
2024年4月30日(火)発売の週刊少年ジャンプ22・23合併号に掲載される『呪術廻戦』258話のネタバレと考察をご紹介します。
呪術廻戦ネタバレ257話のおさらい
呪術廻戦ネタバレ257話①|宿儺が虎杖について語る
- 257話は、裏梅と宿儺の会話シーンから始まる
- 宿儺の器にしては、あまりに逸脱した力を持つ虎杖
- そのことに疑問を感じた裏梅は、「虎杖悠仁は何者ですか?」宿儺に質問する
- すると宿儺は、「あれは羂索の子だ」と答える
- また、虎杖の父親・仁には、宿儺の片割れの魂が宿っていると宿儺は推測
- 宿儺は双子として生まれる予定だった
- しかし、宿儺はその双子を胎内で喰らっていた
- その双子の魂が巡り巡って、羂索の元へ辿り着いた
- この話を聞いた裏梅は、虎杖悠仁が宿儺と同等の潜在能力を秘めている可能性を感じた
呪術廻戦ネタバレ257話②|虎杖悠仁が宿儺の術式「御厨子」を使用
- 場面変わって、新宿での戦いが描かれる
- 1度目の黒閃を決めた虎杖は、続けて2度目、3度目の黒閃を決める
- ここで、虎杖は現在、赤血操術と御厨子を使用できることが判明
- 虎杖は柱を「捌」で輪切りにし、宿儺にぶつけようとする
- 捌を使用した直後、虎杖は4度目の黒閃を発動
- 宿儺は虎杖の御厨子に対し、「なんとも間抜けだな」と酷評
- 覚えたてで出力が低いことを、虎杖は見抜かれていた
- 宿儺の足首を掴み、捌を使いながら打撃を入れようとする虎杖
- すると宿儺は、解の構えを取る
呪術廻戦ネタバレ257話③|猪野が七海の呪具を所持していた理由
- ここで、220話で猪野が五条たち教師陣を尋ねたシーンが描かれる
- この時猪野は、「七海の呪具を使わせてほしい」と頼み込んでいた
- すると五条は、「好きにしなよ」「なんで僕たちに聞くの」と答える
- 猪野は七海との付き合いが長いことを理由に、遠慮していた
- しかし、あまりに軽すぎる反応に、猪野は驚いていた
- 五条は、「マジな話、七海はオマエを1番信用していたよ」と伝えた
- このことがあって、猪野は七海の呪具を使用していたと判明
呪術廻戦ネタバレ257話④|猪野が参戦して切り札「竜」を発動
- 話は現在に戻り、猪野が虎杖に加勢する
- 猪野はすぐさま、切り札である「竜」を発動
- 竜を発現させた猪野は、それを宿儺にぶつける
- その後、七海の呪具で追い討ちをかけようとするも、避けられる
- しかし、宿儺の背後には虎杖の姿が
- そのまま虎杖は、5度目の黒閃を決める
- 虎杖の黒閃の多さに宿儺は、焦りを感じていた
呪術廻戦ネタバレ257話⑤|虎杖の黒閃ラッシュで宿儺を超える…!
- 宿儺は反撃として、打撃と斬撃を混ぜた術を使用
- しかし、虎杖にはほとんど効果がない
- そのままの勢いで、虎杖は6度目の黒閃を決める
- 宿儺は顔面への「捌」で、虎杖に反撃
- それでも勢いは止まらず、7度目の黒閃を決める
- 苛立った宿儺は「小僧ぉっ‼︎」と声を上げる
- すると猪野が七海の呪具を宿儺に投げ飛ばす
- 七海の呪具は宿儺に掠った
- その隙に背後に回った虎杖は、8度目の黒閃を決める
呪術廻戦257話のネタバレ詳細を知りたい方は下記よりご覧ください。
呪術廻戦ネタバレ258話
呪術廻戦ネタバレ258話①|2度の黒閃で宿儺は反転術式で回復できず
258話は、虎杖が8度目の黒閃を宿儺に喰らわせた続きから描かれます。
冒頭では、宿儺が反転術式で肉体を回復しない理由について明かされました。
225話で五条は、宿儺に食らわせた2度の黒閃で、反転術式の出力を回復させていました。
それと同じように宿儺も2度の黒閃を出した時、肉体を完全に回復させるつもりでした。
しかし、宿儺は虎杖の黒閃を7度も魂の境界に打ち込まれたことにより、反転術式での回復の契機を逃していたのです。
とはいえ、宿儺も4度の黒閃を出すことに成功しています。
ボルテージが上がったところで、宿儺はある切り札を発動します。
呪術廻戦ネタバレ258話②|宿儺が領域展開「伏魔御厨子」を発動!
宿儺が発動した切り札の正体、それは、領域展開でした。
宿儺は、領域展開「伏魔御厨子」を発動。
ところが、領域展開と同時に顕現したのは御厨子ではなく、まるで呪霊のような生き物。
その呪霊のような生き物の手のひらを、宿儺が足場にしています。
ここで、今回の宿儺の領域展開は、黒閃によって発動できるようになったことが判明。
また、不確定な要素やいくつもの即席の縛りを結んだことでようやく、宿儺は従来の威力と範囲の「伏魔御厨子」を構築していたのでした。
この宿儺の領域展開、高専術師たちは全滅の危機に迫られます!
呪術廻戦ネタバレ258話③|反転術式について更なる詳細が判明!
ここで、時間は宿儺との戦いから1ヶ月前の、高専術師たちの作戦会議の様子が描かれます。
「この戦いでは、反転術式と領域対策、どちらかが必須になる」と話す秤。
真希が「私は無理だぞ」と言うと、「オマエの話はしてねえよ」と怒ります。
すると脹相が、家入、乙骨、秤に対してずっと感じていた疑問をぶつけます。
その疑問とは、「反転術式で肉体を再生するとき、失った血液はどこで補填しているのか」というもの。
この質問に、全自動で反転術式を発動する秤と、感覚で使用している乙骨は、答えることはできません。
しかし、家入は「呪力を血液に変換しているんだよ」と答えました。
続けて家入は、なぜ反転術式で他人を治せる術師と治せない術師がいるのかについても、説明しています。
「理由として勝手が違うのが一つ」「もう一つが受け手の拒絶反応だね」
家入によると、治癒される術師が他人の呪力を拒絶したり、呪力を血液に変換できなかったりした場合、反転術式で他人を治療することが難しくなるようです。
この話を聞いた脹相は、「やはりな」と言って、どこか納得した様子を見せます。
呪術廻戦ネタバレ258話④|虎杖と脹相に隠された体質
家入の反転術式の説明に「やはりな」と話す脹相。
続けて脹相は、次の考えを話します。
「俺は呪力を血液に変換できる体質だ」「弟たちを取り込めば、悠仁にもなんらかの術式と共にこの体質が出現するハズ」
つまり、虎杖が呪胎九相図を取り込めば、脹相と同じ「呪力を血液に変換できる体質」になることができると考えたわけです。
そして、その体質を手にするということは、反転術式の習得難易度が低くなるだけでなく、反転術式による膨大な呪力消費がなくなり、治癒力が格段に増加することを意味していました。
この強みを利用した状態で虎杖が反転術式を習得できるように、脹相は、”入れ替え修業”で1度は反転術式が使える術師と虎杖を組ませるよう、頼みます。
「入れ替え修業?」と、知らぬ言葉に疑問を浮かべる虎杖。
果たして、入れ替え修業とは何なのでしょうか。
呪術廻戦ネタバレ258話⑤|高専術師たちが行った”入れ替え修業”とは?
脹相が話した「入れ替え修業」。
この入れ替え修業が何なのか、答えはすぐに明らかになります。
この入れ替え修業というものは、2人の魂と肉体を入れ替えた状態で修業することを意味していました。
魂と肉体を入れ替える修業、それを可能にするのは憂憂の術式でした。
憂憂といえば、人やモノを特定の場所や人に、瞬間移動することができる術式だと示唆されていました。
しかし、憂憂の術式でできることはそれだけではなく、人間同士の魂を入れ替えることもできるようです。
このことから、222話での虎杖と日下部のセリフが入れ替わっていたのは、憂憂の術式で2人の魂を入れ替えていたことによるものだったと確定します。
呪術廻戦ネタバレ258話⑥|虎杖と日下部の特訓の背景が明かされる
また、222話で描かれた虎杖と日下部の特訓に至る背景が、判明します。
日下部が虎杖に、次のように問いました。
「オマエの術師としての成長速度は凄まじい」「なんでか分かるか?」
「言ってしまえば(自分に)才能があるからだ」と言おうとする虎杖を遮るように、日下部は「宿儺だ」と考えを話します。
日下部が言うには、宿儺が虎杖の身体を乗っ取って呪術を扱った感覚を、虎杖の身体が覚えているとのこと。
宿儺という特級術師の呪術を身体が記憶していることで、飲み込みと成長速度が異常に早いのだと日下部は推測しました。
そこで日下部は、入れ替え修業で虎杖に「日下部の呪力操作」と「簡易領域」の使い方を覚えてもらおうと考えたのです。
この話を聞いた秤は、「簡易領域には門外不出の縛りがあるだろ」と疑問に感じます。
ところが、この縛りについては、冥冥がなんとかしたとのこと。
簡易領域の縛りをどう解決したのかは疑問ですが、これらのことがあって、222話では虎杖と日下部の特訓が、行われていたのでした。
呪術廻戦ネタバレ258話⑦|宿儺が99秒の領域展開が高専術師を襲う!
ここで話は現在の新宿に戻ります。
領域展開により顕現した物質は異なるものの、不確定な要素や縛りによって構築した伏魔御厨子。
結界も球型ではなく、ギザギザとした歪な形をしています。
宿儺の不完全な結界に虎杖は、「何か穴がある‼︎」「ここは耐える‼︎」と気を引きしめ、シン・陰流「簡易領域」を発動し、宿儺の斬撃に備えます。
また、「何か穴がある」という虎杖の推測は実際、当たっていました。
今回の宿儺の領域は、範囲内の術師に逃げ場を与える代わりに広範囲に広げるという縛りは顕在しているものの、持続させるには限界がありました。
伏魔御厨子の持続時間は99秒。
領域の範囲内にいた虎杖や真希、脹相は99秒間、この絶え間なく浴びせられる斬撃を、必死に耐え続けます。
呪術廻戦ネタバレ258話⑧|宿儺が遂にフーガを発動!
伏魔御厨子による絶え間ない斬撃が浴びせられる術師たち。
虎杖や真希、脹相は必死に、斬撃に耐え続けていました。
「耐えろ‼︎ 耐えろ‼︎耐えろ‼︎」と何度も心の中で叫ぶ虎杖。
そして虎杖たちはなんとか、99秒間を耐え切ることができました。
この事実に虎杖も、驚きの表情を浮かべます。
大きな危機を乗り越えた虎杖たちでしたが、追い打ちをかけるように、さらなる危機が迫ります。
宿儺が「竈」「開」と唱えたのです。
詠唱に呼応して、宿儺の手から炎が顕現したところで、258話は終了します。
新宿での戦いから、全く開を使用してこなかった宿儺。
この開によって、戦況は大きく変わってしまうのでしょうか。
呪術廻戦ネタバレ258話|まとめ
258話では、虎杖と宿儺の白熱した戦いが描かれました。
宿儺は黒閃を発動したこともあり、領域展開を発動。
しかし、宿儺の構築した領域の持続時間は99秒。
虎杖や真希、脹相はこの99秒を耐え抜くことに成功します。
ところが、すぐさま宿儺は、新宿での戦い中、一切使用してこなかった開を発動していました。
宿儺が開を発動させる時、渋谷事変では、「◻︎開」と唱えていましたが、その時の「◻︎」は、「竈」のことを指していたということなのでしょうか。
また、今まで使ってこなかった開を、虎杖にぶつけようとしているということは、宿儺も本気を出したということなのかもしれません。
いよいよクライマックスに近づいている虎杖vs宿儺の戦い。
果たしてどう決着するのか、次回の259話にも目が離せません!