【ワンピースネタバレ考察】鉄の巨人はジョイボーイの仲間?謝罪の意味について考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」1111話にて、とうとう鉄の巨人が動き出しました。
同時に「スマナイ…ジョイボーイ」と、ジョイボーイへの謝罪の言葉を口にしたのです。

本記事ではそんな鉄の巨人とジョイボーイの関係から、謝罪の意味について考察していきます。

「ワンピース」1111話で鉄の巨人が動き出す

鉄の巨人がジョイボーイに謝罪

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「ワンピース」1092話にて起動した鉄の巨人が、1111話にてついに動き出しました

解放のドラムに合わせて起動したことから、以前からジョイボーイとの関係が噂されていた鉄の巨人

ジョイボーイへの謝罪を口にしたことで、両者の関係はほぼ確定したと言ってもいいでしょう。

そして、なぜ鉄の巨人はジョイボーイへの謝罪を口にしたのか?後ほど考察していきます。

鉄の巨人は通常の巨人族よりも大きい

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人の最大の特徴はその巨体です。
作中では海兵から「巨人族より遥かに大きい」と恐れられていました。

目安としてドリーとブロギーは、エッグヘッドに生える巨大なヤシの木とほぼ同じくらいの大きさです。

それに対して鉄の巨人は、ヤシの木を悠々と超える大きさを誇っていました。

恐らく、オーズなどの古代巨人族と同等の大きさであると考えられます。


1062話に五老星vs鉄の巨人の伏線が?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人が動き出したことで、五老星vs鉄の巨人の戦いが見れる可能性が出てきました。

200年前はマリージョアに辿り着くも、エネルギー不足ですぐに停止したため、五老星達と戦うことはなかったはずです。

200年越しの宿命の対決に、手に汗握りますね。
そんな五老星vs鉄の巨人の戦いですが、実は1062話にて伏線が張られていました

1062話にてエッグヘッドを訪れたばかりのルフィ達の前に、ホログラムの街が現れます。

そこではロボと怪獣が戦いを繰り広げていました
このロボが鉄の巨人、そして怪獣が五老星の変身後の姿を表していたのではないかと考えられます。

鉄の巨人とジョイボーイは仲間だった?

鉄の巨人が起動した理由

鉄の巨人起動?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人はエネルギー不足で起動停止していたにも関わらず、ジョイボーイを求めるように動き出しました。

しかも、鉄の巨人のエネルギーは、ベガパンクですら作り出せないような代物です。

考えられる理由としては、ジョイボーイであるニカの力をエネルギーにしているのではないでしょうか?

現に、エッグヘッド編のルフィは、ニカの姿になる度に不自然なほど体力を消耗していました。

それがニカの姿になる度に、鉄の巨人に力を吸われていたからと考えると納得できます。

鉄の巨人が動き出すのに時間がかかったのは、エネルギーを吸うのに時間をかけていたからでしょう。

初代ジョイボーイが巨人だった可能性

イム様と麦わら帽子
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人が、ニカの力をエネルギーにする点から、ジョイボーイは巨人族だったのではないか?と考えられます。

元々ニカの力はエネルギー効率が悪く、鉄の巨人にエネルギーを送りながらでは余計消耗が激しくなっていました。
普通の人間が扱うには大きすぎる力です。

しかし、ジョイボーイが巨人族だったらどうでしょう?
体力で言えば、普通の人間であるルフィよりも遥かに優れています。

ドリーとブロギーが、100年もの間決闘を続けられたのがその証拠です。

以前からノアの方舟や、マリージョアの麦わら帽子が大きすぎることから、ジョイボーイは巨人族でないかと噂されていました

鉄の巨人が動き出したことで、その説の信憑性はより高まったと感じます。


チョッパーとフランキーは伏線?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

現在判明しているジョイボーイの仲間は、ズニーシャと鉄の巨人です。

ジャンルで言えば動物とロボットが仲間ということですよね?

そしてこの組み合わせをどこかで見たことありませんか?
そう、ルフィの仲間であるチョッパーとフランキーです。

他にもジョイボーイは、魚人族に約束を破ったことへの謝罪文を送るほど親しい関係にありました。

そしてルフィも魚人の王女であるしらほしと、別れ際に「散歩」につれていく約束を結んでいます。

このことから、ルフィとジョイボーイの共通点は、ニカの力だけではなく周りの人間関係にも描かれていると考察できますね。

鉄の巨人はジョイボーイを救おうとした?

魚人族はなぜ世界政府の加盟国になれたのか

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

なぜ鉄の巨人はマリージョアに現れたのでしょう?

そのヒントは、魚人族にあると考えています。
鉄の巨人がマリージョアに現れた200年前には、魚人族に大きな動きがありました。

それがリュウグウ王国の世界政府への加盟です。
これにより魚人族の王は世界会議への参加も許され、形式上は人間と魚人族の友好が結ばれました。

しかし、なぜジョイボーイが活躍した時代から、数百年年近く経ってから魚人族の政治参加は認められたのでしょうか?

筆者は世界政府とジョイボーイの間で、何らかの取り決めがあったのではないか?と考えています。

魚人族のためにジョイボーイは犠牲になった?

ジョイボーイの謝罪文
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

謝罪文を残していることから、ジョイボーイは魚人族のために動くも、力が及ばなかったことが推察できます。

それでも200年前には世界政府に加盟し、着実に魚人族の地位を挙げていました。

それは、ジョイボーイが自らの命を差し出したから、成し遂げられたものではないでしょうか?

ジョイボーイのニカの力は、五老星が何としても復活を阻止しようとするものです。

このことから五老星も、正面から戦ってジョイボーイに打ち勝った訳ではないと考えられます。

ではどうやってジョイボーイに勝利したのか?
例えば、政府が魚人族の地位を確約することをチラつかせ、ジョイボーイに命を差し出させたのではないでしょうか?

鉄の巨人がマリージョアを襲った意味

鉄の巨人について語るベガパンク
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

巨大な麦わら帽子がマリージョアに残されているのも、あの場所でジョイボーイが死んだ証拠。

そう考えると、鉄の巨人がマリージョアを襲った理由も分かります。

それは、鉄の巨人がジョイボーイを助けるため、もしくはジョイボーイの遺物を取り戻すためでしょう。

しかし、ジョイボーイがいなくてはエネルギーの補充ができず、志半ばで停止してしまった。

鉄の巨人が謝ったのは、ジョイボーイを救うことも大切なものを取り戻すこともできなかったことへの謝罪だったと考えられます。

鉄の巨人についての考察まとめ

古代巨人族並の巨体が、謝罪を口にしながら動き出しました。

謎ばかりに包まれていた鉄の巨人の存在も、徐々に明らかになってきたようです。

しかしジョイボーイとの関係も明らかになると同時に、空白の100年の謎がより深まったような気がします

今後鉄の巨人がルフィと関わっていくことで、空白の100年に何があったか判明していくのを期待したいですね。

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