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2024年5月9日発売の週刊ヤングジャンプ23号に掲載されるキングダム第796話のネタバレ情報と考察をご紹介します。
キングダムネタバレ最新話795話のおさらい
キングダムネタバレ最新話795話①関常離脱に苦戦
関常率いる玉凰隊は乱戦から離脱することに苦戦
多くの味方が倒れていく中、最後の力を振り絞りやっとの思いで離脱
関常の離脱に出くわした王賁は王翦の敗走を知り驚く
キングダムネタバレ最新話795話②王賁頭角を現す
王賁は番陽と関常に玉凰本体を任せ飛信隊の脱出を命じる
この先重要となる戦力は、玉凰・楽華・飛信隊であると声を張り上げた
王翦さながらの軍総指令の視点を持つ命に、番陽と関常は驚きながらも隊を進める
キングダムネタバレ最新話795話③飛信隊、玉凰とともに撤退を図る
飛信隊の元に早馬が到着し、王翦の敗走が伝えられる
悔しがる信に河了貂が一喝し、撤退の動きを始める
袁環軍が追撃の体制に入ったことにより、離脱が困難となる
番陽と関常の到着により、飛信隊はともに離脱を図る
キングダムネタバレ最新話795話④楊端和早々に動く
秦軍左翼では、右翼とほぼ同時刻に王翦の敗走が伝わっていた
楊端和は逆に自軍の被害を抑えれていることが救いだとつぶやく
楊端和軍は早々にフィゴ族の殿により撤退する策を立てはじめる
番吾の城は落とせないことを確信した楊端和は、キタリの元へ急ぎ撤退の早馬を送る
キングダムネタバレ最新話795話終了時の状況まとめ
番吾の戦い|各軍の構成
秦軍(計25万) | |
中央軍(12万) | ・本陣に王翦軍5万 ・倉央・糸凌軍3万 ・田里弥軍1万 ・亜光軍3万 |
遊軍(3万) | ・玉鳳軍2万 |
右翼(3万) | ・羌瘣率いる飛信隊2万 ・王賁率いる玉鳳軍1万 ・李信率いる飛信隊1万 |
左翼(7万) | ・楊端和率いる山の民連合軍7万 |
秦軍の構成25万のうち、20万は宜安攻めのときに無傷だった北東部隊が参加しています。
残りの5万は、おもに王翦と楊端和連合軍の兵です。
趙軍(計30万) | |
中央軍(10万) | ・司馬尚軍3万 ・カン・サロ軍2万 ・ジ・アガ軍2万 ・楽彰軍2万 ・フーオン軍1万 |
遊軍(4万) | ・李牧・カイネ軍1万 ・傳抵軍3万 |
右翼(9万) | ・馬南慈軍3万 ・馬風慈軍1万 ・舜水樹軍3万 ・骨珉伯軍2万 |
左翼(7万) | ・袁環率いる宜安軍7万 |
趙軍の構成は、李牧軍が最低数の1万と少なくなっています。
中央に配置されている「司馬尚軍」「カン・サロ軍」「ジ・アガ軍」は、秦軍にとって情報が圧倒的に少ない武将です。
番吾の戦い|各軍の戦況状況
秦軍左翼
秦国敗走の知らせを受け、楊端和はフィゴ族に殿を要請し、離脱の準備をはじめます。さらに番吾の城は落とせないと確信した楊端和は、戦いに小隊で向かっていたメラ隊に対し、撤退の早馬を送りました。
秦軍中央
中央後方では、撤退した王翦を司馬尚が追っている現状。李牧の策によって趙軍は残兵を殲滅する動きに入り、中央に残っていた王翦軍は壊滅してしまいます。
関常率いる玉鳳凰が離脱に成功し、王翦の元へ向かっていた王賁と再会。王賁の命により、玉凰隊ほぼ全軍で飛信隊の救出に向かいます。その後、王賁は王翦の元へ急ぎ向かうこととなりました。
秦軍右翼
土塁の砦から戻った信率いる飛信隊は、右翼の隊と合流しました。早々に追撃の態勢に入った袁環軍に苦戦するも、王賁の名を受けた玉凰隊が到着したため、ともに離脱を図ります。
秦陣営の登場人物
配置 | 名前 | 人物 |
中央 | 王翦 | 六代将軍で無敗の男 軍略の才で上り詰めた李牧と並ぶ偉才 番吾の戦いで敗れる |
亜光 | 王翦軍の第一将 防御力が高く崩れない陣形が特徴 司馬尚に討ち取られ戦死 | |
田里弥 | 王翦軍の第三将 王翦軍随一の知将で殺傷部隊としても活躍 楽彰から受けた傷により戦死 | |
倉央 | 王翦軍の第四将 先人を切って自ら剣を振るう特攻タイプの将軍 | |
糸凌 | 倉央軍の副将で倉央とは男女の関係 圧倒的なスピードで部下を置き去りにしてしまう カン・サロに受けた傷で戦死 | |
遊軍 | 王賁 | 玉鳳隊の隊長で王翦の息子 幼い頃より鍛えられた槍で正確な突きで的を圧倒 |
右翼 | 信 | 飛信隊の隊長 奴隷出身で天下一の大将軍になることが目標 同期の蒙恬や王賁とは肩を並べ成長し合っている |
羌瘣 | 飛信隊の副長で信からプロポーズを受けている 呼吸を使う巫舞と呼ばれる剣術を使う | |
左翼 | 楊端和 | 六大将軍で山の民を率いる王女 戦闘力の高い山の民を武力で束ねている |
バジオウ | 山の民軍の副将で楊端和へ厚い信頼を持つ 高い身体能力と突出した攻撃力で山の民一の戦闘力 | |
キタリ | 山の民軍内メラ族の族長 番吾の戦いでは壁を助け出すために戦線を離脱 |
ついに王翦を総大将、楊端和を副将軍として、番吾の戦いの火蓋が切られました。
秦軍は李牧の巧妙な罠に困惑しつつも、趙国を落とすべく尽力を尽くします。
趙陣営の登場人物
配置 | 名前 | 人物 |
中央 | 司馬尚 | 趙の最強の武将の一人 難民・流民が集まりできた青歌城(国)の城主 |
カン・サロ | 青歌軍の第一将を務める 司馬尚に次いで青歌最強の武将 | |
楽彰 | 青歌軍の第二将を務める 宜安の戦いで飛信隊と交戦 | |
ジ・アガ | 青歌軍の将軍 宜安の戦いで狼孟軍副将を務める 青歌一の剛腕を持つと言われている 糸凌に討ち取られ戦死 | |
遊軍 | 李牧 | 趙国三大天 明晰な頭脳を持ち巧妙な策で戦う 秦国にとって最大の脅威 |
カイネ | 李牧軍 李牧の護衛を務め密かに思いを寄せている | |
傳抵 | 李牧軍 カイネに好意を抱くも相手にされていない | |
右翼 | 骨珉伯 | 李牧が不在の間雁門軍の将軍を務める 高い攻撃力を持ち宜安の戦いも参戦 |
舜水樹 | 李牧軍の副官で李牧に次ぐ智将 観察力が鋭くわずかな情報で戦況を把握 | |
馬南慈 | 李牧軍の副官で李牧軍随一の猛将 「雁門の鬼人」の異名を持つ | |
馬風慈 | 李牧軍で馬南慈の息子 骨珉伯とともに宜安の戦いに参戦 | |
左翼 | 袁環 | 宜安軍将軍 落ち着いた言葉遣いで部下思い |
趙軍は前回の宜安の戦いで、壁含む毒に倒れた秦軍を捕虜として捕まえています。その後、捕虜たちに大掛かりな罠を作らせていたのです。
さらにこの番吾の戦いこそが李牧の「本命」だったということが、李牧と馬南慈との会話で判明します。
番吾の戦いまとめ
李牧の策と司馬尚の猛攻により、秦国は敗北した結果となってしまいました。
李牧の発言により、番吾の戦いの目的は「王翦の首を取りに行く戦い」だったということが判明しています。
李牧は機動性の高く厄介な飛信隊(信)を、早々に土塁の砦と地下道で動きを封じることによって本陣の援軍へ向かうことを阻止。右翼の空いた穴を埋めるために、本陣の側で遊撃を務める予定だった玉凰隊の戦力を分散させ、司馬尚軍の突撃を容易にさせます。
さらに中央にいた、防御力の高い亜光軍と攻撃特化の倉央軍に司馬尚軍の将軍をあてることで、王翦の元へたどり着けないように配置しました。
左翼は地形により完全に中央・右翼と分離。趙軍右翼に趙国の主力を固めたのも、楊端和軍が王翦軍の次に高い兵力であり、番吾の城へ行軍する配置となることを予想していたのでしょう。趙国の右翼がだらだらと戦っていたのも、秦国が撤退する際に追撃する体力を残すためでした。
これにより、秦軍は本陣への襲撃を許す形となってしまい、味方の援軍がない状態でほぼ壊滅状態。その後倉央と亜光が援軍に間に合うも、司馬尚の猛攻により亜光は戦死し、王翦は敗北の道を辿ることとなってしまいました。
さらに総大将の敗走だけでは番吾の戦いは終結せず、李牧は残兵を徹底的に殲滅するよう、趙国の各将軍に命を出します。
李牧は最も厄介な桓騎を討ち取った後、続いて王翦の首を徹底的に取りに行くことで、秦国の侵攻を止めようと考えていたのです。