化連のメンバーで、肥満体型の男性です。
王女のガザリームに仕えていましたが、ティアと同様にデスマンになりました。

陽気な性格ですが、精神が未熟で怒りを爆発させやすいです。
存在値はかなり高いですが、知能も技量も低いため、そこまで強くはありません。

仲間思いの性格でしたがジャヒルに体を乗っ取られてしまい、仲間を攻撃してラプラスとユウキを消滅させました

【転スラ】ラプラスについてまとめ

転生したらスライムだった件に登場するラプラスについて登場しました。
初期から悪役として登場していますが、元々はエルフの勇者という驚きの正体を隠していました。

書籍版では生死不明になっていますが、Web版ではリムルの味方になったので生きている可能性は高いです。
勇者としての記憶を取り戻したラプラスの今後に期待しましょう。

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