
目次
最悪の世代の中でも謎の多い存在だったジュエリー・ボニー。
そんな彼女ですが、エッグヘッド編でさまざまな事実が明らかになりました。
今回はそんなワンピースのジュエリー・ボニーの正体を徹底的に解説・考察していきます!
ボニー海賊団船長”大喰らい”ジュエリー・ボニーとは
まずは、ジュエリー・ボニーの基本的な情報についてみていきましょう。
ジュエリー・ボニーのプロフィール

名前 | ジュエリー・ボニー |
誕生日 | 9月1日 |
年齢 | 2年前:10歳 2年後:12歳 |
身長 | 174cm |
血液型 | F型 |
星座 | おとめ座 |
出身地 | 南の海 |
好物 | マルゲリータピザ |
悪魔の実 | トシトシの実 |
通り名 | 大喰らい |
役職 | ボニー海賊団船長 |
懸賞金 | 3億2000万ベリー |
懸賞金ランキング | 50位 |
初登場 | 51巻 第498話 ”11人の超新星” |
ジュエリー・ボニーのモデルはカリブ海の海賊アン・ボニー?
ジュエリー・ボニーのモデルは18世紀のカリブ海で活動した「アン・ボニー」という男勝りな女海賊ではないかと言われています。
アン・ボニーは元々裕福な家庭に生まれたお嬢様だったそうですが、その後海賊と駆け落ちし、その海賊に冷めたあとは元海賊の別の男性と付き合います。
そして付き合った男性が海賊に戻る事になったため、アン・ボニーも男装して海賊船に乗り込んだそうです。
その後、同じように男装して海賊をしていたメアリ・リードに出会い、友情を深めていった二人は海賊として活躍します。
しかしある時賞金稼ぎに襲われてしまい、男たちが逃げ出す中この二人だけは戦いを続けますが捕まってしまいます。
最終的にメアリ・リードは妊娠を理由に刑を免れますが病死してしまい、アン・ボニーに関してはその後どうなったのか判明していないようです。
男勝りな性格など、ジュエリー・ボニーとの共通点があるように見えますね。
ジュエリー・ボニーの出身はソルベ王国

エッグヘッド編でジュエリー・ボニーの出身地は、ソルベ王国だと明らかになりました。
出身地は南の海とだけ明かされていましたが、エッグヘッド編の回想で赤ん坊の時から9歳までソルベ王国で暮らす姿が描かれています。
ジュエリー・ボニーは青玉鱗という難病だったため、ベガパンクの治療を受けており、その時期だけエッグヘッドに滞在していました。
推定年齢24歳とされていましたが、実際の年齢は12歳であることも明らかに。
子供が、悪魔の実の力で大人に姿を変えていたことも判明しています。
太陽の神ニカを信仰するバッカニア族のくまに育てられたため、幼いころからニカの伝説を聞かされていました。
ジュエリー・ボニーは、ニカについて知っている数少ない人物の1人です。
ワンピースにおいて非常に重要な意味を持つ「太陽」や「太陽の神ニカ」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
ジュエリー・ボニーの強さと悪魔の実の能力
ここではジュエリー・ボニーの強さと悪魔の実について考察していきましょう。
最悪の世代に数えられる戦闘能力
ジュエリー・ボニーの戦闘能力は、戦闘シーンが少ないため詳細は分かっていません。
しかし、映画の『ONE PIECE STAMPEDE』では、ダグラス・バレットに軽いの身のこなしで近づき、強烈な蹴りを喰らわせています。
また、その直後ダグラス・バレットから反撃を受けますが立ち上がるシーンもあり、最悪の世代に数えられるほどの実力を持っていることが分かります。
年齢を操れるトシトシの実の能力者

ジュエリー・ボニーはトシトシの実を食べており、自分自身や触れた生物・無生物の年齢を自由に変化させることができます。
大勢の海兵と戦った際に、相手を高齢者や幼児にして無力化しており、これだけでもかなり強力な能力です。
イメージした未来の姿に成長する「歪んだ未来」という技があり、ボニー自身がニカのような姿に変身して敵を倒したこともあります。
現実を知るほど選べる未来の選択肢が減るという弱点が指摘されていますが、ボニーの想像力次第でさらに強力な能力になる可能性もありそうです。
金属などの年月を進めて劣化させることもできます。
生物に関する年齢操作は一時的なもので、時間が経つと元の年齢に戻ります。
実は悪魔の実を食べたわけでなく、赤ん坊の頃に悪魔の実のエキスを飲まされたことで能力者になっていました。
ジュエリー・ボニーの経歴
次にジュエリー・ボニーのこれまでの経歴と死亡説について解説していきます。
世界政府に捕らわれていた

ジュエリー・ボニーと会話していたサカズキは、「お前が政府から逃げたと聞いた時ァ ひやりとしたがのう」と言っていました。
サカズキのセリフから、ジュエリー・ボニーはかつて世界政府に捕らわれていた事がわかります。
エッグヘッド編にてくまが政府を裏切らないように、ジュエリー・ボニーはソルベ王国で軟禁状態だったことが判明しました。
自分が人質にされていることに気づいていませんでしたが、コニー王太后の手引きでジュエリー・ボニーはソルベ王国を脱出。
ボニーはくまの友人の漁師たちとくまを探す旅に出て、後にボニー海賊団を結成して最悪の世代の1人に数えられるようになりました。
シャボンディ諸島編でゾロに助け舟を出す

ジュエリー・ボニーの初登場はシャボンディ諸島編です。
麦わらの一味と同じころにシャボンディ諸島に上陸した、懸賞金額が億越えのルーキー「11人の超新星」のうちの一人として登場しました。
このころはまだ天竜人について詳しい情報はなく、天竜人を知らなかったソロがチャルロス聖の真正面を歩いてしまったため、海軍が呼び寄せられる前に対処しようとジュエリー・ボニーが子どもの姿になってゾロを引き離し
「お兄ちゃーん どうして死んでしまったの!?」
と演技することで難を逃れます。
その後、結局はルフィがチャルロス聖をぶっ飛ばしてしまったため海軍がシャボンディ諸島に押し寄せる事態となりましたが、能力を使って海兵を無力化し、無事に逃げ切ったようです。
マリンフォード頂上戦争の中継をみて涙を流す

マリンフォード頂上戦争では、シャボンディ諸島で中継を見ていたジュエリー・ボニーが何故か涙を流すシーンが描かれました。
ボニーが涙を流していたのは、サイボーグにされた上に自我を失った父親の姿を見たからでしょう。
戦争の映像をみたジュエリー・ボニーは
「何もかもあいつのせいだ…!!!」
「すぐに探し出してやる!!行くぞ!!”新世界”へ!!!」
と話し、その言葉通り新世界へ突入しました。
その後、くまを改造したベガパンクを探していたことが判明したため、ボニーの言う「あいつ」はベガパンクのことで間違いないでしょう。
黒ひげに敗北し再び世界政府に捕まる

新世界に突入したジュエリー・ボニー達でしたが、”燃える島”というところで黒ひげと交戦し敗北してしまいます。
黒ひげに捕まった後、「仲間にするには弱いが、おれの女になるならこの先の海へ連れてってやる」と勧誘を受けましたが、これを断ったところ海軍との取引のネタに使われてしまいます。
結果的に、やって来た海軍の船にサカズキが乗っていたこともあって黒ひげ海賊団が逃亡したため取引は無効となりましたが、捕まった状態のままだったジュエリー・ボニーは再び世界政府に捕らわれることとなりました。
逃亡生活の後マリージョアに潜入
前述のように世界政府に捕まってしまったジュエリー・ボニーでしたが、逃げ出すことができたようです。
ただ、いつ・どうやって逃走を成功させたのかは判明していません。
また、世界政府から逃げ出した後のジュエリー・ボニーが食い逃げを続けて生活している様子は描かれていましたが、ボニー海賊団の船員たちの姿は描かれておらず、消息は不明の状態です。
その後の世界会議編では、自身の年齢を操作してソルベ王国の王太后「コニー」に変装し、マリージョアに潜入する様子が描かれています。
このことは後程解説する「ジュエリー・ボニーとバーソロミュー・くまは家族」という考察にも繋がる内容なのですが、ボニーが変装したコニーは海兵が見ても変装がバレる様子は全くありませんでした。
マリージョアに潜入後、天竜人の奴隷となってしまったバーソロミュー・くまの姿を目撃し涙を流す様子も描かれており、やはりバーソロミュー・くまとは深い関係にあることがうかがえます。
ちなみに、この時奴隷として登場したバーソロミュー・くまは、その後革命軍によって解放されました。
革命軍についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
その後はエッグヘッドに潜入

レヴェリー終了後、ジュエリー・ボニーの行方はしばらくわかりませんでしたが、エッグヘッド編で登場します。
エッグヘッド近くの海で溺れていたジュエリー・ボニーは、麦わらの一味に助けられてエッグヘッドに潜入します。
ジュエリー・ボニーは、自我を失ったバーソロミュー・くまを元に戻すために、エッグヘッドにいるベガパンクに会うことが目的でした。
くまを元に戻せないと言われたことでベガパンクを殺そうとしますが、研究所にあったくまの記憶の結晶を覗くことに。
記憶を覗いてくまの真意を理解したジュエリー・ボニーは、ベガパンクと和解します。
エッグヘッドが世界政府の攻撃を受けたことで、海軍やサターン聖と交戦。
サターン聖に殺されそうになりますが、エッグヘッドに来たくまに助けられました。
ジュエリー・ボニーの涙と「許さねェ」の理由とは
それでは最後に、これまで描かれてきたジュエリー・ボニーの意味深な様子から、バーソロミュー・くまとの関係を考察していきましょう。
「ソルベ王国 王太后コニー」とそっくりなジュエリー・ボニー

ジュエリー・ボニーがくまの肉親でソルベ王国出身と考察されていた理由の1つが、ソルベ王国の王太后コニーと年齢操作したボニーがそっくりなことです。
レヴェリーで老人の姿になったボニーを見た兵士は、コニーだと思い込んで疑う様子もありませんでした。
トシトシの実は年齢操作をする悪魔の実なので、自分の外見を別人そっくりにするのは不可能です。
年老いたボニーはコニーそっくりなことになるため、コニーが若返った姿がボニーか、コニーとボニーは血縁関係があると考察されていました。
しかし、ボニーはソルベ王国の王族とは関係がなく、ボニーとコニーは他人の空似ということになります。
ただ、ボニーの母のジニーの過去が不明なため、ジニーとコニーに血縁関係がある可能性はゼロではありません。
ジュエリー・ボニーの正体はバーソロミュー・くまの娘?

エッグヘッド編でパシフィスタを見たボニーが「お父さんなんだ」と発言したことで、くまが父親であることが確定しました。
ボニーがベガパンクを見つけて、自我を失くしたくまを元に戻そうとしていることも判明します。
ただし、くまとボニーは血の繋がった親子ではありません。
ボニーの母親のジニーとくまは両思いでしたが、ジニーは天竜人に攫われてしまいます。
2年後にジニーは赤ん坊のボニーを連れて戻ってきましたが、青玉麟という難病で死亡。
くまはボニーを引き取り、自分の娘として育ててきました。
ボニーが、くまと自分の関係を知らされていたかは不明です。
エッグヘッド編でくまの記憶を覗いたことで、血縁関係がないことを知ったと思われます。
なお、バーソロミュー・くまについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
ジュエリー・ボニーの父親は天竜人?
ジュエリー・ボニーはマリージョア生まれ?

ジュエリー・ボニーは、マリージョア生まれの可能性が高いです。
ボニーの母親のジニーは天竜人に攫われ、マリージョアで第8婦人にされていました。
その後、青玉鱗になったジニーがボニーを連れて、ソルベ王国に戻ってきます。
ボニーは天竜人の子供で、マリージョアで生まれた可能性が高いです。
ジニーがマリージョアを追い出された後に、ボニーを生んだとも考えられます。
ただ、ボニーはサターン聖に悪魔の実のエキスを飲まされる実験を受けていました。
マリージョアを追い出された後に人体実験を受けるとは考えにくいため、ボニーはマリージョアの生まれでしょう。
人体実験で青玉麟を発病

ジュエリー・ボニーは青玉鱗を発症していますが、母親が受けた人体実験の副作用で青玉鱗になったことが明かされています。
青玉鱗はまれに見つかる難病とされていましたが、サターン聖が人体実験で薬を投与した副作用だと判明しました。
母親のジニーがサターン聖に薬を投与された副作用で青玉鱗になり、娘のボニーに青玉鱗が遺伝したようです。
サターン聖が何の目的でジニーに薬を投与したのかは判明しておらず、今後目的が明かされると思われます。
ジュエリー・ボニーについてのまとめ
今回はジュエリー・ボニーについて考察してみましたが、いかがでしたか?
謎が多く、さまざまな考察がされていたジュエリー・ボニーですが、バーソロミュー・くまの娘であることは確定しました。
トシトシの実が自分が想像した未来の姿に成長できるなら、さらに強力な能力になるかもしれません。
ジュエリー・ボニーの今後の活躍に期待しましょう。