目次
レジィ戦が決着し、東京での戦いは区切りを迎えました。
髙羽や麗美の様子も描かれた一方で、仙台の結界に話が切り替わり、新キャラも多く登場します。
ついに動き出す乙骨と、その行く手には東京以上の猛者がひしめいている様子がわかりました。
そんな中で、伏黒のもとに、ついに「天使」来栖華が現れます。
それでは、第173話「東京第1結界⑬」のネタバレです。
『呪術廻戦』前回172話のおさらい
双方、2トンを超える重さに耐える耐久戦となったレジィと伏黒の戦い。
レジィはまだ、切り札を隠し持っていました。
木造家屋というレジィの切り札に対し、伏黒も自身の領域の性質を生かして立ち回ります。
レジィの術式は、レシートが濡れていると発動条件を満たせないため、伏黒は現実の体育館の地下にあるプールも利用しました。
呪力を消費した伏黒と、レシートが使えなくなったレジィ。
残された対決手段は、近接戦闘しかないとレジィは考えます。
そして伏黒は、式神で隙をついてくるはずだと読んでいました。
攻守にバランスの優れた玉犬は使えないはず、と想定して動いたレジィでしたが、玉犬の破壊はできていませんでした。
伏黒は、レジィが「玉犬での攻撃」をしてこないと確信する瞬間を狙っていたのです。
勝敗を決めたのは、奇しくもレジィが言った「呪術師は、嘘ついてなんぼ」という言葉になったのでした。
『呪術廻戦』173話ネタバレ①|得点の譲渡
もうこのセリフが伏黒恵vs津美紀を予感させそうで怖い…これも呪いになりそうで怖い…もう全部怖いよ
— 理右衛門@2次元のモブオジ (@tourabu_mika) January 30, 2022
#呪術本誌
#wj09 pic.twitter.com/oy5EBu2KnW
レジィは、伏黒の作戦勝ちを称賛します。
領域展開に加え、プールの水の利用、玉犬の温存など、見事にレジィの虚を突いたからです。
そんなレジィに伏黒は、天元のことを尋ねます。
しかしレジィの反応は、「ああそっか。そりゃ生きてるか、あの引きこもり」程度のもの。
何か重大な情報を知っている様子はありません。
伏黒は、天元から聞いた死滅回游の目的を、レジィが嘘だと言ったことを気にしていたのでした。
レジィの言葉が真実ならば、天元が裏で羂索とつながっていて、伏黒たちに嘘の情報を流した可能性も出てくるためです。
レジィの反応から伏黒は、この可能性がないことを把握しました。
そして、レジィは伏黒に「今際の際の善行」として、持ち点全部を譲渡します。
「こうした方が面白くなる予感」がすると言いながら、レジィは最期に伏黒にこう言い残します。
「オマエは運命に翻弄され、道化となって死んでくれよ」
レジィから譲渡されたポイントも加算され、現在の伏黒の保有ポイントは51点になりました。
『呪術廻戦』173話ネタバレ②|「超人」髙羽史彦
ケンコバのこの一言のおかげで自分は「面白い」、笑わない奴は「クソ客」という自信に満ち溢れてるので倒す必要が出来たら滅茶苦茶厄介
— 樂壱(ウニクロ) (@rakuichirakuthe) January 31, 2022
まず自信を失わない限りノーダメだからな…#呪術本誌 pic.twitter.com/VF9ozmXtpj
黄櫨と髙羽の戦いも、まだ決着がついていませんでした。
原因は、黄櫨が「何度も爆撃した」にも関わらず、髙羽がほぼ無傷であるためです。
手ごたえとしては「5回は殺せているはず」なのに、どちらかとい言うと黄櫨の方が翻弄されているようにすら見えます。
髙羽はと言えば、黄櫨の爆発を避け、「いや、油断するな!」と叫んだり、何時の間にかあんかけまみれになっていたりとやりたい放題です。
黄櫨の「マジでなんなんだコイツは……」という心の声は、多くの読者の心の声でもありました。
しかしこの二人の戦いは、決着がつかないまま黄櫨が撤退してしまい、幕切れになります。
コガネによってレジィの死を伝えられた黄櫨が、「やってられるか」と戦いを放棄したためでした。
背を向ける黄櫨に、髙羽は「点ちょうだい!!」と付きまとっています。
まるで相手にしていない黄櫨ですが、あしらい方がすっかり板についているようですらありました。
そんな髙羽は、「超人(コメディアン)」という術式を持っています。
髙羽が「ウケる」と確信したイメージを実現させるというもので、「五条悟にも対抗でき得る」とまで言われています。
しかし、本人はそんな術式のことを何も知りません。
髙羽が日車のように、自分の術式を理解して使いこなせるようになれば、とんでもない術師になりそうですね。
『呪術廻戦』173話ネタバレ③|天使・来栖華登場
https://twitter.com/jyujyushiro46/status/1487812867491758080?s=20&t=iNBkYmijvsgvaTQICZJVlg
動向が気になると言われていた麗美の様子も、最後に少しだけ描かれました。
「分かんないこと」を、全部男性に何とかしてもらい続けてきた麗美。
彼女はこんな状態を、「麗美はなーんにも考えなくていいの!」「これって麗美がカワいいからだよね」と、何も疑わず生きてきました。
よく見るとこのあたりのコマには、「納付方法のご案内」や「払ってね」と書かれた紙と、それを持つ男性が描かれていて、麗美が何もかもを他人任せにしていたらしいことが伺えます。
そんな麗美に、伏黒の玉犬が襲い掛かろうとしたその瞬間、
『駄目だよ、恵』
津美紀の言葉が、伏黒に攻撃をやめさせました。
崩れ落ちる伏黒、そこに不意に羽根が舞い散り、「天使」が姿を現します。
五条奪還のため、探していた術師・来栖華が現れたのでした。
傷つき倒れた伏黒のもとに舞い降りる来栖華の姿は、まさしく「天使」の雰囲気そのものです。
しかし、何のために彼女は現れたのでしょうか。
伏黒を助けてくれると良いのですが、この接触の意味が気になります。
ここから舞台は、仙台の結界へと移ります。
東京よりも早く戦況が展開された仙台は、苛烈を極める様相を呈していました。
原因は、4人の強力な術者による「四つ巴」状態が発生していたためです。
『呪術廻戦』173話ネタバレ④|猛者ひしめく仙台にて、乙骨始動
0巻映画で精神性が完成して
— 瀑布 (@tornadomilk) January 31, 2022
百鬼夜行からの3ヶ月
つまり2年に上がる前に
4級から特級術師へ返り咲いた乙骨
次回からいよいよ3ヶ月で完成された戦闘力のベールが明かされていくと
今2年で描写されている呪力ゴリラなだけでも特級相当だと認識されるのが乙骨の頼もしさだよな#呪術本誌#呪術廻戦 pic.twitter.com/HYwioOMv4n
4人の強力な術者については、以下のとおりです。
『ドルゥヴ・ラクダワラ』
保有ポイントは91点。
倭国大乱にて、単独での列島制圧を成し遂げた宿老。
自律型の2種の式神を持ち、その軌跡を領域とする術者です。
「二度目の受肉」との説明もありますから、何らかの呪物の受肉体ということなのでしょう。
ちなみに「倭国(わこく)」は、「古代の中国の諸王朝やその周辺諸国が、当時中国の南東にあった政治勢力、国家を指して用いた呼称」と辞書では説明されています。
『前漢書』や『三国志』『後漢書』『宋書』『隋書』といった中国の歴史書で、日本を示す言葉として登場している言葉ですから、この術師が古くから日本にいたことがわかりますね。
「宿老」という言葉も、「経験が豊かで物事に詳しい老人。年功を積んだ老巧な人」という意味です。
『石流 龍(いしごおり・りゅう)』
保有ポイントは77点。
プレイヤー1の呪力出力を誇る大砲。
術式などについては不明です。
『烏鷺 亨子(うろ・たかこ)』
保有ポイントは70点。
元・藤氏(とうし)直属暗殺部隊 日月星進隊隊長。
「空を操る」術式を持つ。
肩書・術式ともに手強い人物であることが予想されます。
彼女が所属していた「藤氏」という集団についての詳しい解説が気になります。
『黒沐死(くろうるし)』
保有ポイントは54点。
呪霊操術のコントロールから外されたゴキブリの呪霊。
等級は特級です。
「導入条件の消失まで休眠中」とのことです。
この四つ巴を崩したのが、乙骨でした。
ドルゥヴを倒した彼は、すでに35点を保有しています。
次回以降、乙骨の仙台での戦いが描かれることになりそうです。
『呪術廻戦』173話の感想と考察!
いかがでしたか?
レジィとの戦いは決着したもの、伏黒の負傷は重そうです。
生き残った麗美や黄櫨は、今後どう動くのかも気になりますね。
また、強力な術式を持つことがわかった髙羽も、今後どうなるのかが気にかかります。
一方で、強者だらけの仙台結界と、そこで着々とポイントを集めている乙骨はどうなるのでしょう。
劇場版が大ヒットしていることもありますから、ぜひ活躍を見たいところですね。
新キャラたちもまだよくわかっていないことの方が多いですから、乙骨との戦いの中で、情報を開示してほしいところです。
次回以降の展開も、目が離せませんね。