【ワンピースネタバレ考察】ラグニルハンマーは悪魔の実を食べた武器!?誰が食べさせたのか

エルバフ編で圧倒的な存在感を見せるロキ。その手に握られた巨大な武器「鉄雷(ラグニル)」は、一振りでエルバフ全体を危機に陥れるほどの破壊力を持っています。

この恐るべき武器は一体何者なのでしょうか。悪魔の実を食べた武器なのか、

それとも古来から伝わる伝説の武器なのか。今回はラグニルの正体と、ロキが食べたとされる悪魔の実について深く考察していきます。

ラグニルハンマーの正体

エルバフ編で明かされた、ロキが扱う巨大な武器「鉄雷(ラグニル)」。その圧倒的な破壊力は、エルバフの戦士たちを震え上がらせるほどです。一体この武器はどのような代物なのでしょうか。

ロキが扱うエルバフ最強の武器

ロキが持つ「鉄雷(ラグニル)」は、エルバフ王家に代々伝わる伝説の武器と考えられています。その巨大さは作中に登場した武器の中でも最大級で、白ひげやカイドウの武器と比べても桁違いのサイズを誇ります。

ハイルディンでさえ持ち上げることができないほどの重量。古代巨人族の血を色濃く引くロキの怪力があってこそ扱える武器なのでしょう。エルバフ総出で抑えなければならないレベルというのも納得できますね。

この武器の名称は、北欧神話の雷神トールが扱う「ミョルニル」と、終末の日を意味する「ラグナロク」を組み合わせたものと推測されています。エルバフ全体が北欧神話をモチーフにしている点からも、この説は信憑性が高そうです。

あにま
ハイルディンが持てない武器って、どれだけ重いんだろう!

雷を呼ぶ恐るべき破壊力

ラグニルの最も恐ろしい能力は、雷を呼び起こす力です。1142話では、ロキがラグニルを宝樹アダムに叩きつけると、天から雷が降り注ぎました。この一撃によって大規模な火災が発生し、エルバフ全体が危機に瀕したのです。

宝樹アダムの弱点は炎と雷。まさにエルバフを滅ぼせる力を持つ武器といえるでしょう。物理的なダメージに加えて落雷、さらに火災へと発展する三段構えの破壊力は災害級です。

しかも一撃放った後も帯電し続けており、うかつに触れないほど。ルフィがゴム人間であるニカの能力で影響を受けなかったのは幸運でした。神の騎士団から深い傷を受けた状態でこの威力なら、全盛期のロキが振るえばどれほどの力になるのか想像もつきません。

北欧神話のミョルニルには「打ち付ける」「投げるとブーメランのように戻る」「大きさを自在に変える」といった能力があります。ラグニルも同様の特性を持つかもしれませんね。

悪魔の実を食べた武器とは

ラグニルの雷を呼ぶ能力について、「悪魔の実を食べた武器なのでは?」という考察が広がっています。実際、ワンピースの世界では物に悪魔の実を食べさせる技術が存在します。

ベガパンクの革新技術

物に悪魔の実を食べさせる技術を開発したのは、天才科学者Dr.ベガパンクです。彼は「悪魔の実の伝達条件」を解明し、無機物に能力を付与することに成功しました。

この技術の鍵となるのが「血統因子」の発見です。血統因子とは生命の設計図のようなもので、現実世界のDNAに相当するもの。特にゾオン系の悪魔の実には意志が宿るという特性があり、この性質を利用して物に能力を与えることができるのです。

ヘルメッポが「近年の大仕事」と語っていたこの技術。海賊にとって致命的なデメリットである「泳げなくなる」という呪いを、もともと泳げない物に能力を与えることで回避できる画期的な発明といえるでしょう。

過去の事例から見る仕組み

これまでに登場した悪魔の実を食べた武器には、いくつかの共通点があります。アラバスタ編のラッスー(イヌイヌの実を食べた銃)、エニエスロビー編のファンクフリード(ゾウゾウの実を食べた剣)などが代表例です。

全てゾオン系の悪魔の実であることが最大の特徴。これらの武器は命令を理解する知恵、明確な感情、自分自身の意志を持っています。まさにゾオン系特有の「意志が宿る」性質が活かされているんですね。

ワノ国編で登場したぶんぶく君も同様です。お玉になついたり、飛徹を慕ったりする様子から、単なる物ではなく生き物のような感情を持っていることがわかります。

公式サイトによれば、ベガパンクは「無機物に実を食べさせる技術」を確立しており、これまでに確認されているのは全て動物系の悪魔の実を食べた物のみとされています。

あにま
物なのに感情があるって、不思議だよね!

ラグニルに悪魔の実を食べさせたのは誰か

しかし、ラグニルが本当に悪魔の実を食べた武器なのかは定かではありません。一部の考察では「鉄雷(ラグニル)自身が悪魔の実を食わされた武器だとも考えにくい」という指摘もあります。


エルバフ王家による可能性

もしラグニルが悪魔の実を食べた武器だとすれば、エルバフ王家が代々受け継いできた秘宝という位置づけになるでしょう。1169話では、ロキが宝物庫に到着してラグニルを入手する描写があります。

興味深いのは、ラグニルがロキに攻撃を仕掛けたという点です。まるでラグニル自身に意志があり、扱う者を試すかのような行動。これはゾオン系特有の「意志」の表れかもしれません。

エルバフには古くから神話や伝承が受け継がれています。もしかすると、空白の100年の時代から存在する古の武器で、その製造技術は失われているのかもしれませんね。


世界政府関与説の真相

一方で、ベガパンクの技術を持つ世界政府が関与している可能性も考えられます。ただし、これには疑問点も。ベガパンクの「物に悪魔の実を食べさせる技術」は比較的最近の発明とされているからです。

神の騎士団がエルバフに来訪していた事実を考えると、世界政府とエルバフの間に何らかの繋がりがあったのかもしれません。しかし、ラグニルが王家の宝物庫に保管されていた点から、世界政府の技術で作られたとは考えにくいでしょう。

むしろラグニルは悪魔の実を食べた武器ではなく、エルバフ王家に伝わる特殊な鉱石や技術で作られた伝説の武器という可能性の方が高そうです。雷を呼ぶ能力は、武器自体に備わった固有の力なのかもしれませんね。

ベガパンクの技術で作られた悪魔の実を食べた武器は全てゾオン系です。しかしラグニルには動物の姿に変わる描写がありません。これは悪魔の実を食べていない証拠かもしれません。

イヌイヌの実フェンリル説を検証

ラグニルとは別に、ロキ自身が食べた悪魔の実についても様々な考察があります。中でも注目されているのが「イヌイヌの実 幻獣種モデルフェンリル」説です。

北欧神話とワンピースの共通点

北欧神話において、フェンリルはロキの息子である巨大な狼として知られています。神々をも恐れさせる存在で、最終的に主神オーディンを飲み込むほどの力を持つとされる怪物です。

ワンピースのロキは「世界を終わらせる」と宣言しており、北欧神話のラグナロク(終末の日)との関連性がうかがえます。フェンリルもラグナロクで重要な役割を果たす存在。この符合は偶然ではないでしょう。

エルバフ全体が北欧神話をモチーフにしている点も見逃せません。ハイルディンの技「英雄の槍(グングニル)」はオーディンの槍、ロキの武器はトールのミョルニルがモデル。こうした流れから、ロキの悪魔の実もフェンリルに関連していると考えられます。

北欧神話のロキは巨人族を率いて神々と戦い、光の神ヘイムダルと相打ちになります。ワンピースでも天竜人(神)との最終決戦でロキが重要な役割を果たすかもしれませんね。

ロキとフェンリルの運命的繋がり

ロキの笑い方「ドガハハ」から、「ドガドガの実」説や「ドドドドの実」説も浮上しています。規格外の破壊力を持つ能力という点では、どちらも巨人族らしい能力といえるでしょう。

しかし、フェンリル説の魅力は物語との整合性の高さにあります。ロキは「エルバフ一の力自慢」を自称しながら、海楼石の錠を解けませんでした。これは腕力と能力が密接に関連している証拠です。

北欧神話でフェンリルは拘束されていましたが、ラグナロクで解放されます。ワンピースのロキも磔にされており、その解放がエルバフ編のクライマックスになる可能性が高そうです。フェンリルの力を解き放ったロキが、真の姿を現す日が来るのかもしれませんね。

あにま
神話の展開をなぞるなら、これからが本番だね!
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