【リゼロ】プリシラは死亡した⁉傲慢な王選参加者の正体や復活の可能性をネタバレ考察
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

リゼロのプリシラは、傲慢で奔放にふるまう王選参加者の1人です。
とてつもない強運の持ち主とされていましたが、故国を救うために死亡するという衝撃的な展開になりました。

プリシラの能力や正体、復活の可能性について考察します。

【リゼロ】プリシラ・バーリエルとは

常に傲岸不遜なルグニカ王国の王選参加者

16話のプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

名前プリシラ・バーリエル
年齢19歳
誕生日9月7日
身長164cm
体重所有する装飾品の数々より軽い
趣味読書・観劇・芸術鑑賞
特技審美眼・騎竜・剣舞
声優田村ゆかり

 

プリシラ・バーリエルは、どんな時でも傲岸不遜な態度を貫くルグニカ王国の王候補です。
誰に対しても傲慢な態度で接しており、他陣営のほとんどの人間から嫌われています。

「世界は妾にとって都合の良いようにできておる」が口癖の自身家で、非常に強い運の持ち主です。
周囲の者は、王になる自分にただ従っていれば良いと断言します。

その振る舞いに呆れつつも、あまりに堂々とした態度に圧倒される者は多いです。
一方でその有能さと器の大きさは本物であり、他の王候補からは警戒されています。

作中では、二番目に王候補に推薦された人物です。
一の騎士はアルデバランで、領地で見つけた美少年のシュルトを添い寝係にしています。

アルデバランについては以下の記事で解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

正体は死んだはずの神聖ヴォラキア帝国の皇女

皇女だった頃のプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラは、死んだことになっているヴォラキア帝国の皇族です。
プリシラはヴォラキア帝国前皇帝ドライゼン・ヴォラキアの娘で、本名はプリスカ・ベネディクトといいます。

現皇帝のヴィンセント・ヴォラキアは、彼女の兄です。
皇帝を決める選定の儀で死亡したことになっており、プリシラと同一人物であることは秘密になっています。

【リゼロ】プリシラの性格を考察


自己中心的だが領民を幸せにし従者には優しい一面も

シュルトを抱きしめるプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラは気まぐれで自分勝手な性格ですが、領民を幸せにするは当たり前と考えており、従者には優しい一面も見せています。

プリシラは気分屋で、その時によって行動が正反対になることも多いです。
非常に意地の悪い行動を取ることもあれば、人助けをすることもあります。

しかし、自分の周りにいる人間を幸せにするのは当然と考えており、領地の人間からは慕われています

従者を助けるために危険地帯を1人で探し回ったり、自分の命を危険に晒すこともありました。

知性を尊ぶ読書家で異常な洞察力の持ち主

本を読むプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラは知性を磨くために常に本を読んでおり、作中でも屈指の洞察力の持ち主です。

プリシラは知識や知恵を非常に重要視しており、自分で知性を高められるのが人間と獣の違いと考えています。
知性を磨くために常に読書をしており、従者にも本を読むように勧めていました。

気まぐれなせいで気づきにくいですが、彼女は常に物事の本質を見向いています。
周囲の人間よりも、はるかに深く考えを巡らせていることが多いです。

特に洞察力に関しては群を抜いており、スバルの態度を見ているだけで死に戻りがどんなものかある程度把握していました。

「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる」は心構えだった?

無茶な仕事を任されたアルデバラン
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる」という口癖は、心構えだったのかもしれません。
プリシラは、この世界で自分にとって不都合なことは何も起きないと言い切ります。

作中でも強運を持つ彼女は、全て自分の思い通りの人生を歩んできたように描かれていました
しかし、実際は皇帝になるのに失敗して、国を追われる挫折を味わっています

影武者が死んだことを悲しんでいるような描写もあり、全てが思い通りにはならないことを知っているのです。

「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる」は彼女の心構えであり、それを信じることで強く生きていただけなのかもしれません。

【リゼロ】プリシラの能力・強さを解説


太陽の加護で日中は能力が強化される

舞い降りるプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラは日中限定で本人の能力が強化される太陽の加護を持っており、陽魔法を使用します。

太陽の加護は日の出ている時間は能力が強化される加護で、そのせいでプリシラの身体能力はかなり高いです。

食事用のナイフを投げて刺客を返り討ちにするなど戦闘技術も高く、その強さは王選参加者の中でもトップクラスとされています。

また陽魔法を使うことができ、自分が受けるはずのダメージを身につけた装飾品に肩代わりさせる技も使用していました。

8章終盤では大勢の味方を強化する謎の技も使用していますが、これが加護なのか魔法なのかは不明です。

陽剣ヴォラキアを使いこなす

陽剣を構えるプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラは、陽剣ヴォラキアを使用できます。
陽剣は、リゼロ世界で特に強力な力を持つという10本の剣の1つです。

本来は皇帝が持つはずの剣ですが、プリシラが生きたまま選定の儀が終わったことで彼女も陽剣を使用できます。
ただし、そのせいで陽剣の力を完全に使うことはできないようです。

炎を放つ強力な剣で、使用者が望んだ相手にだけ攻撃できます。
そのため、味方ごと攻撃した場合でも、敵だけにダメージを与えることが可能です。

【リゼロ】プリシラの過去

選定の儀から脱落するも影武者の名前を貰って生き残る

アベルと向かい合うプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリスカは皇帝を決めるための選定の儀から脱落しますが、死んだことにして影武者の名前を名乗って生きることになります。

次代の皇帝を決めるための争いに参加し、兄のヴィンセントと協力することで終盤まで勝ち残りました。
しかし、側近のアラキアが、プリスカを殺さないことを条件にヴィンセント側に

プリスカはアラキアが飲んだ毒を口で吸い出したことで、仮死状態になります。
死んだことになったプリスカは、自分の影武者として死んだプリシラとして生きることを誓います。

ライプ・バーリエルを含む8人と結婚するが夫は全員死亡

ヨルナと再会したプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

皇族でなくなったプリシラは、8回結婚していますが夫は全員死亡しています。
8人の夫のうち名前などが判明しているのは、以下の2人だけです。

ジョラー・ペンタルトンヴォラキア帝国の中級伯
プリシラの正体を知った上で結婚した
野心を持たない善良な性格
夫婦の関係は比較的良好だった
プリシラを逃がすために囮になって死亡
ライプ・バーリエルルグニカ王国の男爵
妻のプリシラを王にすることで国の実験を握ろうとした
プリシラを傀儡にしようとしてアルデバランに廃人にされる
廃人になった後に事故で死亡

最初の結婚後はプリシラが国外に逃亡したため、その後の夫はルグニカの人間の可能性が高いです。

【リゼロ】プリシラの登場や活躍をネタバレ解説

第三章でスバルにリンガは赤い果実と教わる

おかしな状況で再会したエミリアとスバル
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

第三章で初登場したプリシラはスバルにリンガが赤い果実と教えられ、彼を王宮に送り届けました。
路地裏でチンピラをからかっていたプリシラは、彼女を助けようとしたスバルと出会うことに。

プリシラはリンガ(リンゴのような果実)を白い果実だと思っていましたが、スバルからリンガは赤い果実だと知らされます

その後、王宮に行こうとするスバルを竜車に乗せてやり、しばらくはリンガ係と呼んでいました。
「リンガは悪くなかった」と言っており、この時点では彼を気に入っていたようです。

しかし、エミリアを救うためにプリシラの足を舐めようとしたことで怒りを買い、スバルは首を刎ねられそうになっています。
第五章で再会した際は、名前も顔も忘れられていました。

第五章で憤怒の大罪司教シリウス・ロマネコンティと対決

19巻挿絵のプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

第五章では水門都市プリステラでは憤怒の大罪司教と戦い、捕縛に成功しています。
第五章では王選の各陣営が水門都市に集結し、大罪司教が都市を襲撃する事態に。

街が危険地帯になる中で、プリシラは1人で従者を探し回る意外な姿を見せます。
その後はリリアナと共に、シリウスを倒すと宣言。

リリアナが憤怒の権能を無効化して市民を正気に戻し、プリシラはシリウスを撃退します。
しかし、陽剣が陰ったと言い、シリウスに止めを刺すことはしませんでした。

シリウスは、生きたまま王都に連行されることになります。

第八章で魔女スピンクスに勝利するが死亡

陽剣を手にした3人
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

第八章ではヴォラキアを滅ぼそうとするスピンクスを撃退しますが、自分の炎で死亡することになります。

第七章でプリシラは、内乱が起きたヴォラキアに潜入。
第八章では大災が起きた帝国を救うために行動します。

しかし、プリシラを恨むスピンクスによって、異空間の牢獄に捕らえらてしまいました。
プリシラは、炎で自分を閉じ込めた空間を破壊して脱出に成功。

スピンクスを倒して、帝国を救いました
しかし、プリシラは炎で自分ごと空間を焼き払って脱出したことで、すでに屍人になっていました。

縁を持った人々に言葉を遺した後に、スバルとアルデバランを真の騎士と讃えて消滅します。

【リゼロ】プリシラ復活の可能性や大罪司教説を考察

作者のコメントを考えると復活の可能性は低い

37巻挿絵のプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

作者のコメントの内容を考えると、今後プリシラが復活することはなさそうです。
死亡したプリシラですが、彼女に関する謎はまだ残されています。

しかし、八章最終回の最後には、作者が追悼のコメントが掲載されました。
明らかに出番が終わった内容のコメントなので、復活すると考えにくいです。

また、彼女は死に戻りによる復活も望んでおらず、それに反することは彼女の思い踏みにじることのように描写されています。
精神体などの形で登場することは考えられますが、生き返ることはないでしょう。

傲慢の大罪司教の可能性は低いが秘密はありそう

38巻挿絵のアルデバランとプリシラ
出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』(Ⅽ)長月達平/KADOKAWA

 

プリシラが傲慢の大罪司教の可能性は低くなりましたが、出生に秘密はありそうです。
プリシラはその性格から、傲慢の大罪司教かもしれないと考察されていました。

作中でも宝石を身代わりにする戦い方から、大罪司教の可能性を疑われています。
しかし、死亡した大罪司教は物語から退場しており、死んだ後に大罪司教になった例もありません

ただ、プリシラには「薔薇王とアイリス」との関連が示唆されており、転生したアイリスが母親だと判明。
薔薇王とアイリスの問題が深堀りされていないので、出生に秘密はありそうです。

ただ、すでに死亡しているので物語に関わる秘密ではなく、裏設定的なものになるかもしれません。

【リゼロ】プリシラについてまとめ

Re:ゼロから始める異世界生活に登場するプリシラについて考察しました。
意外な形で死亡してしまい復活もなさそうですが、まだ謎は残されています。

彼女の死は物語に大きな影響を与えているので、今後も存在感は残りそうです。
アニメでは3期初めて戦闘シーンが描かれるので、活躍に期待しましょう。

おすすめの記事