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「攻殻機動隊 新劇場版」は2015年劇場公開されたアニメ映画で、2013年に放映された「攻殻機動隊ARISE」の続編にあたります。
原作は士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」で、1995年に押井守監督によって公開された劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2002年にテレビ放映された神山健治監督の『S.A.C.』シリーズに連なる新しい作品であり、「攻殻機動隊」25周年記念作品として制作されました。
今回はアニメ「攻殻機動隊 新劇場版」の魅力や感想、評価、さらに動画を無料で視聴する方法もご紹介します。
アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」とは?
アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」の概要
「攻殻機動隊 」シリーズは内務省直轄の組織「公安9課」の活躍を描いたアニメですが、今回紹介する「攻殻機動隊 新劇場版」はメインキャラクター達が公安9課に入る前の時期に焦点が当たっています。
これまでの作品同様、制作会社はProduction I.G,で、監督は野村和也、総監督は「ARISE」と同じ黄瀬 和哉(きせかずちか)です。脚本は作家としても有名な冲方丁(うぶかたとう)です。
「ARISE」に引き続き、素子の声を演ずるのは坂本 真綾です。彼女は押井版の終幕で、少女の義体を使った時の素子の声を演じたことがありますので、素子を演ずるのは事実上2回目となります。
本作を理解するには3つのキーワードがあります。
1つは「電脳化」これは脳や神経系にマイクロマシーンを注入して、ネットの情報とアクセスする技術です。
もう1つは「義体化」、サイボーグ技術を意味しています。
最後は「ゴースト」これは極めて哲学的な概念で、「自己」決定させる何かです。
アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」のあらすじ
2029年、国防軍の11人の将校が、大使館関係者42人を人質に、東亜連合経済極東通商部大使館に籠城しました。
素子達はテロリストを逮捕し人質を救出し、この事件を制圧しましたが、保護した人質数名が電脳をハックされて、犯人を殺害してしまいます。
同時刻、総理大臣がケースに仕掛けられた爆弾によって暗殺される事件が発生しました。現場には素子が501機関に所属していた頃の上官である「クルツ」もいて、彼女も巻き込まれて死亡してしまいます。
アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」の登場人物
声優:坂本真綾
本編の主人公。陸軍501機関所属の完全義体サイボーグ。優れた戦闘力を持ち、ウィザード級のハッキング能力を持っていますが、意地っ張りで独りよがりな性格から孤立しがちです。
声優:松田健一郎
「眠らない目」を持つ男で、メンバーの切込み隊長を務めます。
元は新浜県警の特捜課に所属する刑事でしたが、素子に引き抜かれて彼女の部下になりました。体は生身ですが優秀な捜査官です。
荒巻 大輔
(あらまき だいすけ)
声優:塾一久
「部長」と呼ばれる公安9課の長。素子の後見人のような存在です。
イシカワ
声優 : 咲野俊介
電子戦のスペシャリスト。口が悪く、素子を「メスゴリラ」呼ばわりします。
サイトー
声優: 中國卓郎
狙撃のスペシャリスト。血の気が多いため、時折素子から叱責を受けることがあります。
パズ
声優:上田燿司
潜入調査員。ナイフの達人です。人当たりの良い一面があり、メンバーのまとめ役を務めます。
声優: 中井和哉
爆発物のスペシャリストです。現場で爆破直前の状況を解析できる能力を持っています。
声優: 沢城みゆき
原作の「フチコマ」に該当するキャラクター。9課に運用されている熱光学迷彩装備の歩兵兵站用輸送支援車両で、正式名称は「ロジスティクス・コンベイヤー・マシン」です。
旧式のAIのためか、のんびりとしたしゃべり方をします。