【呪術廻戦】虎杖悠仁の正体が判明!呪胎九相図の一人?存在しない記憶についても
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虎杖悠仁は呪術廻戦の主人公ですが、多くの謎を持ったキャラクターでもあります。
物語が進むにつれて、虎杖悠仁の出生の謎や受胎九相図との関係なども明らかになってきました。

虎杖悠仁の正体について徹底考察します。

【呪術廻戦】虎杖悠仁とは?

虎杖悠仁のプロフィール

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

名前虎杖悠二 (いたどりゆうじ)
身長約173㎝ 作者いわく、これから伸びそう…
体重80キロ以上 体脂肪は1ケタ
誕生日3月20日
出身地宮城県
学校東京都立呪術高等専門学校 一年(現在)
等級一級呪術師査定中(現在)
趣味テレビ鑑賞
特技微妙なモノマネレパートリーが多いこと
服装悩んだ結果、パーカー率が高くなる

常に元気で明るい主人公、虎杖悠二。自分をしっかりもっており、芯が強い人物でもあります。

コミュニケーション能力がとても高く、初対面でもすぐ打ち解けてしまうタイプの人間です。出会ったばかりの先輩たちからは「善人」「呪術師には珍しい根明」との好評価。

宿儺の指を難なく食べてしまうほど、好き嫌いはあまりなく、好きな食べ物は丼ものと麺類

また女性の好みは、ジェニファー・ローレンス(尻:ケツと身長:タッパのデカい女)との事。

呪術高専に来る前は、宮城県の杉沢第三高校でオカルト研究会に所属。

ただ身体能力が高かったため、本人の了承なしに、陸上部顧問によって勝手に陸上部所属にされていたという事実もありました。

出生について

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

両親の生死や所在は不明。呪術高専に入るまで、虎杖悠二にとって亡くなった祖父が唯一の家族でした。

虎杖悠二の祖父である虎杖倭助いたどりわすけは、亡くなってしまう少し前に、両親のことを話そうと切り出します。しかし虎杖悠二は「興味ねー」の一点張り。その場(単行本1巻第1話)では、虎杖悠二の両親については一切明かされませんでした。

虎杖悠二自身も、「母親には会ったことないが、父親のことはうっすら記憶にある」と言う程の両親の存在。単行本17巻143話で、父親である虎杖仁(いたどりじん)と頭に縫い目のある母親と思われる女性、また香織と呼ばれる人物の存在が現れるまで、虎杖悠二の出生については一切触れられることはありませんでした。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の正体に関係する伏線3つ


①能力の高さ

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術高専に来る前から、異常な身体能力を見せていた虎杖悠二。

砲丸投げでは、30メートル弱の距離を飛ばし、サッカーゴールにぶつける姿も見せました。ゴールにぶつけなければ、さらに記録が伸びていた可能性も…。14メートルを飛ばし、「凄い!」と言われていた先生も驚いて声が出ない程。しかも50メートルをなんと3秒で走ると言う驚異的な事実も。加えて、校舎の4階の窓をなんと外からけ破ると言うシーンもあり、底抜けの身体能力を持ち合わせていました。

呪術高専に来てからも、術式が使えない事を感じさせないほど、格闘能力の高さを見せる虎杖悠二。呪術高専の先輩達に、「東京校・京都校 全員呪力なしで闘り合ったら、虎杖が勝ちます」と伏黒恵が断言できるほど、体術に関してはピカイチ。

呪力なしでも常人離れしたその強さは、虎杖悠二の正体に関係する伏線のひとつだと言えます。

②宿儺の器

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

正体を知る上で、伏線のひとつと言えるのが、やはり虎杖悠二が「宿儺の指を体内に取り込める器」だという事です。

五条悟の発言だと、なんと千年も生まれてこなかった逸材との事。肉体の耐性だけじゃなく、宿儺相手に難なく自我を保てることも、その理由のひとつのようです。

果たしてなぜ今この段階で、千年も生まれてこなかった逸材が現れたのか…。

呪術師の家系ではなさそうな虎杖悠二ですが、両親の生死・不在がはっきりと分かっていない今、出生にも秘密がありそうです。

③存在しない記憶

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

この「存在しない記憶」の1つ目は、京都姉妹校交流会で虎杖悠二が東堂葵と対戦した時の事(単行本5巻35話より)。女性の好みを聞いた東堂が虎杖の答えを聞いた途端、脳内に「存在しない記憶」が流れる場面がありました。なんでも「中学の同級生で、親友だった」という事実とは異なる記憶だったようで、この後東堂は虎杖のことをマイブラザーと呼ぶ関係になってしまいました。

そして2つ目が、渋谷事変で脹相ちょうそうが虎杖悠二と対戦し、とどめを刺す瞬間の場面(単行本12巻105/106話より)。とどめを刺そうとした脹相の脳内には「虎杖悠二が、自分と兄弟に混ざり仲良く一緒に食事する」という「存在しないはずの記憶」が流れます。そして単行本15巻133話でも、「どったの兄ちゃん具合悪い?」と自分に問いかける虎杖の姿も、再び脳内に流れるのです。

作中に「存在しない記憶」と強調が付いた形で描かれているので、読者の中では、これが今後どう関係してくるのかとても話題になっていました。脹相の件については「兄弟疑惑」が事実になりそうなので、その伏線かと思いますが、東堂の件についてはまだ謎のままです。

ただ、作者である芥見下々先生が「これは虎杖の能力ではない」と発言されていることから、特に深い意味は持たないのかとまた謎を呼んでいます。おそらく、能力には関係していないが、出生には関係しているのではないでしょうか。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の正体は?2つの考察


天与呪縛の可能性

乙骨&虎杖
出典:pixiv@時島シクカ

 

虎杖悠仁は天与呪縛のために、身体能力が高い可能性があります。
天与呪縛は本来持っていた能力を失う代償として、高い能力を得る生まれつきの縛りです。

呪術廻戦の作中で代表的なのが、術式と呪力を代償にして高い身体能力を得た天与呪縛のフィジカルギフテッド。
禪院真希と禪院甚爾の2人は、天与呪縛のフィジカルギフテッドです。

高い身体能力を持つ虎杖悠仁は、天与呪縛のフィジカルギフテッドに近いです。
呪力を持っている虎杖悠仁は、フィジカルギフテッドではないと思われるかもしれません。

しかし、フィジカルギフテッドは術式と呪力を代償にしていますが、必ずしも呪力がゼロになるわけではありません

虎杖悠仁は呪力が高いわけではなく、術式もないです。
虎杖悠仁が、天与呪縛のフィジカルギフテッドの可能性は十分にありえます。

加茂憲倫によって作られた器

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖悠仁は、加茂憲倫かものりとしによって作られた宿儺の器の可能性が高いです。
加茂憲倫の正体は受胎九相図じゅたいくそうずを作った加茂家の人間ですが、正体は1000年以上前の術師・羂索けんじゃくです。

加茂憲倫は、虎杖悠仁を見て「我ながら流石と言うべきか 宿儺の器タフだね」と発言
このことから、虎杖悠仁は加茂憲倫によって作られた宿儺の器の可能性が出てきました。

その後、加茂憲倫は虎杖悠仁のことを「具体的な役割があるわけじゃなくて、器であることが重要」とも言っています。

急に強くなった虎杖悠仁を見た宿儺が、「小僧はあの時の…羂索め 気色悪いことをする」と発言したことも。

虎杖悠仁のことを息子とも言っており、加茂憲倫によって作られた器である可能性はほぼ確実となっています。

宿儺と裏梅が虎杖悠仁の顔を見て誰かを思い出しており、虎杖悠仁は1000年前の術師と関係があるとも考察されています。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の両親とおじいちゃんの正体とは

父親は?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

単行本17巻143話でようやく登場した虎杖悠二の父親、虎杖仁いたどりじん。虎杖仁が虎杖倭助を「父さん」と呼んでいることから、父親であることは間違いないでしょう。また、虎杖仁のビジュアルを見る限り、虎杖悠二の容姿は父親似。確実に血筋だと言えます。

母親は?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖悠仁の母親は、143話で登場した頭に縫い目のある女性です。
143話の回想で虎杖悠仁の虎杖仁と虎杖倭助の会話が描かれました。

虎杖仁は虎杖香織と結婚していましたが妻は死亡し、子供が欲しかった虎杖仁は「あの女」と呼ばれる女性と付き合っているらしいこと。

虎杖倭助は「あの女」はやめておけと言いますが、その後に「あの女」と思われる頭に縫い目のある女性が登場します。

「あの女」が虎杖悠仁の母親で、加茂憲倫に体を乗っ取られた虎杖香織の可能性が高いです。
加茂憲倫は虎杖香織の術式を使用しているため、加茂憲倫が体を乗っ取っているのは確実でしょう。

ただ、虎杖倭助は「あの女」と虎杖香織を別人と認識しており、「あの女」が虎杖香織だとは確定していません。

加茂憲倫の存在

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

両親の存在をはっきりさせる上で、無視できないのが加茂憲倫の存在です。単行本18巻160話で「息子と仲良くしてくれてありがとう」と言った加茂憲倫。

これを言った相手が、虎杖悠二の先輩だったオカルト研究部の佐々木せつこだったことから、「息子」=「虎杖悠二」であることがはっきりと分かりました。

加茂憲倫自身が虎杖悠二を「息子」と発言したことで、何かしら関係があるのは明確です。

こうなると、「頭に縫い目のある女性」が加茂憲倫で、父親である虎杖仁との間に生まれた子供が虎杖悠二である可能性がとても高くなり、加茂憲倫が出生に関与している事は、ほぼ確定と言っても過言ではないでしょう。

おじいちゃんの正体は?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖のおじいちゃんは名を「虎杖倭助」と言います。1話で登場したきり、帰らぬ人となりました。生前に、孫の虎杖悠二に両親の話を切り出しましたが、拒否され話すことは叶わず。おそらく、虎杖悠二の両親のことをすべて知っていた、唯一の人物でしょう。

「オマエは強いから人を助けろ」「オマエは大勢に囲まれて死ね 俺にみたいになるなよ」と言葉を残して亡くなった虎杖倭助。祖父から孫への最期の言葉…この少し意味深なセリフに、虎杖の出生の秘密も絡んでくるのでしょう。

【呪術廻戦】虎杖悠仁には兄弟がいた?

受胎九相図の1人ではない

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖悠仁は、受胎九相図は10人目の受胎九相図ではありません。
受胎九相図は、人間と呪霊の間に生まれた存在を加茂憲倫が呪物化させたものです。

受胎九相図は特級呪物で、1番「脹相」・2番「壊相えそう」・3番「血塗けちず」は呪肉体として作中に登場しています。

存在しない記憶の中で、虎杖悠仁が脹相・壊相・血塗と兄弟だったことから彼が受胎九相図の10人目という説が出ることに。

ただし、虎杖悠仁は虎杖悠仁と女性の体を乗っ取った加茂憲倫の間に生まれた子供です。
人間と呪霊の間に生まれた存在ではなく時代も異なるため、虎杖悠仁は受胎九相図ではないことになります。

脹相の弟

脹相
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

虎杖悠仁は受胎九相図ではありませんが、脹相の弟に当たる存在です。
134話の脹相の発言で、彼は人間の母と呪霊から生まれた子供に加茂憲倫の血を混ぜた存在だと判明

腸曹にとって加茂憲倫は、自分の父親のようです。
虎杖悠仁を弟と確信した腸曹は、「思い出せ あったはずだ お前の父の額にも縫い目が」と言っています。

虎杖悠仁は何も覚えていませんが、父親には縫い目はなく縫い目があるのは母親です。
腸曹の父親の加茂憲倫が、虎杖悠仁の母親というということになり、2人は現実ではありえない兄弟関係になります。

【呪術廻戦】虎杖悠仁の正体まとめ

虎杖悠二
出典:pixiv@SIBATO

 

虎杖悠二の正体や出生の秘密について考察しました。

虎杖悠仁は明らかになっていない点が多いですが、以下の2点が事実なのは間違いないでしょう。

  • 加茂憲倫に作られた宿儺の器
  • 女性の体を乗っ取った加茂憲倫の子供

天与呪縛のフィジカルギフテッドの可能性はありますが、加茂憲倫の性格を考えると何らかの方法で強化された全く別の存在かもしれません。

また、虎杖悠仁は、残された受胎九相図の4番から9番までを食べて強くなった可能性もあります。
呪術廻戦の物語も終盤なので、虎杖悠仁の謎が明かされる日は近いはずです。

虎杖悠仁の正体が明らかになる日を楽しみに待ちましょう。

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