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強すぎる意志が支配を跳ね返す
ドミ・リバーシに対して悪魔の実の能力者が効果を受けにくいのかどうかは、現時点では作中で明確に語られていません。ただし、いくつかの間接的な示唆があります。
カイドウは不完全なSMILEを部下に大量に与え、ビッグ・マムは家族のほとんどを悪魔の実能力者で固めていました。これは「イムの支配を避けるための無意識の対策だったのではないか」という考察もファンの間では語られています。
死による解除が判明した今、逆に「不死身でなければそもそも解除条件が成立しない」可能性も出てきました。非能力者がドミ・リバーシを受けた場合、普通に死んでしまえばそれで終わり——不死性がないために解除ループにも入れないという、また別の恐ろしさがあります。
覇王色の覇気が対抗の鍵
ワノ国編でカイドウが残した言葉「覇気だけがすべてを凌駕する」。この名言が、ドミ・リバーシへの対抗策を考える上で重要なヒントになっています。
エッグヘッド編ではジョイボーイの覇気が五老星を強制送還させたという描写もありました。覇王色の覇気が、イム様の能力に何らかの形で干渉できる可能性を示しています。
ただし第1176話が示したとおり、覇王色だけでは「支配を解除しながら生かす」ことはできません。覇王色の使い方と「死による解除」の仕組みを組み合わせた戦術が、今後の戦いで鍵になるかもしれません。
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ゴッドバレーに隠された真実
ロックスはなぜ悪魔化したのか
第1163話の回想で、56年前のゴッドバレー事件においてイム様がロックス・D・ジーベックにドミ・リバーシを使用したことが描かれています。
イムはロックスと面会した際、「デービー・ジョーンズ」という人物の名を口にし、強い敵意を向けました。ロックスがデービー一族と何らかの約束を持つ者だと知ったイムは、彼を歴史から消すことを決意。そしてドミ・リバーシで悪魔化させ、自らの妻子を攻撃させようとしたと考えられます。
「第1176話の解除条件が判明した今」で振り返ると、ロジャーとガープがロックスを討ち取ったことは、単なる打倒ではなく「死によって彼をドミ・リバーシから解放してあげた」行為だった可能性が出てきます。ロックス自身が「おれを殺してくれ」と内心で叫んでいた描写は、悪魔化のなかで最後の理性が「死による解放」を求めていたとも読めます。
ロジャーとガープが共闘した理由
第957話でセンゴクは、「天竜人とその奴隷達を守るため、そこに居合わせたガープとロジャーが手を組みロックス海賊団を打ち破った」と語っています。
しかし当時のガープは天竜人の蛮行に激怒していた、という描写もあります。正義感の強いガープが「天竜人を守るため」という建前に素直に従ったとは考えにくく、実態はドミ・リバーシで暴走したロックスを止め、死によって解放するという共通の目的があったのかもしれません。
ロジャーとガープはともに「D」の名を持つ者であり、世界の王になろうとするロックスのDの意志の顕れ方は、二人にとって容認できるものではなかったはずです。「倒すことが救いになる」という文脈を知ったうえで読み返すと、ゴッドバレーの共闘はまた違った重みを持ちます。
対抗策は誰が持っているか
第1176話の「死による解除」判明を受けて、対抗策の構図が変わってきました。最も確実な解除方法は「一度倒す」こと。しかし「死なせずに仲間を救う」という別の課題は依然として残ります。
一つ目は覇王色の覇気による強制的な「死」への持ち込み。不死身のため死なせるのは難しいですが、ロキのように圧倒的な覇王色の一撃で機能を一時停止させることは可能なようです。
二つ目はヤミヤミの実による能力そのものの無効化。悪魔の実の能力を無効化できるこの実が、イムの悪魔的な力に「死なせずに」対抗できる可能性として依然注目されています。
三つ目はニカの「解放」の力。死を経由せずに白へと戻す力——「白転解放(ドーン・リバーシ)」のような技がギア5に秘められているとすれば、最もエレガントな解決策になりそうです。







