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海軍本部の機密特殊部隊「SWORD」はマリンコードを返上済みなどの設定が明かされましたが、まだまだ謎が多いです。
SWORDはどのような活動をしていて、何のために設立されたのでしょうか。
SWORDについて、徹底的に解説・考察していきます!
SWORDとは
まずはSWORDについて基本的な情報を見ていきましょう。
海軍本部の機密特殊部隊のこと
SWORDとは、海軍本部の機密特殊部隊のことです。
作中での登場はまだまだ少なく、どのような組織なのかは判明していません。
読み方はソードで「剣」という意味
SWORDの読み方は「ソード」で、剣という意味です。
実はこの剣というモチーフは、後ほど紹介する別の組織と対立関係にあります。
SWORD隊員はマリンコードを返上した海兵
SWORD隊員は、海軍の認識番号に当たるマリンコードを返上した海兵です。
マリンコードを返上することは、辞表を提出したことと同じであり、海軍はいつでもSWORD隊員を首にできます。
辞表提出済みと言ってもSWORD隊員は海軍を辞めているわけではないので、昇進は可能です。
あらゆる命令を無視して自由に動ける遊撃隊
マリンコードを返上したSWORD隊員は、独自の判断で自由に行動できる遊撃隊です。
ワノ国編後に海軍は四皇と戦う際は上の許可を取る必要があることが明かされました。
しかし、SWORDは許可なしで四皇と戦うことができ、命令を無視した行動もできるようです。
SWORDがマリンコードを返上しているのは、問題になった時にすぐに首にするためです。
また、海軍はSWORDの行動に対して、一切の責任を持ちません。
SWORDが登場したシーン

SWORDはワンピース956話・1061話 で登場していましたが、出番はわずかでした。
しかし、攫われたコビーを救出するために、1080話で4人のSWORDとガープが海賊島ハチノスに攻め込む展開に。
1081話・1087話・1088話で黒ひげ海賊団との激しい戦闘を繰り広げ、最終的にコビーを救出しています。
ただし、1088話ではガープが1人で海賊島に残り、消息不明となる展開になっています。
また、ガープはSWORDではないと思われます。
SWORDのメンバー一覧
ここでは、これまでに判明しているSWORDのメンバーをみていきましょう。
隊長:X・ドレーク

SWORDの隊長はX・ドレークです。
956話で初めてSWORDの名前が出た時に、隊長であることが判明しました。
スパイ活動のため百獣海賊団に所属していましたが、鬼ヶ島での戦争中にスパイであることがバレてしまい、八方塞がりとなったドレークはルフィに共闘を志願。
ルフィ以外の一味から怪しまれつつも共闘していましたが、CP‐0と遭遇し敗北。
その後、ホーキンスの最期を見届けたのを最後に行方不明となっており、同じSWORDのメンバーも行方を知らないようです。
海賊島ハチノスでの戦いにも参加していません。
隊員:コビー

956話でドレークと通信を取り合うシーンが描かれ、海軍本部大佐兼SWORD隊員であることが判明しました。
1059話で黒ひげ海賊団に拉致されましたが、1088話で救出に来たSWORDとともに脱出に成功。
パンチで山のような腕を砕く、実直拳骨を習得しています。
隊員:ヘルメッポ

1061話で海軍本部少佐兼SWORDの隊員であることが判明しました。
黒ひげに拉致され生死不明となったコビーを助け出すため、同志である他のSWORD隊員に一緒に海賊島へ乗り込んで欲しいと泣きながら懇願している様子が描かれています。
その後、コビーを救出するためにハチノスで戦う姿が描かれました。
隊員:ひばり

1061話で登場し、海軍本部中佐兼SWORD隊員であることが判明しました。
自分もコビーにお世話になったということから、ヘルメッポに並んで泣きながらコビー救出を仲間に懇願している様子が描かれました。
コビーを救出する際は、スナイパーライフルでお花弾を撃ち込み、敵の武器を無効化していました。
隊員:プリンス・グルス

1061話で登場し、海軍本部少将兼SWORD隊員であることが判明しました。
ヘルメッポとひばりに泣きながらコビー救出についてきてくれと懇願されている様子が描かれています。
1080話で、グニョグニョの実の粘土人間であることが判明しました。
身体から粘土を出したり、地形を粘土質に変えることが可能です。
隊員:孔雀

孔雀は大参謀おつるの孫で、海軍本部の少将です。
ムチムチの実を食べた調教人間で、鞭で打った無機物を自由に操ることができます。
人間を操るシーンはありませんが、鞭で打った人間も操れる可能性が高いです。
少将ですが、中将のガープを呼び捨てにしていました。
SWORDの活動内容や他組織との関係を考察
次に、 SWORDの活動内容や他組織との関係を考察していきましょう。
主な任務はスパイ活動?
特殊部隊とは、ワンピースの世界に限らず、「常設するほどではない特殊な任務を担当する部隊」のことを指します。
通常業務の範疇外の任務につくため、対応できる専門的な技術やノウハウを持っている人員で構成されるようです。
その任務の内容は、一般的に情報収集や敵地に潜入するスパイのようなものが多く、ワンピースのSWORDにおいても、同じような活動内容なのではないかと言われています。
CP-0とは相性が悪い様子

表立った活動はない様子のSWORDですが、CP-0はSWORDという組織のことを認知しているようで、X・ドレークが所属しているということも知っているようです。
ただ、CP-0はSWORDという組織を快く思っていないようで、「“不都合”は消すのみ」と言ってドレークを攻撃しました。
どうやら世界政府直属の機関であるCP-0と海軍の機密特殊部隊SWORDは、組織単位で対立しているようです。
なお、CP-0についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
イージスとは「盾」という意味
対立関係は組織の名前にも現れています。
剣という意味のSWORDとは反対に、CP-0(正式名称「サイファーポール"イージス"ゼロ」)のイージスとは盾という意味です。
SWORDの目的を考察
最後にSWORDの目的を考察していきましょう。
世界政府直属の組織CP-0に対抗するため?
多くは判明していないSWORDという組織ですが、所属しているメンバーを見る限り、おそらく設立してからそこまで時間が経っていないものと思われます。
少なくとも、0〜9までの組織が存在するサイファーポールよりも、後からつくられた組織なのではないでしょうか。
そうなると、イージス(盾)という名前を使っていたCP-0を意識して、対になるようにSWORD(剣)と名づけた可能性もありそうです。
またCP-0は世界政府の直属の機関であるため、それに対抗し、海軍内で独自に調査などの機密任務ができるようにつくられたのかもしれません。
世界政府の動向を監視するため?
海軍の中には、世界政府のやり方などに賛同できないという意見の海兵も多くいます。
SWORDという組織は、そんな世界政府に対して不満や不信感を抱いている人によって、「海軍が信頼できる組織」としてつくられた可能性があります。
現在ワンピースの世界は、世界政府に依存し、支配されていると言っても差し支えない状況です。
もしもSWORDが世界政府の実態を調査し、世界政府ではなく海軍に貢献すれば、世界政府への依存から脱し海軍という一つの組織として独立するということも可能になるのではないでしょうか。
SWORDについてのまとめ
今回は SWORDについてみてきましたが、いかがでしたか?
まだまだ謎が多い組織ですが、CP-0と対比になるような名前や黒ひげ海賊団との因縁から重要な物語で重要なポジションを担うと思われます。
これからどんどん活躍の場が増えてくると思いますので、今後の動向にも注目していきましょう!