
目次
ナユタは、チェンソーマン第1部の最終回から登場したキャラです。
ナユタは第1部最大のネタバレに関わる存在で、第2部でも非常に重要なキャラになってきます。
ナユタの正体や能力、読み切り作品「予言のナユタ」との関係などを考察します。
【チェンソーマン】ナユタとは誰なのか?性別や何歳なのかも考察
ナユタの正体は生まれ変わった支配の悪魔

ナユタの正体は、第1部で死亡した支配の悪魔(マキマ)の生まれ変わりです。
デンジに食べられたマキマは、97話で完全に死亡して地獄に転生したと考えられます。
しかし、マキマが死亡してから間もなく、支配の悪魔はナユタとして現世に転生しました。
中国で見つかったナユタを、岸辺が強奪してデンジの前に連れてきました。
マキマは幼いせいかマキマとはまるで雰囲気が違いますが、ぐるぐる模様の目や犬と仲が良いなどの共通点があります。
地獄に生まれたはずの支配の悪魔、あまりに早く現世に転生しています。
そのため、生まれ変わったところを他の悪魔に狙われて、すぐに殺された可能性もありそうです。
ポチタが支配の悪魔を彼女と発言

ナユタに関しては、性別がわからないという意見もあります。。
初登場時の服装が男の子っぽいこともあり、実はナユタは男ではないかという意見もあるのです。
ただ、初対面でデンジがお嬢ちゃんと呼んでおり、ナユタ本人も岸辺も訂正していません。
ポチタも支配の悪魔のことを彼女と言っているため、性別はマキマと変わらないと考えられます。
第2部でも、デンジはナユタを妹みたいなやつと言っていました。
年齢は不明だがその後は小学校に通っている

第1部のナユタは、マキマが死亡してまもなく登場したので0歳の可能性が高いです。
ただし、第1部の時点で会話が可能で、ある程度成長した姿でした。
第2部では年齢は不明ですが、小学校に通っています。
実年齢は学校に行ける年齢ではないと思われますが、同級生と比べて違和感のない外見です。
学校にはかなり熱心に通っているようで、「学校があるから」と言ってキガへの協力を断った際は「学業最優先」と煽り文が書かれていました。
デンジは、ナユタを大学に行かせるために学費を貯めています。
性格がパワーに似ていると話題に

第2部でのナユタの性格が、パワーに似ていると話題になりました。
初登場時はあまり感情が感じられない雰囲気のナユタでしたが、デンジと暮らした影響か元気で生意気な性格に。
第1部と第2部で対比になるようにVサインをするシーンがありますが、第2部での表情は生気に溢れていました。
食事から野菜を取り除くシーンが描かれているところに、パワーとの共通点が感じられます。
第1部ではパワーはデンジの妹と呼ばれましたが、第2部ではナユタが妹のポジションになったようです。
元ネタは予言のナユタ?

ナユタは、チェンソーマンの作者の読み切り漫画「予言のナユタ」のセルフオマージュかもしれません。
予言のナユタに角が生えた少女・ナユタが登場しますが、顔や髪形はチェンソーマンのナユタによく似ています。
予言のナユタは、世界を滅ぼす少女と予言されたナユタとその兄ケンジの物語です。
予言を恐れた民衆によってナユタは、世界を滅ぼす存在になっていきます。
しかし、ナユタを最後まで信じたケンジのおかげで世界は救われます。
民衆のせいで歪んでいくナユタはどこかマキマのようでもあります。
チェンソーマンのナユタが、どんな存在になるのかはデンジに委ねられているのでしょう。
作者が影響を受けた漫画「ABARA」にも那由多という名の女性キャラがおり、こちらもナユタの今後に影響するかもしません。
【チェンソーマン】ナユタの能力
支配した相手の自我・記憶・感覚を操作できる

ナユタは支配した相手の自我・記憶・感覚を操作する能力を持っています
デンジの家に来たヨルを支配して犬に、変えてしまいました。
更に、人間に戻した後は記憶も書き換えています。
悪魔の味覚も変えていることから、感覚も操作できることがわかります。
簡単に悪魔を支配しているところから、かなり強力な能力といえます。
デンジと対等の関係になったせいで弱体化しているという説もありますが、基本的にはマキマと同じ能力が使えそうです。
動物を操ってデンジを監視している?

ナユタは動物を操ってデンジを監視している可能性があります。
第2部になってから、カラスが空を飛ぶシーンが挿入されることが多いです。
特にカラスは話の展開と関係ないため、ナユタがカラスを操っている伏線ではないかと言われています。
カラスはアサが登場するシーンで絵が描かれているため、アサを監視していると言われていました。
しかし、ナユタはアサのことを特に知らなかったため、アサを監視していた可能性は低いです。
デンジとアサは学校が同じため、デンジを見張っている可能性の方が高いでしょう。
独占欲の強いナユタが、デンジを監視していてもおかしくありません。
ただ、今のところナユタがデンジを監視いるような描写がないので、考えすぎの可能性もあります。
子供な上にすぐ死ぬので強さは大したことない?

ナユタの能力は強力ですが、あまり強くない可能性が高いです。
マキマは非常に強かったですが、支配の悪魔は肉体的な強度は人間並とされています。
マキマが致命傷を負うと日本の国民が変わりに死ぬ契約なっていました。
しかし、マキマの時に結んだ契約は、ナユタには適応されないでしょう。
子供で体力的に弱いと思われるナユタは、敵の攻撃を受けたら簡単に死ぬ可能性が高いです。
ただ、能力か強力なので戦い方次第では、敵にとって非常に厄介な存在でしょう。
【チェンソーマン】支配の悪魔がナユタに転生できた理由を考察
チェンソーマンに食べられた悪魔は、存在が消滅するとされています。
しかし、デンジに食べられた支配の悪魔はナユタに転生しました。
なぜ、支配の悪魔は転生できたのかについて考察します。
デンジの影響

支配の悪魔が転生できたのは、デンジの影響とも考えられます。
デンジはマキマを食べましたが傷つけるつもりなく、愛ゆえの行動だと話していました。
デンジにマキマを完全に消滅させるつもりがなかったから、支配の悪魔はナユタとして転生できたのではないでしょうか?
- 人間の姿の時に食べた場合はチェンソーマンが食べたことにならない
- デンジはチェンソーマンの力を全て使えるわけではない
などの理由も考えられそうです。
チェンソーマンが弱体化したから

支配の悪魔が消えなかったのは、チェンソーマンか弱体化した影響とも考えられます。
マキマの策略でチェンソーマンはヒーローとなり、恐怖が薄れたことで明確に弱体化していました。
その影響でチェンソーマンは、食べた悪魔を消滅させられなくなったとも考えられます。
チェンソーマンの正体や能力については、第2部で判明するかもしれません。
第2部でもチェンソーマンはヒーローのままなので、弱体化の問題は深堀りされる可能性が高いです。
チェンソーの悪魔が消滅を望んでいない

支配の悪魔が消滅しなかったのは、チェンソーの悪魔が消滅を望んでいない可能性もあります。
マキマはチェンソーマンに26回殺されたと語っていますが、食べられたことは一度もありません。
マキマは不満を言っていますが、これはチェンソーマンがマキマを消滅させるつもりがないとも考えられます。
デンジの夢の中で、ポチタは「支配の悪魔は他者と対等の関係を築きたかった その夢を叶えてあげて欲しい」と言っていました。
ポチタ(チェンソーの悪魔)は、支配の悪魔が救われれることを望んでいた可能性が高いです。
チェンソーの悪魔が支配の悪魔を救いたかったのなら、消滅しないのは当然かもしれません。
【チェンソーマン】ナユタがVサインをした理由
マキマと共通点の多いナユタがデンジにVサインする

ナユタはマキマと共通点が多く、同じ行動も取っています。
ナユタとマキマの共通点や同じ行動は以下の通りです。
- 目のぐるぐる模様が同じ
- デンジの指を噛む
- 指を噛む力も同じ
- 犬と仲が良い
- 食パンを話題にする
ナユタがマキマと共通点が多く、同じ行動を取るのはマキマの生まれ変わりだと印象付けるためでしょう。
しかし、ナユタはマキマが一度もしていないのに、読者がマキマを思い出す行動も取っています。
それは、Vサインです。
デンジがVサインをマキマに見せていた

ナユタが取っている行動は、基本的にマキマがデンジと一緒にいた時に見せたものです。
しかし、Vサインはデンジが、マキマに対して見せたものでした。
ナユタがVサインをしたことは、97話のデンジの発言を根本から覆す可能性があります。
マキマはデンジを見ていないわけではなかった?

97話でデンジは、マキマは「俺んことなんて最初から一度も見てくれてなかったんだ…」と言っていました。
しかし、マキマの生まれ変わりであるナユタは、デンジにVサインをしています。
ナユタがVサインをしたのは、前世でデンジのVサインを見たことを思い出したからとも考えられます。
デンジが思っているほど、マキマはデンジを見ていなかったわけではないのかもしれません。
デンジの匂いを覚えていなかったマキマですが、デンジに倒されて考えが変わったとも考えられます。
【チェンソーマン】ナユタの登場回
第1部97話:岸辺がデンジにナユタを託す

チェンソーマン97話で、マキマこと支配の悪魔はデンジに食べられて死亡しました。
しかし、97話のうちに転生した支配の悪魔・ナユタが、岸辺に連れられてデンジの前に登場。
ナユタはマキマの時の記憶を持っていませんが、岸辺はこのまま育てられてマキマのような性格になることを危惧していました。
岸辺は「デンジ君 コイツお前に任せるわ」と言い、ナユタをデンジに預けて姿を消します。
デンジは、ナユタを連れ帰るとマキマの犬たちと一緒に眠りにつきます。
夢の中でポチタが現れ、「誰かに抱きしめてもらいたいという夢をデンジがかなえてくれた」と言います。
ポチタは「家族に憧れていた支配の悪魔の夢もかなえて欲しい」と発言。
「どうやって?」と尋ねるデンジに、ポチタは「たくさん抱きしめてあげて」と笑顔で返します。
デンジに抱きしめられたナユタは、犬にも囲まれ幸せそうに眠っていました。
第2部119話:ヨルを能力で犬に

第2部ではナユタは、119話から本格的に登場します。
デンジはアサを映画に誘いますが、安上がりだからデンジのアパートでビデオを見ることに。
一緒にビデオを見ようとしますが、アサの体を乗っ取ったヨルがデンジにキスします。
その時ナユタが帰宅し、ヨルの頭部に鎖を打ち込んで犬に変えてしまいます。
ヨルの姿は人間ですが、行動は完全に犬になっていました。
デンジに元に戻すように言われたナユタは、もう仲良くしないことを条件にヨルを人間に戻します。
この女は嫌な匂いすると言っていたので、アサが悪魔と契約していることをなんとなく理解しているようです。
アサとヨルは記憶を消されて、デンジにデートをすっぽかされたと思い込んでいました。
第2部131話:能力でデンジを救う

131話ではナユタが支配の悪魔の力で、デンジを救っています。
落下の悪魔に襲われたデンジとアサは、芋虫のような悪魔に飲み込まれてしまいます。
しかし、ナユタは悪魔を支配して、人間の味を糞に変えることでデンジたちを救出
その後、黒幕のキガがナユタに接触し、このままでは人の時代が終わって悪魔の時代になるといいます。
ピザや中華料理がなくなるから、悪魔の時代は嫌だというキガにナユタも同意。
キガはナユタに協力を求めますが、ナユタは学校があるから無理と断ってしまいます。
第2部132話:ナユタの学校を公安の部隊が襲撃

132ではナユタが学校に通う様子が描かれました。
普通の子供のように学校生活を楽しんでいますが、給食ではデザートを渡すようにクラスメイトに命令。
あっさりデザートを手に入れた様子から、支配の力をクラスメイトに使っているようにも見えます。
その時、公安の部隊がナユタの学校を襲撃し、彼女を拉致。
公安は、デンジはチェンソーマンになったらナユタを殺すと脅迫
しかし、デンジはチェンソーマンになりたいし、ナユタが殺されるのも嫌だと説得を受け入れません。
要求を受け入れていないのに公安の男がナユタを連れて来てしまい、デンジとナユタは帰宅。
不自然なタイミングで解放されたため、公安の男はナユタに支配されている可能性もありそうです。
【チェンソーマン】ナユタについてまとめ
チェンソーマンに登場するナユタについて考察しました。
公安はナユタを人質にしてデンジがチェンソーマンになるのを止めようとしています。
しかし、デンジがチェンソーマンにならない展開はありえないでしょうし、ナユタも大人しくしているとも思えません。
2人が幸せな生活を送ることを望む読者も多いですが、かなりの困難が待ち受けていそうです。
チェンソーマン第2部の今後の展開に注目しましょう。