
リゼロのカーミラはその権能で大勢の人間を魅了し、死に追いやった色欲の魔女です。
気弱に見えて中々恐ろしい性格ですが、かなり悲惨な過去を持っています。
カーミラの権能や過去、死因などについて考察します。
【リゼロ】カーミラとは
無貌の花嫁で全てを魅了する色欲の魔女

名前 | カーミラ |
享年 | 17歳 |
誕生日 | 6月19日 |
身長 | 160cm前後 |
声優 | 石見舞菜香 |
カーミラは、無貌の花嫁と呼ばれる権能であらゆる者を魅了した色欲の魔女です。
魔女の中で戦闘能力は低いですが、権能で虜にした者たちを死に追いやっており、被害の規模という意味ではかなり危険な魔女でもあります。
彼女の権能に囚われた人間は喜んで死んだ者も多く、自ら望んで命を落とした被害者の数は魔女の中で一番です。
小動物的で幼い雰囲気ですが、実際は10代後半で身長も低いわけではありません。
400年前に死亡していますが、現在は魂だけの存在になってエキドナと旅をしています。
天上の美姫と呼ばれるが実際は人並みにかわいい容姿

カーミラは天上の美姫と呼ばれ絶世の美女とされていますが、実際は飛び抜けて美しいわけではなく人並みにかわいい容姿の少女です。
これはカーミラの権能の影響下にある者は彼女を愛し、絶世の美女だと思い込んでいました。
そのため、彼女の本当の姿に気づく者はほとんどいません。
自己愛の塊だが何よりも愛を大事にする

カーミラは自分を何より大事にする自己愛の塊ですが、一方で人を愛する想いを絶対に蔑ろしない性格でもあります。
カーミラは一見気弱な性格ですが、自分を傷つけようとする相手はためらいなく殺そうとする攻撃的な一面も。
常に自己保身のことを考え、「私は私の味方」と言い切る自己愛の強い性格です。
また、愛されていることを否定することは絶対に見逃そうとしません。
スバルが愛されていることを無視して命を絶とうとした時は、権能を使って愛されていることを思い出させました。
自己愛の強さや人の愛を大事にしようする性格は、誰からも本当の愛を得られなかった過去の影響でしょう。
【リゼロ】カーミラの能力・権能・強さを解説
自分の姿を相手の理想の姿だと錯覚させる

カーミラの姿を見たものは、権能のせいで彼女の姿を自分の理想の姿と錯覚します。
カーミラの権能は、権能に囚われた者の持つ理想や幻想を彼女の姿に投影します。
レムに会いたかったスバルは、カーミラをレムと見間違えていました。
また、過去の群衆がカーミラを祭り上げて反乱を起こしたように、彼女を自分の理想を叶えてくれる存在と錯覚する場合もあります。
カーミラの権能が、無貌(顔のない)の花嫁と呼ばれる理由と思われる能力です。
意識を向けた相手の全神経を自分に向けさせて心臓を止める

カーミラの権能は意識を向けてきた相手の全神経を自分に集中させて、息の根を止めてしまいます。
カーミラのことを気にした相手は、彼女のことしか考えられない状態に。
その後は息をすることもできなくなり、最終的に死亡してしまいます。
カーミラ本人の意志とは無関係に発動し、無差別に息の根を止める恐ろしい権能です。
彼女に好意を抱いて死んだ人間は多いですが、スバルのように敵意を向けた場合も死にかけます。
大兎を全滅させることができるカーミラの能力は、この権能の可能性が高いです。
ただし、彼女の存在をできるだけ意識しないようにすれば、権能の影響を避けることもできます。
また、権能の影響を受けても精神力強い者は、死なない場合もあるようです。
相手を愛していた者の声で呼びかける

カーミラの権能は、相手を愛している者の声でその相手に呼びかけることもできます。
この力は、相手の記憶の中から愛されていた記憶を呼び戻すものです。
スバルは、自分を愛する者の声を思い出したことで立ち直っていました。
純粋な戦闘能力はほとんどない?
カーミラは、純粋な戦闘能力はほとんどない可能性があります。
カーミラは大勢の人間を死に追いやっており、大兎を簡単に全滅させることも可能です。
しかし、カーミラが行ったことは権能だけで可能であり、彼女に戦闘能力がある必要はありません。
大罪魔女は権能とは無関係に、魔法や特殊能力などで高い戦闘能力を持つ者が多いです。
しかし、カーミラは普通の村娘とされており、戦う訓練を受けていたとは考えにくいです。
カーミラは権能が無ければ、ほとんど戦うことができない普通の少女だったのかもしれません。
【リゼロ】カーミラの過去
平凡な村娘だったが彼女を求めて争いが起こる

カーミラは平凡な村娘でしたが、彼女を巡る争いで国が亡びる事態にまで発展します。
カーミラは小さな村で暮らしており、家族や許嫁から愛されて幸せな生活を送っていました。
しかし、色欲の魔女因子のせいで彼女の人生は一変します。
村を管理していた領主がカーミラを気に入り、村から彼女から奪い取っていきました。
怒り狂った村人たちは、カーミラの許嫁をリーダーして反乱軍を結成。
領主を打ち倒してカーミラを取り返しただけでなく、自分たちの国まで壊滅させてしまいました。
本当は愛されていないことに気づき全てを捨てる

反乱軍の女神のように崇められたカーミラは、自分が誰からも愛されていないことに気づいて全てを捨てて逃亡します。
自分たちの国を滅ぼした反乱軍は、周辺国に攻撃をしかけて大国まで滅亡させます。
反乱軍の人々はカーミラの姿を見ることで、自分の理想に踊らされて破壊を繰り返していたのです。
自分が本当は誰にも愛されていないことに気づいたカーミラは、反乱軍を捨てて逃亡しました。
しかし、行く先々で彼女は愛され続け、彼女を巡る争いが続いたと言います。
【リゼロ】カーミラの登場と活躍を解説
スバルを助けようとするがレムのフリをしたせいで怒らせる

第四章で初登場したカーミラはスバルを助けようとしますが、ラムのフリをしたせいでスバルの怒りを買うことになります。
試練の影響で正気を失ったスバルを助けるために、エキドナはカーミラに協力を求めます。
カーミラは権能を使い、レムとしてスバルに呼び掛けることで正気に戻しました。
しかし、レムの偽物だと気づいたスバルに怒られて意気消沈します。
カーミラはスバルを助けるために、エキドナが騙したことに怒っていました。
借りっ放しは嫌だと言ってスバルを助ける

カーミラは精神的に追い詰められたスバルを再び助け、その理由として借りっぱなしは嫌だと言っていました。
精神的に追い詰められたスバルは、舌を噛み切って死に戻りしようとします。
カーミラは、権能を使ってレムやエミリアの声でスバルに呼びかけます。
スバルの死にたくないという本音を引き出して、生きる気力を取り戻させました。
スバルを助けた理由として、「愛は大事」で「借りっぱなしは絶対に嫌」と発言しています。
スバルに愛を囁いていたのはサテラなので、カーミラはサテラに借りがある可能性が高いです。
【リゼロ】カーミラの死因について考察
カーミラの死因は大火による焼死

カーミラは最終的に、大火で焼死したとされています。
カーミラは反乱軍から逃げ出した後に、他の大罪魔女と友人になりました。
その後、詳細は不明ですが、大火で焼死したことだけが明かされています。
再び起こった戦いのせいで炎に包まれた?

カーミラは再び起こった戦いのせいで、炎に包まれたのかもしれません。
カーミラは魔女たちと友人になりましたが、その後も彼女の権能に囚われた人間はいたようです。
そのため、再びカーミラを祭り上げた集団によって争いが起こり、混乱の中で彼女は炎に包まれて死んだのかもしれません。
また、魔女を討伐しようとする人間、カーミラの権能で死なない人間もいます。
彼女に強い敵意を持っても死なない人間によって、焼き殺された可能性もありそうです。
【リゼロ】カーミラについてまとめ
Re:ゼロから始める異世界生活に登場するカーミラについて解説しました。
性格に問題はありますが、権能に翻弄された悲劇的なキャラクターです。
今後、嫉妬の魔女とのエピソードが描かれる可能性が高く、意外な形で活躍するかもしれません。