
目次
ワンピース1056話で初めて登場した「”火ノ傷”の男」というワード。
ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)に繋がる情報という事で注目を浴びています。
今回はそんな火ノ傷の男の正体について、徹底的に考察していきます!
「”火ノ傷”の男」というワードが登場した経緯をネタバレ
まずは、「”火ノ傷”の男」というワードが登場した経緯を振り返っていきましょう。
ワノ国出航に向けて3船長でそれぞれの次の行き先を決める

「”火ノ傷”の男」というワードが登場したのは、ワンピース1056話です。
1056話ではワノ国出航に向けて準備している3船長とその仲間たちの様子が描かれています。
ただ、たまたま3つの海賊団の出航日が被ってしまったため、ログポースが定着した「北東」「東」「南東」の方角に分かれて出航することになりました。
3船長の第一希望はローが北東、ルフィとキッドが真ん中(東)だったため、ルフィとキッドはくじ引きで行き先を決めることに。
最終的な結果は
- 麦わらの一味→南東
- キッド海賊団→東
- ハートの海賊団→北東
となりました。
その後ルフィがキッドに対して
「おれ「四皇」なのにくじ引き負けた~」
と言って煽るシーンがあり、それを聞いたキッドが「四皇と聞いて頭に来る人物」として、四皇になったバギーとバギーが率いる新組織「クロス・ギルド」が話題にあがりました。
ローからキッド達へ「ロードポーネグリフの写し」が渡される
それぞれの進路が決まり、ワノ国の外で起きている事についても情報共有がなされたことで、いよいよ出航間近になりました。
その時にローからキッドたちへ渡されたものが「ポーネグリフの写し」です。
ロー曰く
「お前らにも得る権利がある」
「抜けがけはつまらねェ」
とのことで、ローの律義さがうかがえます。
キッドの口から「”火ノ傷”の男」というワードが登場する
「”火ノ傷”の男」というワードが登場したのは、ローとキッドたちのやり取りのすぐ後です。
ポーネグリフの写しをみたキラーが
「おれ達もコイツに本腰入れなきゃなキッド」
「ワンピースの争奪戦に参加するには…!!」
とキッドに話しかけました。
それに対してキッドが
「”火ノ傷”の男を捜せってのか?アテがなさすぎる…………!!!」
と返事をします。
ここで初めて「”火ノ傷”の男」というワードが登場したのですが、ローが無言になっている意味深なシーンが描かれており、ローも何かしらの情報を持っている可能性がありそうです。
対して、ルフィは
「ヒノキズ?何だそれ」
と発言しており、麦わらの一味の中でも博識なロビンも?マークを浮かべていました
ワンピース争奪戦と「”火ノ傷”の男」の関係を考察
次に、ワンピース争奪戦と「”火ノ傷”の男」の関係を考察していきましょう。
ワンピース争奪戦への参加には「”火ノ傷”の男」の存在が鍵
1056話で初めて読者の知るところとなった「”火ノ傷”の男」ですが、キラーの発言からこの男の存在はワンピース争奪戦に参加するためには必要だと判明しました。
”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”は漫画ワンピースの世界で、ルフィ達がずっと追い続けているものです。
そのため、「争奪戦に参加するために必要」という重大な内容が、最終章に入ったこのタイミングで判明したことに驚く読者も多いようです。
「”火ノ傷”の男」の正体についてはこの後詳しく考察していきますが、話の流れから推察するに「ポーネグリフ」に関係しているキャラクターだと思われます。
「”火ノ傷”の男」へのキッドとローの反応
本記事でもすでに触れていますが、「”火ノ傷”の男」に対するキッドとローの反応から「”火ノ傷”の男」の情報を振り返りましょう。
まずキッドの反応ですが、重要なのは
- アテがなさすぎる
- 捜す必要がある
という点です。
つまり男が居る場所への行き方どころか、居場所さえも分からないという状況だと推察できます。
その他にも「”火ノ傷”の男」というワードは知っているが、正体は知らないという可能性もありそうです。
次にローの反応ですが、ローは「”火ノ傷”の男」について一切言及していないため、実際のところ情報を持っているのかどうかは分かりません。
しかし、意味深に無言の様子が描かれていることから、全く情報を持っていないということはあまり考えられないでしょう。
もしかしたら、この中の誰よりも「”火ノ傷”の男」についての情報を持っていて、持っているからこその複雑な心境を表しているのかもしれません。
もしそうであれば、ローとかかわりが深いキャラクターの可能性もありそうです。
ワンピース争奪戦と麦わらの一味の現状

「”火ノ傷”の男」について、現時点では何も情報を持っていないと思われる麦わらの一味ですが、このままだと麦わらの一味はワンピース争奪戦に参加できないという事でしょうか。
結論から言うと、その心配はないと思われます。
その理由はロビンという存在とイヌアラシのこちらのセリフです。
「ゆガラ達はこれまでの旅ですでにその先の冒険を始めているのだ」
このセリフはログポースの指針通りに進まず、ビブルカードでゾウまで来たことに不安を覚えたナミが問題ないかどうかをイヌアラシに聞いた時の返答です。
この返答の後イヌアラシは
「本来ならば——その”記録”の終着点で初めて気づくのだ」
「”歴史の本文”と”古代文字”の「謎」に…!!!」
「それを生み出した文明と見えぬ最後の島「ラフテル」の存在に!!」
とも話しています。
このことから、
- ワンピース争奪戦とは、本来であれば終着点で謎に気づいた後の冒険のこと
- 古代文字を読めるロビンが仲間である麦わらの一味は、すでにワンピース争奪戦に参加している
ということだと考えられます。
「”火ノ傷”の男」の正体予想
それでは、「”火ノ傷”の男」の正体を予想していきましょう。
麦わらの一味だけが「”火ノ傷”の男」の男を知らない理由

前述のように、キッドやキラーは「”火ノ傷”の男」について知っており、ローも言及してはいないもののその様子から何か情報を得ていると思われます。
つまり、3つの海賊団の中で麦わらの一味だけが「”火ノ傷”の男」を知らないという状況ですが、これはなぜなのでしょうか。
考えられるのは、キッドとローは
- 麦わらの一味が修行していた2年間
で「”火ノ傷”の男」を知った可能性が高いという事です。
この期間、麦わらの一味は外の情報を得にくい環境にいました。
反対にキッドとローはこの間もずっと新世界にいたと思われます。
そのため、この2年の間で知りえた情報だと考えるのが自然でしょう。
オハラの学者や三つ目族など「古代文字」を読める人物?
「”火ノ傷”の男」の正体を予想するにあたって重要なもう一つのポイントは、
- ポーネグリフや古代文字、文明やラフテルについて知っている人物
であるという事です。
「”火ノ傷”の男」というワードが初めて登場した1056話のキラーのセリフ
「おれ達もコイツに本腰入れなきゃなキッド」
の”コイツ”とは、状況的にポーネグリフを指していると考えて間違いないはずです。
そうなると、必然的に「”火ノ傷”の男」はポーネグリフについて詳しい、もしくは古代文字を読める人物であると考えられます。
現状、古代文字を読める人物はロビンだけとされていますので、
- ロビンのほかに生き残っていたオハラの生き残りの学者
- 真の開眼を果たした三つ目族
などが「”火ノ傷”の男」の特徴に該当しやすいでしょう。
「”火ノ傷”の男」は一体誰なのか
それでは本記事の最後に、「”火ノ傷”の男」が誰なのかを考察していきましょう。
元海軍大将”青雉” クザン

”火ノ傷”というワードから、これは火傷のことであり、赤犬と戦って火傷を負った元海軍大将”青雉” クザンが「”火ノ傷”の男」なのではないかと言われることがあるようです。
現在青雉は黒ひげと手を組んだという情報が判明しているため、何か重要な情報を握っていてもおかしくありません。
ただ、青雉は元海軍大将として広く知られている人物なので、キッドがわざわざ「”火ノ傷”の男」と名前を伏せる理由がいまいちピンときません。
また、キッド達は持っていなくて、青雉だったら持っている「ワンピース争奪戦に参加するために必要なほど重要な情報」とは何か?と言われると、中々難しいところです。
もし青雉が「”火ノ傷”の男」なのであれば、海軍に所属していたことで知りえた情報、もしくは趣味が歴史研究である黒ひげから知りえた情報である可能性が高いでしょう。
コラソン

すでに死んだとされているコラソンも「”火ノ傷”の男」の候補の一人です。
まずはコラソンの生存説ですが、
- パンクハザード編でチョッパーに手書きのメモを渡した人物
がコラソンなのではないかと言われています。
そして、バラティエのコックたちのセリフ
「”真っ赤な目の男”ならこの店に来たことがあるけど」
「体に引火して発火したどっかのバカか」
ですが、コラソンは目が赤く、体に引火するドジをしてもおかしくないキャラクターなので、これもコラソンの事なのではないかと言われています。
そのため、このバラティエの件で火傷を負った可能性があり、生存説があるコラソンも「”火ノ傷”の男」の候補の一人とされています。
もし「”火ノ傷”の男」がコラソンなのであれば、1056話でのローの意味深なシーンも説明がつきそうです。
スコッパー・ギャバン

スコッパー・ギャバンとはロジャー海賊団に所属していたキャラクターで、名前に「スコッパー(銅)」が入っていることから、ゴールドとシルバーに次ぐ三番手だったのではないかと言われています。
ロジャー海賊団が解散した後の消息は不明ですが、麦わらの一味はこれまで
- グランドラインの始点である双子岬でクロッカス
- グランドラインの中間地点である魚人島の手前でレイリー
と、重要なポイントでロジャー海賊団に所属していたキャラクターと会っているので、グランドラインの終盤でも元ロジャー海賊団の誰かと会うことになるのではないかと考えられます。
そして、それが未だ登場していないスコッパー・ギャバンなのでは?と考察されることが多いのです。
スコッパー・ギャバンであれば、ロジャーと共にラフテルへ辿り着き”世界の全て”を知っていることから、ワンピース争奪戦において重要な情報を持っていると言われても何ら不思議ではありません。
また、現在表立って活躍しているキャラクターではないため、「”火ノ傷”の男」という通り名のようなものがあってもおかしくないでしょう。
サボ

サボも「”火ノ傷”の男」の候補として考察されているようです。
これは青雉と同じく火傷が特徴的な点と、エースの遺志を継いで手に入れた「メラメラの実」からも「火」が連想できることが理由のようです。
しかし、これも青雉と同様ですが、革命軍No.2として活躍しており今は”炎帝”という通り名もあるサボに対して、わざわざ「”火ノ傷”の男」という通り名を使って名前を伏せるのは不自然な気がします。
そのため、「”火ノ傷”の男」の候補としては名前が挙がっているようですが、可能性は低いと思われます。
新キャラクター
その他「”火ノ傷”の男」として考えられるのは、これまで登場していなかった新キャラクターです。
その中でも有力候補なのが
- 眼帯の海賊
です。
これまでワンピースでは眼帯をしている海賊は登場していません。
これは尾田先生のささやかな裏ポリシーであるという話が「ONE PIECE PARADISE!」という情報誌で公開されているのですが、その話の中で「ワンピースの終盤に一度だけ登場する」と明言されていたのが”眼帯の海賊”です。
「”火ノ傷”の男」はワンピース争奪戦に参加するために会う必要がある人物という事で、何やら重要そうなキャラクターである”眼帯の海賊”が候補となっています。
新キャラクターでは、その他にも
- ”真っ赤な目の男”(コラソンではなくこれから新しく登場する説)
- 631話の扉絵でクロッカスを酒を酌み交わしている男(この男がスコッパー・ギャバン説もある)
などが候補として挙げられているようです。
「”火ノ傷”の男」についてのまとめ
今回は新たに登場した「”火ノ傷”の男」についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
ワンピース1056話で初めて名前が登場し、現時点ではこれ以上の情報はないですがワンピース争奪戦に関係してくる重要な人物のため、これから注目していく必要がありそうです。
今後の展開も見逃せませんね!