アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話のネタバレと感想を紹介!
出典:TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』公式サイト

本記事では、アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話を見逃してしまった方の為に、ストーリーのネタバレと感想、さらに動画配信情報をご紹介します。

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」は山本アリフレッド氏の同名コミックを原作とするテレビアニメです。
同じ大学に通う氷室菖蒲が雪村心夜に抱く感情は「恋」なのか、それを論理的に証明する理系ラブコメディです。

第1話では氷蒲が雪村に告白して物語が始まります。
しかし、恋愛経験が無い二人はお互いが本当に「好き」なのか不安で仕方がありません。
二人は「壁ドン」や「顎クイ」をして、その「感情」を定量的に計測しようとします。

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話のあらすじ

彩玉大学に通う理系大学院生の氷室 菖蒲(ひむろ あやめ)は同じ研究室の雪村 心夜(ゆきむら しんや)に告白します。
雪村も氷室に対して少なからず好意を抱いているはずなのですが、理系の二人は「好き」とは何かの定義をしないまま、その「感情」が「好き」であると決めつけることは理工学専攻失格だとして、「好き」とは何かの分析を始めます。

まず二人は互いを「好きだと思う」と判定した条件を言い合います。
そこに共通する条件があることを見抜いた二人は、その条件に基づく理論を立てればお互いが「好き」であるかどうかを判定できるとし、その理論についての研究を開始します。

同じ研究室の後輩である奏 言葉(かなで ことのは)から「好き」であると判断する条件の一つは「ドキドキする」であると聞いた雪村と氷室は心拍数の上昇で「好き」を数字で表現できると気づき、心拍数が上がるかを検証するために「壁ドン」や「顎クイ」などの実験を行います。

実験を繰り返すが研究が進まない二人の様子を見かねた奏は、「好き」は気持ちの問題であって数値では測れないと言います。
奏は例を示すために自分の経験を語りますが、雪村はその経験すらも数式にします。
雪村は「恋愛は論理的に説明できる」という持論を曲げることはありませんでした。

こうして、「恋」を証明するための実験が始まりました。

氷室と雪村
出典:理系が恋に落ちたので解析してみた。 | TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』公式サイト

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の動画配信サービスは?

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」は、Amazonプライムビデオにて、視聴することができます!
さらに、テレビ放送に先駆けて全12話が先行配信されています!

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話のネタバレ

ネタバレ① 「恋」は論理的に説明できるのか

ある日、氷室は雪村に告白をしました。
それを聞いて雪村は動揺しますが、自分も氷室に好意を持っているが「好き」かどうかは分からないと言います。
定義がはっきりしないものを「好き」と決めつけることは、理系の秀才である二人にはできないことでした。

そこで、氷室は雪村を「好き」だと判定した証拠の構成要素である円グラフや、いつ頃から強く意識するようになったかを示す折れ線グラフを作り、雪村と分析します。
また、雪村も氷室を「好き」だと判定した要素を言いますが、そこに共通点がありました。
二人とも「夢の中で手を繋いでいた」というのです。
この共通点を見つけ出していけば、「好き」であるかどうかを判定するための理論(チューリングマシン)を作ることができると気づきます。
こうして、「恋愛」を証明するための研究が始まりました。

 

チューリングマシン……すみません、上手く説明できないです。
作中で図示されたので概要は掴めるかと思いますが、必要な情報を入力して一定の処理を行って結果を出力する、という考え方だったと思います。
みなさん調べておいてください。

それはさておき、このアニメは理系の秀才である氷室と雪村が「恋」を気持ちではなく論理的に証明する、そういう作品ということのようです。

ネタバレ② 連続壁ドン=壁張り手

氷室と雪村は「どんな時に人を好きになったと判断するか」を奏でに尋ねます。
奏は少女漫画を例に、壁ドンをされてドキドキしたような時と返します。
氷室と雪村は「ドキドキする」を「心拍数の上昇」と捉え、心拍数によって「好き」を定量的に計測できるのではないかと考えます。
二人は心拍計で測りながら「壁ドン」や「顎クイ」を試す中で、「二人の距離が近づくと心拍数が上がる傾向にある」と仮説を立てて実験を繰り返していきます。
ところが、何度も壁ドンを繰り返すうちに氷室の心拍数が上がらなくなっていきました。
奏はこれを「飽きたんだな」と直感的に結論付けますが、氷室と雪村は全く的外れなことを言い出します。
実験の様子、雪村の動きをモーションキャプチャで解析したところ、連続で壁ドンする動きは力士の張り手に酷似しており、この実験は壁ドンではなく「壁張り手」の実験になってしまっており、そして壁張り手は女子がドキドキする動作ではないと結論付けてしまうのでした。

 

なお、このシーン、モーションキャプチャの解析結果を見るためにパソコンの画面に近づく、というよりパソコンの前に座っている氷室に雪村が近づいたとき、氷室の顔が赤くなっています。
「二人の距離が近づくと心拍数が上がる傾向にある」の仮説、どうやら正しいようです。

ネタバレ③ 氷室の常識と雪村の熱意

壁張り手の話を聞いていた奏は呆れてついにツッコミを入れます。
そもそも恋愛は数字や情報で示せるものではないと言います。
雪村にその根拠を問われた奏は自分の経験を語りだしました。

「夢中で数学を語る教師を好きになり、興味を引くために自分も数学の勉強に打ち込んだ。
好きな人のためなら何でも頑張れる。
人を好きになるというのはそういう気持ちの問題なのだと。」

氷室は僅かにそれに同意しますが、雪村は心を動かされることは全く無く、その奏での気持ちを数式で示します。
そして、奏の「好き」や氷室の「好き」の共通する要素を探していけば、それは一般的な「好き」の要素であると言えるのではないかと。
この「好き」のデータを集めるため、雪村は奏の恋愛経験を残さず聞き出そうとします。
そこで氷室が雪村にストップをかけます。
そういうのは普通は恥ずかしがる、嫌がるからやめろと。
しかし、雪村は次のように切り返します。

「これで氷室の「恋心」がはっきりするなら、俺はいくらでも嫌われてやる。
何の犠牲も払わずに得られる成果など無い。」

 

言っていることはともかく、雪村の語気にはかなりの熱量がありました。
どちらも世間とズレた考え方ではありますが、比較的常識がある氷室に対し、雪村はどこまでも真っ直ぐなようです。

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話の感想

筆者感想

氷室が研究室に入った直後に映る天井からぶら下がっている白いものを見て、
「あー!あの天井からぶら下がってるコンセント懐かしい!実験室にあった!」
今でこそ物書きをしていますが、筆者も理系大学の出身です。
作中で出てくる用語もいつか習ったような覚えがあり、大変懐かしい思いになりました。
はい、自分語りはここまで。

秀才同士が恋に落ちる作品は他にもありますが、(正しいかどうかはともかく)ここまで論理的に突き詰めている作品は珍しいかと思います。
秀才が凡人にも分かることに振り回される様子は面白く、可愛げのあるものであり、氷室と雪村の「恋」が証明されることを微笑ましく見守っていきたい、そんな作品だと感じました。

帰無仮説
出典:理系が恋に落ちたので解析してみた。 | TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』公式サイト

見どころはもう一つ、理系用語の解説でしょうか。
先ほど触れたチューリングマシンについては詳しく触れていませんでしたが、「帰無仮説」についてはかなり詳細に説明されました。
学習アニメ、というほど固くなられても困りますが、毎話一つずつ何か解説してもらえると楽しみが増えるので、そこも注目したいポイントです。
『統計学上、発生確率が5%以下ならほぼ無いと考えていい』
覚えておきたいですね。

みんなの感想・口コミ

https://twitter.com/rockumezaki2019/status/1215845738585833473

微笑ましかったりめんどくさかったり。
この二人に振り回される奏は大変だろうけど、うまく氷室と雪村に助言してもらいたいところです。
この二人だけでは壁張り手のように話がどんどんおかしな方向に進んでしまいそうなので。

一応フォローすると理系だからってここまで極端な人はなかなかいませんよ。
これはアニメですからね!

アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話のまとめ

以上、アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」第1話についてでした。
他の多くの作品は「どのような過程があって好きになっていくのか」という物語であるのに対し、
本作は「好きになったのはどのような過程があったのかを解き明かしていく」という逆向きの物語です。
物語の結末はほぼほぼ見えている(まさか全然好きではなかった、というオチも無いでしょう)だけに、いつも以上に過程を楽しむことを大事にしたいです。
今回の帰無仮説のような解説も毎話してもらえると、ちょっとした会話のネタもできて理系の人に少しだけ近づけるかもしれませんので、そちらも期待したいです。
ちょっと変わったアニメだけに、期待するポイントもちょっと変わっていますが、とにかく今後が楽しみなアニメです。

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