
目次
ミリムは転スラに登場する魔王の1人で、作中で最強クラスのキャラです。
リムルを親友と呼び、能天気に見える彼女ですが、かなり壮絶な過去を持っています。
ミリムの強さや究極能力、過去や意外な一面などを解説します。
【転スラ】ミリム・ナーヴァとは?
ミリムのプロフィール・年齢は何歳?

名前 | ミリム・ノーヴァ |
年齢 | 数千歳以上(見た目は14~15歳) |
種族 | 竜魔人 |
EP | 一億以上 |
所属 | 失われた竜の都 |
称号 | 破壊の暴君・真なる魔王・最古の魔王 |
魔法 | 系統不明(霊子ではなく星粒子を使用) |
究極能力 | 憤怒之王 |
ユニークスキル | 竜眼、竜耳 |
耐性 | 不明 |
声優 | 日高里菜 |
ミリム・ナーヴァは、転生したらスライムだった件に登場する魔王の1人です。
桜金色の髪に青い瞳を持つ美少女で、見た目は中学生くらいですが、実際は数千年以上生きています。
基本的に天真爛漫で衝動的に行動しており、見た目以上に子供っぽい性格です。
破壊の暴君と呼ばれる最古の魔王の1人でリムルの親友

ミリムは、破壊の暴君の異名を持つ最も古い魔王の1人です。
最初の魔王ギィ・クリムゾン、二番目がミリム、酸番目がラミリスで、この3人が最古の魔王と呼ばれています。
竜を祀る民の住む土地を治めており、一応は領主です。
しかし、領民から神のような扱いを受けているだけで、本人は領地の運営にはほとんど関わっていません。
また、崇められても心配はしてもらえず、自分と対等に接する相手がいないことに孤独を感じていました。
テンペストで出会ったリムルに懐き、親友と呼ぶようになります。
自分と対等に接し心配もしてくれるリムルに対して、「ワタシの友はお前一人なのだ」と言うシーンも存在します。
考えなしに見えて天才的な頭脳の持ち主

行動や言動から考えなしに見えるミリムですが、実際は天才的な頭脳を持っています
好き勝手に行動しているように見えて、実際はかなりしっかりと考えていることも多いです。
頭の回転が非常に速いため、何も考えずに行動するように見えているにすぎません。
本性を知る者からは最も老獪な魔王と呼ばれており、警戒されています。
クレイマンに操演者を仕掛けられた際は、操られた振りをして情報を集め、黒幕がいることも看破していました。
【転スラ】ミリムの過去と正体!魔王になった理由とは
竜種の父親と人間の母親の間に生まれた竜魔人にして竜皇女

ミリムは、世界を創り出した最初の竜種・ヴェルダナーヴァと東の帝国の皇帝の妹であるルシア・ナスカの子供です。
竜種と人間の間に生まれた竜魔人で、父親の力のほとんどを受け継いでいます。
ミリムの出生を知る竜を祀る民からは、竜皇女と呼ばれています。
ただし、両親はミリムが生まれて間もなく死亡しており、ミリムは両親の顔を知りません。
また、ミリム本人は、自分が皇帝の血族であることも知らないとされています。
親友のガイアを殺された怒りで超魔導大国を滅ぼし覚醒魔王に

幼いミリムは、父親が最後に生み出したガイアという名前の子竜と生活していました。
ミリムにとってガイアは家族であり、かけがいのない存在です。
しかし、ミリムの力を利用しようとした超魔導大国ソーマの企みでガイアは死亡。
怒り狂ったミリムはソーマを滅亡させ、数十万人の魂を得て魔王に覚醒します。
魔王になったミリムは怒りのあまり正気を失い、世界を滅ぼしかねない勢いで暴れ続けることに。
ギィと七日七晩戦いラミリスの説得で正気を取り戻す

暴走するミリムとギィ・クリムゾンは七日七晩戦い、ラミリスが止めに入ったことで何とか正気を取り戻します。
暴れ続けるミリムを止めるために、調停者のギィは戦いを挑みますが、七日経っても決着はつきませんでした。
妖精の女王のラミリスが止めに入り、ミリムが自分を取り戻して戦いは終了します。
しかし2人の魔王の妖気をその身に受けたラミリスは力を失い、自身も魔王に堕ちることになりました。
この一件でギィ・ミリム・ラミリスは最古の魔王と呼ばれることになり、定期的に魔王の宴を開く仲になります。
破壊衝動しかないカオスドラゴンになったガイアを封印

ミリムは、意志を失い邪悪な混沌竜になったガイアを封印します。
ミリムが魔王になった影響でガイアは復活しますが、破壊を繰り返すだけの存在になっていました。
ミリムはどうにかしてガイアを元に戻そうとしますが、全ては徒労に終わります。
すでにガイアはいないと感じたミリムは、泣く泣くガイアを封印しました。
転スラの魔人暗躍編では、封印が解けたガイアが暴れ出す展開に。
しかし、リムルの協力でガイアは竜種として復活し、ミリムと再会しました
【転スラ】ミリムの強さ・能力について解説
最強の究極能力:憤怒之王(サタナエル)を持つ

大罪系の究極能力の1つです。
詳しい権能は不明ですが、魔素増殖炉で無尽蔵に魔素を生み出すことができます。
ヴェルダナーヴァが最強だったのは魔素増殖炉を持っていたからであり、ミリムは父親の力を受け継ぎました。
ミリムも魔素増殖炉を完全に使いこなせれば、文句なしで作中最強かもしれません。
ただし、憤怒之王を使用すると自我を失う危険があるため、ミリムは使うのを躊躇っているようです。
また、魔素が強すぎると体が耐えられない可能性が高いため、実際に生み出せる魔素には限界があると思われます。
ミリムのスキル・技一覧

竜眼 | あらゆる事象の真実を見抜くユニークスキル 隠ぺいした魔素量や長距離からの監視魔法も簡単に見抜く 本人が知りたくない事実には無反応 |
竜耳 | どれほど小さな音でも逃さずに聞き取る至高の地獄耳 本人に不都合な音には無反応 |
竜星拡散爆 | 拡散させた星粒子のビームで攻撃する技 霊子より強力な星粒子の攻撃のため、霊子崩壊も無効化する 一撃で都市を消し飛ばすが、手加減して放つことも可能 |
竜星爆炎覇 | 本気になったミリムの放つ最強の攻撃 ユーラザニアを焦土と化し山脈を消し飛ばすほどの威力を持つ |
ヘルモード | カリオンに対して見せた戦闘用の形態 額に角、背中に翼が生え、鎧を纏った姿になる |
狂化暴走 | あらゆる者を無差別に攻撃する暴走状態 額に虹色の角が生え、頭部以外は竜の鱗に覆われた姿になる 世界を崩壊させかねない危険な状態 |
ミリムの武器一覧

天魔 | ヴェルダナーヴァの形見の神話級の魔剣 ミリムが使う以前はギィが使用 |
ドラゴンナックル | リムルからもらった強すぎる力を抑えるための武器 手に付ける攻撃の威力を10分の1程度に抑える 敵の攻撃を防ぐ効果も高い |
星皇竜角剣 | Web版に登場する神話級を超えた創世級の剣 ヴェルドラを超える存在値を持つ いずれミリムが継承する予定とされている |
【転スラ】ミリムの配下
ミッドレイ

ミッドレイは竜を祀る民の神官長で、ミリム四天王の筆頭です。
ミリムに最も長く仕えていることから四天王筆頭になりましたが、筆頭の名に恥じない強さを持っています。
見た目は人間にしか見えませんが、魔素量は252万以上で、技量はミリムと組み手ができるほどです。
戦場では武装神官団を率いて戦います。
フレイ

フレイはミリム四天王の1人で、お目付け兼護衛役の有翼族です。
10大魔王の1人で天翼国の女王ですが、魔王には力不足だと認めてミリムの配下になりました。
元々ミリムの友人で配下になってからも、2人の関係性はほぼ同じです。
遊び回るミリムを連れ戻すなど、保護者的な存在になっています。
フレイに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
カリオン

ミリム四天王の1人で、獅子王の異名を持つ獣王国ユーラザニアを統べる王です。
10大魔王の1人で自分の強さに絶対の自信を持っていましたが、ミリムに負けたことで魔王を返上して配下になりました。
ミリムが仕事をしないため、事実上ミリム領の運営を行っているのはカリオンです。
蟲魔族との戦いでは、ミリム配下の全軍を率いる大将軍に抜擢されました。
カリオンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
オベーラ

オベーラはミリム四天王の1人で、元始原の七天使です。
始原の七天使は、ヴェルダナーヴァが自分の配下として創り出した存在です。
元々は、七天使だったフェルドウェイと共に、滅界竜イヴァラージェを監視していました。
フェルドウェイは、主のヴェルダナーヴァを蘇らせるためならミリムまで利用するつもりです。
ミリムに従うことが主の遺志と考えたオベーラは、彼女に忠誠を誓いました。
ミリム陣営で最も長く生きており、戦闘経験も豊富なことから作戦立案を行っています。
【転スラ】ミリムの登場シーンと活躍
テンペストを襲撃するが蜂蜜で手懐けられる

リムルに興味を持ったミリムはテンペストを強襲しますが、蜂蜜で手懐けられてリムルを親友と呼ぶように。
ミリムは他の魔王達と一緒に、新たな魔王を生み出すゲームをしていました。
魔王候補のオークロードを倒したリムルを見たミリムは、挨拶するためにテンペストに。
成り行きから争いになりますが、リムルはミリムの口に蜂蜜を押し込みます。
蜂蜜の味を気に入ったミリムは簡単に手懐けられ、リムルを親友と呼ぶように。
喧嘩しか楽しみが無かったミリムは、テンペストを気に入って住み着くことになります。
魔王たちの宴終了後に獣王国・天翼国・クレイマン領を領地にする

クレイマンが倒され魔王たちの宴が終わった後、ミリムは獣王国・天翼国・クレイマン領を自分の領地に統合します。
ワルプルギス終了後、カリオンとフレイは魔王を退くと宣言し、クレイマン領の領主も不在になりました。
カリオンとフレイは、ミリムの配下になることを希望。
カリオンはミリムに首都を灰にされたことを指摘し、自分たちを養う責任があると追及。
ミリムはしぶしぶ獣王国・天翼国を自分の領地にすることに承諾し、クレイマン領も任されることになりました。
支配地域と配下が増えたミリムは、なんだかんだで領主としても成長していきます。
蟲魔王ゼラヌスの軍勢と激突

ミリムは配下と共に蟲魔王の軍勢と対決しますが、直後に竜種のヴェルザードの攻撃を受けることに。
転スラの原作19巻では、蟲魔族の軍勢300万がミリム領に攻め込む展開になります。
ミリムは軍勢の相手を配下に任せて、ゼラヌスと戦闘。
ゼラヌスは倒せませんでしたが、女王ピリオドが死んだことで軍勢は撤退しました。
戦いに勝利しましたが、直後に現れたヴェルザードの攻撃でミリムの配下たちは氷漬けに。
ミリムは怒りで暴走し、フェルドウェイに操られてしまいます。
【転スラ】ミリム・ナーヴァについてまとめ
ミリム・ナーヴァについて解説しました。
最強の魔王と呼ばれ意外に頭も良いミリムですが、本質はかわいい少女でまだまだ子供と言えます。
リムルの影響などで成長しつつあるミリムですが、原作では仲間を傷つけられたことで暴走してしまいました。
原作は終盤になっていますが、ミリムがどんなラストを迎えるのかも注目です。