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ワンピース最終章でルフィとの対決が描かれるのではないかと言われている“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチとは、一体どんな人物なのでしょうか。
二つの悪魔の実の能力を手にしていることや目的など、まだまだ謎がいっぱいです。
今回はそんなマーシャル・D・ティーチについて、徹底的に解説・考察していきます!
“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチとは
まずはティーチについて、基本的な情報からみていきましょう。
マーシャル・D・ティーチのプロフィール

名前 | マーシャル・D・ティーチ |
誕生日 | 8月3日 |
年齢 | 2年前:38歳 2年後:40歳 |
身長 | 344cm |
血液型 | F型 |
星座 | しし座 |
出身地 | 偉大なる航路 |
好物 | チェリーパイ、ケバブ |
悪魔の実 | ヤミヤミの実 グラグラの実 |
通り名 | 黒ひげ |
役職 | 元:白ひげ海賊団2番隊隊員、王下七武海 現:黒ひげ海賊団船長(提督)、四皇 |
懸賞金 | 39億9600万ベリー |
懸賞金ランキング | 6位 |
初登場 | 25巻 第234話 “ご記憶下さいます様に” |
体質や能力に謎が多い凶悪な海賊船長
ティーチは白ひげ海賊団の船員でしたが、自分が欲していたヤミヤミの実を仲間が手に入れたため、その仲間を殺してヤミヤミの実を手に入れて脱走し、その後四皇にまで上り詰めた凶悪な海賊です。
また、体の構造が“異形”ならしく、その特性によって現在ヤミヤミの実の能力と、白ひげから奪ったグラグラの実の能力の2つを有しています。
加えて生まれてから一度も寝たことがないため、通常の人の2倍の人生を歩んでいるとも言われています。
現在はインペルダウンに収容されていた極悪海賊を仲間にしており、能力者狩りもしているなど、勢力を拡大していっているようです。
黒ひげ海賊団の船長

ティーチは自身の海賊団“黒ひげ海賊団”を率いる船長です。
黒ひげ海賊団は元々、船長のティーチを含むたった5人の少数海賊団でした。
しかし、インペルダウンの大脱獄事件のタイミングでインペルダウンを襲撃し、看守長だったシリュウと囚人4人を引き入れたことで一気に勢力を拡大しました。
現在は初期メンバーの4人とインペルダウンで引き入れた5人、詳細不明の1人が幹部としてそれぞれの隊を率いる大規模な海賊団になっています。
そんな勢力拡大に伴って、ティーチの肩書きも船長から提督に変わったようです。
黒ひげ海賊団は現在「能力者狩り」をすることで戦力強化を図っているようで、初期メンバーのうち3名が新たに悪魔の実の能力を手に入れています。
ただ、どのような手段で能力者から悪魔の実の能力を奪い取り手に入れているのかは明かされていません。
ちなみに、黒ひげ海賊団についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
マーシャル・D・ティーチの悪魔の実と能力
次はティーチの悪魔の実の能力についてみていきましょう。
初めに食べた悪魔の実は「ヤミヤミの実」

ティーチが食べた悪魔の実はヤミヤミの実です。
前述のように、ヤミヤミの実は白ひげ海賊団に所属していた時に親友のサッチが手に入れたものでしたが、親友を殺してその実を奪い取り、能力を手に入れました。
そもそも、ティーチが白ひげ海賊団に加入したのも、このヤミヤミの実が手に入る確率が高そうだからという理由でした。
この能力が手に入らなければ一生日陰者として生きるつもりだったと語るほど、ヤミヤミの実の力に執着していたようです。
また、ヤミヤミの実は「悪魔の実史上最も凶悪」と言われているらしく、このことから前任者も有名な人物である可能性が高いのではないかと考察されています。br>
ヤミヤミの実の能力と強さ
ティーチがそこまで執着するヤミヤミの実は、確かに超強力で厄介な能力を持っていると言えます。
最大の特徴といえば、やはり触れた能力者の悪魔の実の能力を無効化できる点でしょう。
「黒水」という技で手のひらから闇の引力を発生させて能力者を引き寄せ、手に触れている間はその能力者の悪魔の力を闇に引きずり込み、いかなる能力も無効化するというものです。
闇の引力は全てを吸収してしまうため、ロギア系の悪魔の実でありながら攻撃を受け流せず、常人よりも痛みまで過剰に吸収してしまうという弱点はありますが、対能力者との戦闘においては厄介極まりない能力です。
もちろん、悪魔の実の能力だけでなく人や物まで全て闇に引きずり込んだり、引きずり込んだものを吐き出したりという戦い方も可能です。
痛みを過剰に吸収する分、強力な敵と戦った時の戦闘ダメージを耐えられるだけの精神力などが必要とされると思いますが、至ってシンプルな「無効化」という能力だけで十分過ぎるほど強い能力だと思われます。
グラグラの実の能力も持っている
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ティーチの恐ろしい点は、ヤミヤミの実の能力に加えてグラグラの実の能力も手にしているという点です。
通常悪魔の実は1人1つしか食べられず、既に能力を持っている人が別の悪魔の実を口にすると体が爆散して死亡します。
しかし、ティーチは体の構造が“異形”であるために、世界で唯一悪魔の実の能力を2つ手にした人物となりました。
グラグラの実は元々白ひげが持っていた能力ということで、ワンピースの世界でも有名な悪魔の実です。
振動を自由自在に操ることで地震や津波などの災害を引き起こすことができるという強力な能力を持っています。
しかし、グラグラの実の能力は振動を操るというものであり、災害を引き起こすことができるのはあくまでも能力者本人の力量によるものです。
ティーチがヤミヤミの実の能力とグラグラの実の能力のどちらも扱えるのは、白ひげの熟練された扱い方を知っていたことと、ティーチ本人の基礎戦闘能力が高いからに他ならないでしょう。
マーシャル・D・ティーチの略歴と現在
ここではティーチの略歴と現在の動向をみていきましょう。
マーシャル・D・ティーチの略歴
過去 | |
孤児 | |
12歳の時に白ひげ海賊団に加入 | |
シャンクスの左目に傷を負わせる(時系列不明・ルフィと出会う前) |
2年前 | |
親友サッチを殺害しヤミヤミの実を手に入れ、白ひげ海賊団から逃亡 | |
黒ひげ海賊団を結成 | |
ドラム王国を滅亡させる | |
ジャヤの酒場でルフィと出会う | |
王下七武海入りするためにルフィを狙っている最中、追いかけてきていたエースと対決「バナロ島の決闘」 | |
エースを生け捕りにして王下七武海になる | |
頂上戦争で白ひげからグラグラの実の能力を手に入れる | |
「落とし前戦争」で白ひげ海賊団の残党に勝利し四皇になる |
2年後 | |
ロッキーポート事件で王直を倒し海賊島ハチノスの元締めになる | |
メロメロの実の能力を手に入れるために“女ヶ島”アマゾン・リリーを襲撃 | |
アマゾン・リリーでの戦闘後コビーを誘拐 | |
ロードポーネグリフ奪取のためハートの海賊団を襲撃 |
マーシャル・D・ティーチの現在
ティーチは現在、ロードポーネグリフを狙ってハートの海賊団を襲撃し、ローたちと戦闘を繰り広げています。
ティーチはワノ国でビッグ・マムとカイドウがルフィ、キッド、ローと戦争していたことを知っていました。
そして、このうちの誰かがカイドウが持っているロードポーネグリフの情報を手に入れてワノ国を出航し、この航路を辿ってくるのではないかと踏んで待ち伏せしていたようです。
また、黒ひげ海賊団は現在、シャーロット・プリンを誘拐し船の牢に閉じ込めています。
プリンは第3の目が真の開眼を果たすと古代文字が読めると言われている三ツ目族のため、プリンを誘拐したのもポーネグリフを読ませるためとみて間違いないでしょう。
ティーチ率いる黒ひげ海賊団も、これから本格的にワンピース争奪戦に参戦していくようです。
また、ティーチは現在四皇の一人に数えられています。
懸賞金も四皇の中でシャンクスに次いで2番目であり、2年前に比べて世間的にも急激に有名な存在になった可能性がありそうです。
四皇についてはこちらの記事でも解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!
マーシャル・D・ティーチの正体と目的を考察
それでは本記事の最後に、謎に包まれているティーチの正体と目的を考察していきましょう。
悪魔の実を二つ手にできる理由と正体の説まとめ
ティーチの最大の謎といえば、悪魔の実を2つ手に入れることができた“異形”と呼ばれる体の構造です。
これについては様々な説でティーチの正体が考察されています。
ケルベロスの悪魔の実の能力者説
ケルベロスと言えば、地獄の番人として有名な3つ首の猛犬です。
他の説にも通ずる話ですが、ティーチが複数の悪魔の実の能力を所有できるのは、頭や人格が複数あるからではないかと言われています。
ケルベロスも頭が3つあるということで、「イヌイヌの実 幻獣種 モデル“ケルベロス”」「ヤミヤミの実」「グラグラの実」の3つを所有しているのではないかと考察されているのです。
黒ひげ海賊団の海賊旗が3つ首のドクロであることも、この説が有力とされている根拠の一つでしょう。
また、二人称や歯並びがシーン毎にコロコロと変わっていたり、ティーチが持っている銃が3丁なのも根拠です。
クラーケンの悪魔の実の能力者説
ケルベロス説と並んで考察されることが多いのは、クラーケンの能力者説です。
クラーケンは巨大なタコの怪物ですが、タコは3つの心臓を持っています。
そのため、ケルベロスと同様に「タコタコの実 幻獣種 モデル“クラーケン”」「ヤミヤミの実」「グラグラの実」の3つを所有しているのではないかと考察されているのです。
また、黒ひげ海賊団の海賊旗の骨の数は8本で、タコの足の本数と一致します。
3つ首のドクロというのも3つの心臓と数字は一緒です。
歯並びがよく変わるのも、サメの魚人のアーロンは何度も歯が生え変わっていたことから同じようにすぐに生え変わっているとしたら説明できます。
マーシャル・D・ティーチの目的

ティーチの現在の目的は海賊王になることで間違いないでしょう。
ロードポーネグリフを求めてハートの海賊団を襲撃していますし、古代文字が読める可能性のある三ツ目族のプリンを誘拐しているのもその証拠です。
しかし、海賊王が最終的なゴールであるかどうかと言われると、少し足りない気がします。
ティーチはグラグラの実の能力を手に入れた後「おれの時代だァ!!!!」と叫んでいるのですが、これこそが最終的な目的なのではないでしょうか。
ティーチが海賊王になって、「なったぞ!やったー!」で終わるところはあまり想像できませんよね。
海賊王という称号を手にいれ、その富と名声を利用して世界征服するというぐらいの方が雰囲気に合っている気がします。
それこそ、かつてロジャーと渡り合ったロックス・D・ジーベックのように“世界の王”ぐらいの目的があるのかもしれません。
ロックスとロックスが率いた海賊団については以下の記事でも詳しく解説・考察しています。
こちらも併せてぜひチェックしてみてください!
マーシャル・D・ティーチについてのまとめ
今回はマーシャル・D・ティーチについてみてきましたが、いかがでしたか?
ワンピース最終章では、ルフィと対照的なティーチが最後の敵として立ちはだかるのではないかと言われています。
実際に、黒ひげ海賊団は急激に勢力を拡大しており、かなりの強敵になっています。
ティーチの体の構造の謎や能力者狩りの方法など、これからどんどん情報が明かされていくと思いますので、今後の展開に期待していきましょう!