
ワンピース1173話「戦士の世代」では、エルバフの戦況が大きく動きました。冥界から陽界へと上がってきたメンバーたちが反撃の狼煙を上げ、完全に押し込まれていた盤面がついに動き始めます。
ワンピース1173話のネタバレ【戦士の世代】
今回の話で最も衝撃的だったのは、軍子の正体がシェリー王女であると判明したことです。ブルックは軍子の「青い髪」と「二色の瞳」という特徴から彼女の素性を見抜き、さらにブルックの恩人を殺した「父殺しの王女」だったという驚愕の事実も明らかになりました。
一方、ゾロは黒転支配された巨人族に対して果敢に攻撃を仕掛け、ドリーとブロギーとの対峙という緊迫した展開へ。そして港では新巨兵海賊団の3人が見せた合体攻撃によって、子供達を運ぶはずだった護送船が破壊されるという逆転劇が起こります。
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1173話の要点まとめ
1173話で起こった重要な出来事を整理すると、物語は複数の戦線で同時進行しています。ゾロがいる西の村方面、ブルックと軍子の因縁、そして港での子供救出作戦という3つの軸が絡み合いながら展開されました。
| 場面 | 主な出来事 |
| 西の村方面 | ゾロが黒転支配の巨人族を斬撃、ドリー・ブロギーが同士討ち |
| 軍子とブルック | 軍子=シェリー王女と判明、イムの支配下でブルックを攻撃 |
| 港 | 新巨兵海賊団の合体攻撃でMMAが護送船に落下、船が破壊 |
特筆すべきはタイトル「戦士の世代」が示す通り、次世代の戦士たちが躍動した回だったことです。ベテランのドリー・ブロギーが敵に回る中、ゲルズ、ゴールドバーグ、ロードといった新巨兵海賊団のメンバーが師匠譲りの技で反撃に出ました。
ゾロが黒転支配の巨人族を一刀両断
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冥界から陽界に上がってきたゾロは、巨人の頭を飛び移りながら黒転支配された巨人族を次々と斬りつけます。麦わらの一味の中でルフィに次ぐNo.2が、苦境に立たされたエルバフで先陣を切る形となりました。
前回の1172話でゾロが自信満々に口にした「策」の正体がここで明らかになりつつあります。単純な力押しではなく、巨人の頭上を利用した立体的な機動戦でドリー・ブロギーのもとへ接近していきました。
エッグヘッド編では黄猿との激闘で株を上げたゾロですが、今回は味方だったはずの巨兵海賊団を相手にするという複雑な状況に置かれています。懸賞金11億1100万のゾロに対し、ドリー・ブロギーはそれぞれ18億という評価額。数字上は不利な戦いですが、ゾロはむしろ闘志を燃やしているように見えます。
ドリーとブロギーが互いにぶつかり合う
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ゾロに向かってきたはずのドリーとブロギーでしたが、なぜか2人は互いにぶつかり合います。この予想外の展開にゾロも周囲のキャラクターたちも衝撃を受けました。
イムの支配が完全ではないという重要な伏線かもしれません。ハラルド王が過去編で見せたように、強い意志を持つ者は黒転支配に抗うことができます。100年以上互いを高め合ってきたドリー・ブロギーの絆が、無意識のうちに支配を揺さぶっている可能性があります。
あるいは、これがゾロの「策」の一環である可能性も捨てきれません。覇王色の覇気を持つゾロが何らかの形で2人に影響を与えたのかもしれず、1174話以降でその真相が明らかになるでしょう。
軍子の正体が判明!本名は「シェリー王女」
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1173話最大の衝撃は、軍子の本名が「シェリー王女」であると判明したことです。ブルックは軍子の外見的特徴を見て「王女様」と呼びかけ、彼女が王族の血を引く人物であることを明かしました。
ブルックが認識した軍子の特徴は以下の通りです。
- 青い髪:王族を示す特別な特徴
- 二色の瞳:オッドアイという珍しい身体的特徴
- 王族としての気品:ブルックが過去に接した人物との一致
軍子はブルックの呼びかけに動揺を見せ、一瞬意識を取り戻しかけます。しかしすぐにイムが介入し、再び軍子を支配下に置きます。過去編でハラルドが見せた抵抗と同様に、軍子の中にも支配に抗う意識が残っていることが示されました。
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軍子はブルックの恩人を殺した「父殺しの王女」
軍子の正体が明らかになっただけでなく、彼女がブルックの恩人オンジンを殺害した人物だという衝撃の事実も判明しました。ブルックは軍子を「父殺しの王女」と呼び、その関係性の深さを匂わせています。
シェリー王女がなぜオンジンを殺すことになったのか、その経緯はまだ明らかにされていません。しかし「父殺し」という表現から、オンジンがシェリー王女の父親的存在だった可能性も考えられます。世界政府に取り込まれた軍子が、かつて慕っていた人物を手にかけざるを得なかったという悲劇的な背景が推測されます。
ブルックが以前「とある王国の護衛戦団の団長」を務めていたという設定が、ここにきて大きな意味を持ち始めました。その王国がマンマイーヤ家と関係する国だった可能性が浮上しています。
ブルックが軍子に接近するもイムが介入
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ブルックの呼びかけで一瞬正気を取り戻しかけた軍子でしたが、イムが即座に介入して彼女を再び支配下に置きます。そして支配された軍子はブルックに向けて攻撃を仕掛けました。
この場面で注目すべきは、軍子の意識が完全には消えていないという点です。ハラルド王の過去編でも描かれたように、黒転支配を受けた者でも強い意志があれば短時間は正気を保てることがわかっています。軍子がブルックの声に反応したということは、彼女の中にまだ「シェリー王女」としての記憶と感情が残っている証拠です。
イムの支配を解く方法として、現在のエルバフには覇王色の覇気を持つ者が複数存在します。ルフィ、ゾロ、ロキ、ヤルルの4人が覇王色使いとして確認されており、彼らの力を合わせれば軍子を解放できる可能性があります。
新巨兵海賊団の合体攻撃「吠える国(ローリングネイション)」
港では子供達を救出するため、ゲルズ、ゴールドバーグ、ロードの3人がMMA(母ちゃん)に立ち向かいます。当初はゲルズとゴールドバーグの2人で攻撃を仕掛けていましたが、実の弟ビョルンが人質になっているロードも加わりました。
3人が放った合体攻撃の名は「吠える国(ローリングネイション)」。これはドリー・ブロギーの必殺技「覇国」を彷彿とさせる連携技で、まさに「戦士の世代」というタイトルにふさわしい展開でした。
新巨兵海賊団は師匠であるドリー・ブロギーを敵に回すという苦しい状況にありますが、だからこそ師匠譲りの技で戦うという熱い展開が実現しました。
MMAがソマーズに落下し護送船が破壊
新巨兵海賊団の「吠える国」を受けたMMA(母ちゃん)は、ソマーズのいる場所へと落下しました。そしてそのまま、子供達を聖地マリージョアへ運ぶ予定だった護送船に激突し、船は完全に破壊されてしまいます。
この予想外の展開に、ソマーズは「くそ…!!!」と叫びます。これまでエルバフで子供達を人質に取り、巨人族を嘲笑ってきたソマーズが初めて見せた焦りの表情でした。
護送船の破壊は、エルバフにとって大きな転機となります。子供達が聖地へ連れ去られれば救出は極めて困難になるため、船の存在がタイムリミットとなっていました。それが消失したことで、エルバフ側は時間的余裕を得たことになります。
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もちろん、これで子供達が完全に安全になったわけではありません。神の騎士団はまだ健在であり、ソマーズの棘(イバイバの実)による拘束も解けていません。しかし、反撃の狼煙が上がったことは間違いありません。
ワンピース1173話の考察
1173話で明らかになった新事実を踏まえ、今後の展開について深掘り考察していきます。軍子=シェリー王女という衝撃の正体判明、ドリー・ブロギーの同士討ちの謎、そして護送船破壊後の戦況変化について、複数の視点から分析します。
軍子(シェリー王女)とブルックの過去の関係とは?
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軍子がシェリー王女だと判明したことで、ブルックとの過去の関係性が大きな謎として浮上しました。なぜブルックは軍子の正体を見抜けたのか、その理由を考察します。
まず注目すべきは、ブルックが「王国の護衛戦団の団長」を務めていたという過去です。スリラーバーク編でブルック自身が語ったこの経歴が、ここにきて重要な意味を持ちます。
考えられるシナリオは以下の3パターンです。
- ブルックがマンマイーヤ家の王国に仕えていた説:護衛戦団時代に幼いシェリー王女と接点があり、その特徴を記憶していた
- オンジンを通じた間接的な繋がり説:恩人オンジンがシェリー王女の関係者であり、ブルックはオンジンから王女の話を聞いていた
- 西の海の王族ネットワーク説:ブルックが仕えていた王国とマンマイーヤ家が同じ西の海にあり、王族間の交流があった
特に有力なのは1番目の説です。ブルックの出身が西の海であること、マンマイーヤ家も世界政府の創設に関わった20家系の一つであることから、両者が同じ地域にルーツを持つ可能性は十分にあります。
また、軍子がソウルキングの音楽を愛している理由も説明がつきます。幼少期にブルックの演奏を聴いていた記憶が、世界貴族となった後も彼女の心に残っていたのではないでしょうか。







