呪術廻戦ネタバレ203話|羂索vs脹相激戦!九相図兄弟GO!!

最初から、羂索の手の内を探るのが目的だった脹相。
その目論見は、やはり羂索には見透かされていました。

面白くないと切り捨てられ、虎杖を不幸の中心と言われ、脹相は奮起します。
しかし、今羂索が器としている夏油傑は、特級と呼ばれた術師の一人でした。
その実力の差が、じりじりと脹相を不利に追い込みます。

読者の声援が深夜から止まなかった第203話「血と油②」のネタバレです。

呪術廻戦前回202話のおさらい

天元と九十九由基は、12年前の出来事について話していました。
当時、天内理子のほかにも星漿体はいたようです。
しかし、天内理子ほどの素質を持ったものはいませんでした。

結局、同化は果たせなかったものの、特にその後問題は生じていない天元。
それは自然なことであり、同化失敗ではなく「いつかはこうなること」と感じていたようでした。
そんな天元に、九十九は怒りを示します。

九十九由基も、かつては星漿体でした。
犠牲の上に安定を成り立たせておきながら、それがなくても大丈夫でした、では、これまでの犠牲はなんだったのか。
星漿体の声を聴くことができる九十九には、天元の発言は許しがたいものだったのです。

しかし、羂索の襲来によって会話は中断されてしまいました。
迎え撃つのは、脹相です。

脹相は、天元は羂索に会うつもりはないことを伝えます。
一方の羂索も、脹相にはガッカリさせられたと発言。
さらには、死滅回游は既に役割を終え、ならしは完了しているとも言っています。

羂索は、呪霊の可能性も探っていたのでした。
そして、日本人1億人を天元と同化させ、一億人の呪力を持った呪霊を生み出そうとしていたのです。

その理由は、面白いと思ったから。

それだけの理由でことを起こした羂索に、脹相は攻撃を開始するのでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話203話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話203話の考察|脹相はどう戦う?

呪胎九相図の脹相と、生みの親である羂索。
相性だけで見るのであれば、だいぶ脹相は不利に思われます。

唯一活路となりそうなのが、脹相のオリジナル技である「超新星」でしょうか。
あれは、脹相が長い年月をかけて編み出した独自の技でしたよね。

ただ、赤血操術のひとつであることを考えると、羂索相手には通用しない可能性も考えられます。
かつて、加茂憲倫の肉体を使っていたことが、羂索はありましたよね。

そうなると、赤血操術は知り尽されているのではないか、ということも考えられます。
脹相が羂索に一矢報いるには、何か他の起爆剤となるものが、必要であるように思われます。

呪術廻戦ネタバレ最新話203話の考察|九十九はどう戦う?

羂索と、考え方が似ていることが語られた九十九由基。
特級術師のひとりで、元星漿体であることも明らかになりました。

しかし、彼女の術式や戦闘スタイルは、まだ明らかにされていません。

脹相戦がどう動くかにもよりますが、羂索が脹相を撃破してしまったら、次はおそらく彼女の戦闘になるはずです。
「特級」のひとりの九十九は、どう戦うのでしょうか。

有力な説としては、「式神を使うのでは?」という説があります。
これは、初登場時に九十九が呪霊を連れていたことが、根拠として挙げられています。

式神を使う術式は、珍しいものではないということも、これまでに判明していますよね。
ただ、ありふれた術式なのであれば、並大抵の技や実力では「特級」にはなれないはずです。

例えば、伏黒の術式を上回るような何らかのポイントが、九十九の術式にはあると考えられるでしょう。

呪術廻戦ネタバレ203話

呪術廻戦ネタバレ203話|「死ぬよ」

単独で羂索との戦闘に赴く前、脹相は九十九に「一人でやらせてくれ」と申し出ていました。

理由は、2人がかりで戦っても、脹相は九十九の邪魔になってしまうから。
先に脹相が羂索にぶつかり、手持ちの呪霊や術式の情報を九十九に渡せれば、それがベストなはずです。
また、羂索が領域展開を行った場合、術式が焼き切れている間に九十九が羂索を急襲することもできます。

これらの事情を踏まえ、脹相は単身で羂索を迎え撃ったのでした。
命の危険は、九十九に言われるまでもなく、承知の上で、です。

戦いに赴くにあたり、脹相は九十九にはっきり言っていました。

「奴さえ殺せればそれでいい」と。

呪術廻戦ネタバレ203話|不幸の中心

赤血操術で、果敢に脹相は攻め込みます。
しかし、すべての技を見切っているかのように避ける羂索には届きません。
脹相の必殺技である「超新星」すら、雑魚呪霊で切り抜けられてしまいました。

下級の呪霊を惜しみなく使う羂索に、脹相は問います。
「悠仁で何を企んでいる?」

対する羂索の答えは、
「器であることが役割」「虎杖悠仁は始まりの狼煙」
というもの。

宿儺を宿した虎杖が生き続ける限り、呪いの連鎖が続く、と言うのです。
これを、脹相ははっきりと否定しました。

「不幸の中心はオマエだ!断じてっ 悠仁じゃない!!!」

この脹相の言葉は、多くのファンが「ド正論」という反応を見せた言葉でもありました。
電子版が公開された深夜帯から、脹相関連の単語がツイッターのトレンドワードに入っていたほどです。

虎杖自身ですら、自分を責めているらしいことが判明している昨今の状況。
脹相のように、真正面から虎杖を守る存在のありがたさを、再認識した読者も多かったようです。

呪術廻戦ネタバレ203話|特級とは

奮起する脹相ですが、やはり相手が悪すぎるようです。
生みの親である加茂憲倫(羂索)で、しかも器は特級術師・夏油傑です。
失敗作と罵られ、「低級呪霊しか使う必要が無い」とまで言われても、反撃できません。

羂索は、脹相が斥候の役割のために出て来たこともまた、承知していました。
手の内を開示しないためにも、呪霊操術と低級呪霊しか使うつもりはないのです。

もてあそぶように脹相を傷めつけながら、羂索は語ります。
「術師の特級が、何を意味するのか」。
羂索曰く、「単独での国家転覆が可能であること」が特級術師とされるモノ、とのことです。
五条悟が、これに相当する力を持っていることは以前から描かれていました。
そして今回、羂索によって夏油傑もまた、特級と呼ばれるにふさわしい実力者である理由が語られるのです。

夏油傑の術式は、呪霊操術。
異形の軍隊を持つことができる術式です。
低級呪霊でも、呪力で強化し群れを成して指揮に従えば、1級相当の術師もたやすく制圧できる。

これを、脹相への攻撃で示してみせました。
大打撃を負わされた脹相は、起き上がることができません。

呪術廻戦ネタバレ203話|「九相図兄弟、ファイヤー!」

叩きのめされた脹相は、「兄失格だ」と自分を責めていました。
弟を守り、背負い、手本になる。
それが、脹相の考える「お兄ちゃん」です。

しかし今の脹相は、生みの親に「面白くない」と言われた挙句、一撃を入れることすらできません。

ボロボロの脹相が、そこで思い浮かべたのは弟たちのことでした。
壊相、血塗、4番以下の弟達、そして虎杖。
彼らのことまで、面白くないと言わせるわけにはいかない。

力を、貸してくれ。
立ち上がった脹相は、「九相図兄弟ぃぃいいファイヤー!!」と叫びます。
ここから脹相は、どう反撃に転じていくのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ203話のまとめ

いかがでしたか?

脹相の人気の高さが、読者の反応からもうかがえた回となりましたね。
弟を思う呪胎九相図長男の姿は、どんな場面でも読者を引き付けるようです。
虎杖の絶対的な味方と言える立ち位置も、読者にとっては喜ばしいものと言えたようですね。

一方で、またしてもヘイトを集めていたのが羂索です。
「夏油の実力が分かったのは嬉しいけれど、語ったのがコイツなのがムカつく」
「こいつが夏油傑を語るのを見るのは反吐が出る」
などなど、やはり夏油ファンの怒りは根深いようですが、まあ当然のことでしょう。
出てくるたびにヘイトが高まる黒幕、というのはいかにも黒幕らしいと言えばそうですが。

物語としては、特級の定義が明確にされたことも大きな情報と言えるでしょう。
1級と特級の違いは、単独で国家転覆が可能か否か。
それを踏まえて特級術師の面々を見てみると、実力不明な九十九を除いて納得の顔ぶれがそろっています。

言い換えれば、九十九も単独で国家転覆が可能な力の持ち主、ということです。
彼女の活躍は楽しみですが、脹相には無事でいてほしい気持ちもあり、複雑なところではありますね

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