
目次
リゼロの福音書は、魔女教徒が持ち歩いている魔女教の経典に当たるものです。
福音書を受け取った人間は魔女教徒に変貌すると言われていますが、多くが謎に包まれています。
福音書に関する情報を解説し、仕組みや誰が作っているのかを考察します。
【リゼロ】福音書とは
魔女教徒になる人間に突然送られてくる

福音書は、魔女教徒になる人間になるところに突然送られている謎の経典です。
魔女教徒は共通の目的を持たない狂人の集団とされていますが、福音書の内容には忠実に従います。
魔女に敬意を持っていない大罪司教でも、福音書の記述には逆らわないため、魔女教徒にとって最も重要なものが福音書かもしれません。
持ち主は魔女教徒になると言われているがスバルは平気

福音書の持ち主になると誰でも魔女教徒になるとされていますが、スバルは手に取っても平気でした。
世間では福音書を読むと誰でも魔女教徒になると噂されており、非常に恐れられています。
怖いもの知らずのミミも、福音書を見ただけで大慌てしていました。
ただし、福音書を見たスバルは何の影響も受けておらず、福音書を読んで変貌した人間も登場していません。
ただし、福音書を受け取った人間は、明らかに不自然な変化を遂げています。
福音書を受け取ると一般人でも強くなる

福音書を受け取った人間は、戦闘技術のない一般人でも強くなる可能性が高いです。
魔女教徒は死亡後に顔を確認されていますが、特に強くもない一般人とされています。
しかし、魔女教徒は全員が高い戦闘能力を持っており、武術や魔法を使用していました。
このことから福音書を手に入れると、武術や魔法が使えるようになる可能性が高いです。
現在、福音書を受け取った人間が、変貌する描写は描かれていません。
受け取った人間が突然強くなるとすると、福音書を受け取ると魔女教徒になることにも信憑性があります。
道標となる曖昧な未来が記述されている
福音書は、魔女教徒の道しるべとなる曖昧な未来が記述される本です。
福音書は、所有者の未来が記述される予言の書として知られています。
あまりに正確な未来が記述されるため、魔女教徒は福音書に従うとも考えられているようです。
しかし、実際の福音書に記述されるのは曖昧な未来で、そこまで正確ではありません。
ペテルギウスは、福音書に「終わり」と書かれたことで、竜車から転落して死亡しました。
実際は「終わり」と書かれて絶望しただけで、福音書に文字を書くと現実になるわけではありません。
【リゼロ】大罪司教にとっての福音書
大罪司教になるとペテルギウスが福音書を届ける

ペテルギウスには、大罪司教になった者に福音書を受け渡す役割がありました。
ペテルギウスは魔女教設立者の1人でもあるため、他の大罪司教は彼から福音書を受け取っている可能性が高いです。
ペテルギウスに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
魔女因子に適応した者は福音書を受け取る前に大罪司教になる

大罪司教は魔女因子に適応した者が選ばれるため、福音書を受け取るのは大罪司教になった後ということになります。
大罪司教が死亡すると魔女因子は他の人間に移動し、その人物が新しい大罪司教です。
誰が魔女因子に適応するかはわからないため、基本的に魔女教徒ではない人間が大罪司教になります。
その後、ペテルギウスが福音書を届けに来ることになります。
ただし、ペテルギウスは魔女因子に適合しておらず、正式な大罪司教ではないと言われていました。
大罪司教に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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大罪司教の福音書には自分の目的を果たすための道標が記述される

大罪司教の福音書には自分の目的を果たすための道標が記述されるため、彼らも忠実に記述に従っています。
大罪司教は自分の欲望や目的のために行動しており、魔女に敬意を持たない者が多いです。
しかし、福音書に大罪司教の目的を果たすための道標が記述されるため、彼らはその通りに行動します。
大罪司教が協力して行動することが多いのも、福音書に従っているからです。
【リゼロ】福音書の本物とされる叡智の書をネタバレ解説
リゼロには福音書のオリジナルとされる叡智の書が登場します。
叡智の書について解説します。
エキドナが権能で作った世界の記憶から必要な知識を引き出す本

大元の叡智の書はエキドナが権能で作り出した物で、世界の記憶から本人に必要な知識を引き出します。
叡智の書はエキドナの権能で作られたもので、本人の意図とは無関係に出来上がったようです。
白紙のページにこれから起こることが自動的に記述され、読んだ瞬間に内容が持ち主の脳にインプットされます。
世界の記憶から持ち主に必要な情報を引き出しており、記述内容は福音書よりはるかに具体的で正確です。
エキドナに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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精巧な複製品をロズワールとベアトリスが持っている

エキドナの持つ叡智の書とは別に、精巧な複製品をロズワールとベアトリスが所持しています。
この2冊はエキドナが叡智の書をコピーしたもので、ロズワールとベアトリスに預けられました。
ロズワールのものにはエキドナを復活させるために必要な情報が記述されており、彼はその通りに行動していました。
ベアトリスはエキドナの言いつけを守り、「その人」を待ちながら400年間書庫を守護しています。
しばらく前から、ベアトリスの叡智の書には何も書かれなくなっていました。
ロズワールに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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叡智の書は燃やされたがオットーが復元しようとしていた。

第四章で叡智の書は焼けてしまいましたが、第五章でオットーが復元しようとしています。
第四章でベアトリスの持っていた叡智の書は禁書庫と共に焼失し、ロズワールの物はラムによって焼かれました。
しかし、叡智の書の焼け残りをオットーが回収していたことが判明。
オットーは、第五章で復元術師のダーツに叡智の書の復元を依頼していました。
その後復元に成功したのは不明ですが、今後復元された叡智の書が登場するかもしれません。
オットーに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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【リゼロ】福音書を作っているのは誰なのか考察
福音書を作ったのは嫉妬の魔女かレグルスの可能性がある

福音書を作り出したのは、嫉妬の魔女かレグルスの可能性があります。
福音書のオリジナルの叡智の書は、傲慢の権能で作られたものです。
福音書は劣化品と呼ばれていますが、似た機能があることは間違いなく、傲慢の権能で作られたものの可能性があります。
エキドナの次に傲慢の権能を取り込んだのが、嫉妬の魔女で、その次がレグルスです。
嫉妬の魔女かレグルスのどちらかが、福音書を作ったのかもしれません。
嫉妬の魔女が封印された時期を考えると、レグルスが作った可能性が高そうです。
レグルスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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140年以上前は魔女教徒に福音書は届かなかった?

140年以上前の魔女教徒は、福音書を受け取っていなかった可能性があります。
エミリアの過去の記憶に、ジュースと行動を共にする魔女教徒たちが登場しました。
しかし、彼らは、現在の魔女教徒のように攻撃的な異常者ではなく普通の人間です。
福音書が受け取った人間を狂暴な魔女教徒に変えるなら、当時は福音書が届く習慣はなかったのかもしれません。
ジュースが魔女因子を取り込んで、狂人のペテルギウスに変貌したことで魔女教自体が変質した可能性もありそうです。
【リゼロ】福音書と叡智の書の仕組みを考察
福音書は魂を転写して魔女教徒を生み出している?

福音書は、過去の魔女教徒の魂を転写することで狂暴な魔女教徒を生み出している可能性があります。
リゼロ世界には魂を転写することで、別の人間の肉体に元の魂の人格を植え付けることが可能です。
ロズワールは子孫の体に魂を転写することで、初代から現在まで同じ人格で存在しています。
エキドナも、自分の魂を肉体に転写することに成功しました。
福音書は、過去の狂暴な魔女教徒の魂を転写するために、送られてくるのかもしれません。
叡智の書が世界の情報を引き出す力があると考えると、模造品の福音書が過去の魂を転写する力がある可能性はありそうです。
福音書を受け取った人間は、過去の魔女教徒の魂と相性が良い人物なのかもしれません。
本人が求める内容が記述されるからベアトリスの本は白紙だった

ベアトリスの叡智の書のページに何も記述されなくなったのは、本人が望むものが無くなったからだと考えられます。
叡智の書は未来が記載される予言の書ですが、内容は持ち主にとって必要な情報です。
持ち主にとって役に立たない情報が、記述されるわけではありません。
この点は、福音書と同じと考えられます。
400年間書庫を守り続けたベアトリスはその人が現れないことに疲れて、終わりを望むようになっていました。
ベアトリスの望みがなくなったことで、叡智の書は白紙になった可能性が高いです。
ベアトリスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
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【リゼロ】福音書についてまとめ
Re:ゼロから始める異世界生活に登場する福音書について解説しました。
福音書の謎は作中で明かされていませんが、受け取った人間が変貌する可能性は高そうです。
福音書の謎が明かされた時は、魔女教についてのさまざまな明らかになる時なのかもしれません。