【ワンピースネタバレ考察】エニエス・ロビーはかつて巨大な王国があった場所!?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

数ヶ月ぶりのルフィ達の登場に歓喜の声が上がる「ワンピース」1089話。ですが筆者が今話で最も注目したのは、ルルシア王国の巨大な大穴です。

今記事ではルルシアの大穴を元に、かつてあった巨大な王国やマザーフレイムとの関連性について考察します。

ルルシアの大穴とエニエス・ロビーの大穴は関連性がある?

ルルシアとエニエス・ロビーの大穴が酷似

ルルシア王国の跡に開いた大穴
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

1089話で消え去ったルルシア王国の跡地に焦点が当てられましたが、みなさんこの穴を見てまず思い出すのはなんですか?
そう、エニエス・ロビーです。

大きな空洞に海水が滝のように流れ込む様は、エニエス・ロビーの幻想的な景色と酷似しています。

「ワンピース」世界にもふたつとないこの異様な光景は、同じ事象によって引き起こされたものと考えるのが妥当でしょう。

古代兵器でしかあり得ない大穴

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ルルシアの大穴はイム様の命令によって、雲の上に浮かぶ黒い何かが跡形もなく消し去りました。
これは古代兵器による仕業と考えていいでしょう。

古代兵器のひとつプルトンの威力は、島ひとつ跡形もなく消せるほどだと言及されていました。

そして、ルルシアを消し去ったのは、在処が分かっていない最後の古代兵器ウラヌスで間違いありません。

なぜなら、プルトンはワノ国、ポセイドンは魚人島にあることが確定しているからです。


大穴は海底の空洞と繋がっている?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ルルシアに空けられた巨大な大穴でもうひとつ気になるのは、流れ込む海水はどこに向かっているのか?ということです。

無限のように思える海水が、穴に溜まらず永遠と流れ込み続けている様は、いささか不自然に思えます。
しかし、この疑問に関しては答えが既に提示されていました。

空島編にて説明されたノックアップストリームの原理。
その定説として海底に大空洞があり、そこで大爆発が起きて海が吹き飛ぶと言われています。

この大空洞にルルシアやエニエス・ロビーの大穴が続いているとしたら?海水が溜まらず流れ続けるのにも納得できますね。

エニエス・ロビーには巨大な王国があった?

エニエス・ロビー創設と巨大な王国があった時期は一致

ある巨大な王国
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ここからは、エニエス・ロビーにある大穴はいつ出来たのか?について考察していきましょう。

まず結論から言いますと、これは800年前から900年前に存在した巨大な王国を消し去った際に出来たと考えられます。

かつて世界政府を発足した20の国と敵対した王国は、既に跡形もありません。
そしてエニエス・ロビーの創設は800年前と、王国が滅びた時期とちょうど一致します。

かつて滅ぼした王国の跡地を監視するかのように、政府の重大な施設を建てる。
悪趣味ですが、分からない話ではありません。

巨大な王国が消えた空白の100年について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

太陽が沈まない=古代兵器がある証拠?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

またエニエス・ロビーは1日中夜にならないことでも有名で、「不夜島」または「昼島」とも呼ばれています。

そしてイム様が保有する古代兵器は「マザーフレイム」を必要としているようです。

そんなマザーフレイムは直訳すると「母なる炎」。
この言葉を聞いて思い浮かべるのは、人類の背活には欠かせない太陽ですよね。

このことから太陽が1日中出ているエニエス・ロビーは、古代兵器と密接な関係にあることが伺えます。


ウォーターセブンの水没は巨大な王国が消えた余波?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

また1089話で分かった事実として、「古代兵器を使用するとその余波で世界の海面が上昇する」ということが挙げられます。

そして、エニエス・ロビーの近くにも、同じような海面上昇の被害にあっている島がありますよね?
そうウォーターセブンです。

年々島が海に沈んでいくウォーターセブンですが、この現象がもし古代兵器をエニエス・ロビーで使った時の名残だとしたらどうでしょう?

古代兵器を使用した余波が何百年も残るというのは、あり得ない話ではないでしょう。

マザーフレイムと古代兵器の関連性は?

マザーフレイムは古代兵器を動かす動力源?

イム様のマザーフレイム
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に何度も出てくるマザーフレイムとはなんなのか?について考察していきましょう。

パッと見た感じ「古代兵器の名称」に見えますが、筆者は古代兵器を動かすためのエネルギーだと考えています。

マザーフレイムを提供したベガパンクの科学力は、500年先取りしているとも言われてきました。
しかしその技術は未来のものではなく、正確にはエッグヘッドに残された900年前の科学力を再現したものです。

そう考えれば、ベガパンクが古代兵器の動力源となる物質を開発できたこと。
マザーフレイムが古代兵器との相性がいいことも納得が出来ます。

ゴッド・バレーを消したのは古代兵器ではない?

ガープとゴッドバレー事件
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

そして、マザーフレイムを古代兵器の動力源とすると、ひとつ矛盾が生じる説があります。
それは「コッド・バレーは古代兵器によって消された」ということ。

ゴッド・バレーといえば38年前にロジャーとガープが共闘して、ロックス海賊団を打ち破った島ですが、既に地図からは消えています。

しかし、仮に古代兵器による攻撃であれば、ルルシアのように大穴が海面にできるはずですが、そのような事象は報告されていません。

また、マザーフレイムが開発されたのは直近の出来事なので、38年前のコッド・バレー事件の際に古代兵器は使用できなかったはずです。

ゴッド・バレーについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

マザーフレイムがなければ古代兵器は動かない?

研究所を傷つけないと約束する五老星
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

前述した理由から、古代兵器はマザーフレイムがなければ稼働できない状況にあるのでは?と考えられます。

ドラゴンが「なぜ今まで使わなかった?」と語っていた通り、いつでも使えるのであれば何度も使う機会はあったはずです。
その答えはシンプルで「使えなかったから使わなかった」というのが正しいでしょう。

他にも1089話の五老星による「マザーフレイムはお前にも作れるんだな?」という発言。
仮にマザーフレイム=兵器であるなら、2個目を欲しがる利用はないですよね?
既に手元にある訳ですから。

またドラゴンがベガパンクについて「人殺しの道具を作るとは思えない」と語ったことから、殺戮兵器とは考えにくいです。

マザーフレイムと巨大な大穴についての考察まとめ

現状マザーフレイムについてあまり情報が出ていないため、考察以上の情報を語ることは難しくなっています。

しかし、作中のセリフを紐解くと、古代兵器の動力源であることや、今まで古代兵器を使えなかった事情が見えてきて面白いですね。

すぐに答えは明かさなくても、答えに辿り着けるようヒントが残されているのも、「ワンピース」の面白いところですね。

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