意識を向けた相手の全神経を自分に向けさせて心臓を止める

挿絵のカーミラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

カーミラの権能は意識を向けてきた相手の全神経を自分に集中させて、息の根を止めてしまいます。
カーミラのことを気にした相手は、彼女のことしか考えられない状態に

その後は息をすることもできなくなり、最終的に死亡してしまいます。
カーミラ本人の意志とは無関係に発動し、無差別に息の根を止める恐ろしい権能です。

彼女に好意を抱いて死んだ人間は多いですが、スバルのように敵意を向けた場合も死にかけます。
大兎を全滅させることができるカーミラの能力は、この権能の可能性が高いです。

ただし、彼女の存在をできるだけ意識しないようにすれば、権能の影響を避けることもできます。
また、権能の影響を受けても精神力強い者は、死なない場合もあるようです。

相手を愛していた者の声で呼びかける

漫画36話表紙のカーミラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

カーミラの権能は、相手を愛している者の声でその相手に呼びかけることもできます。
この力は、相手の記憶の中から愛されていた記憶を呼び戻すものです。

スバルは、自分を愛する者の声を思い出したことで立ち直っていました

純粋な戦闘能力はほとんどない?

カーミラは、純粋な戦闘能力はほとんどない可能性があります。
カーミラは大勢の人間を死に追いやっており、大兎を簡単に全滅させることも可能です。

しかし、カーミラが行ったことは権能だけで可能であり、彼女に戦闘能力がある必要はありません。
大罪魔女は権能とは無関係に、魔法や特殊能力などで高い戦闘能力を持つ者が多いです。

しかし、カーミラは普通の村娘とされており、戦う訓練を受けていたとは考えにくいです。
カーミラは権能が無ければ、ほとんど戦うことができない普通の少女だったのかもしれません。

【リゼロ】カーミラの過去

平凡な村娘だったが彼女を求めて争いが起こる

設定画のカーミラ3
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

カーミラは平凡な村娘でしたが、彼女を巡る争いで国が亡びる事態にまで発展します。
カーミラは小さな村で暮らしており、家族や許嫁から愛されて幸せな生活を送っていました。

しかし、色欲の魔女因子のせいで彼女の人生は一変します。
村を管理していた領主がカーミラを気に入り、村から彼女から奪い取っていきました

怒り狂った村人たちは、カーミラの許嫁をリーダーして反乱軍を結成
領主を打ち倒してカーミラを取り返しただけでなく、自分たちの国まで壊滅させてしまいました。

本当は愛されていないことに気づき全てを捨てる

設定画のカーミラ1
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

反乱軍の女神のように崇められたカーミラは、自分が誰からも愛されていないことに気づいて全てを捨てて逃亡します。

自分たちの国を滅ぼした反乱軍は、周辺国に攻撃をしかけて大国まで滅亡させます。
反乱軍の人々はカーミラの姿を見ることで、自分の理想に踊らされて破壊を繰り返していたのです。

自分が本当は誰にも愛されていないことに気づいたカーミラは、反乱軍を捨てて逃亡しました。
しかし、行く先々で彼女は愛され続け、彼女を巡る争いが続いたと言います。

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