異能「月下獣」とは?

敦の異能「月下獣」とは、巨大な白い虎に変身する能力です。

ただし、敦本人は、自分の異能を制御することができないため、変身すると意識がなくなってしまい、当初は、自分が異能者であることを知らなかったようです。

又、第一話の時、敦は、孤児院を追い出されて、無一文でさまよっていたため、虎に変身すると作物を荒らすようになってしまったので、区から災害指定獣として追われるはめになったのです(虎は肉食動物ですが、変身した敦を反映しているためか、作物を食べるようです)。

技名「月下獣 半人半虎」その強さは?

文豪ストレイドックス
出典:「文豪ストレイドックス」公式サイト

 

「月下獣 半人半虎」とは、福沢社長の異能「人上人不造」によって、異能を制御できるようになった状態です。

完全な虎になるのではなく、獣人形態になることによって、虎の俊敏な動きとパワーを自分の意思でコントロールすることができるので、異能を戦術的に使うことができます。

主な攻撃パターンは爪による斬撃ですが、尻尾を使って、敵をからめとることができます。

又、爪には、異能そのものを切り裂く力を持っています。

治癒力も高く、大けがを負っても、与謝野晶子の異能を使わずに治すことができます。

 

  • 類似能力者
  • 虎に変身する

「幻魔大戦」のドクター・タイガーマン。

  • 野獣のような動きと驚異的な回復力

「X-MEN」のウルヴァリン。

  • 異能を切り裂く爪

「ARMS」のジャバウォック

異能には秘密がある?虎の正体について考察

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当初、敦は七十億の懸賞金がかけられて、マフィアから命を狙われてしまいます。

懸賞金をかけたのは、北米の異能組織「組合(ギルド)」、ロシアの地下組織「死の家の鼠」、欧州の異能組織「時計塔の従騎士」の三組織でした。

なぜ彼らが、敦にこれほどの執着をみせているのか、はっきりとしたことは分かりませんが、本来、彼らが狙っているのは、とある異能者が作り出したと言われている、白紙の「本」です。

この本には、不思議な力があり、整合性のある文章で書けば、現実を思うように改変させることができるのです。

フィッツジェラルドは、敦のことを「タイガービートル(道教え)」と呼んでいたことから、敦は、この「本」に何かしらの関係があるようですが、敦自身はまったく身に覚えがないようです。

あるいは、敦の異能はただの能力ではなく、本の力、もしくは本に関係した何かしらの力によって、発生した可能性があります。

孤児院の院長は何か知っていた?

敦が育った孤児院の院長は、大変冷酷な人物だったようで、敦を躾と称して、たびたび虐待していたようです。

しかし、院長が敦を厳しくしていたのは、敦が虎に変身して暴れてしまうために、閉じ込めたり、拘束していたのです。

つまり、院長は敦が異能を持っていることを知っていたのです。

問題は、院長は、敦の異能を周囲に隠していたということです。

敦の異能はかなり強力なので、特務課に相談して。国に任せるのが一番いいはずなのですが、なぜか院長はそれもやらなかったようです。

また、院長は、敦がいずれ苦難の道を行くことを想定していたのか、虐待まがいの躾をして、苦痛に耐える術を学ばせていたようです。

もしかすると、院長は、敦の異能が本に関わっているということに気づいていた可能性があります。

また、第一話で、敦を孤児院から追い出したのは、何者かに、敦の存在を嗅ぎつけられたためではないのでしょうか(フィッツジェラルドは、敦の経歴を調べていた)。

【文豪ストレイドッグス】芥川と中島敦の関係

同じ師を持つライバル

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敦のライバルである芥川は、ぶっきらぼうで威圧的な雰囲気であるため、一見すると、敦とは真逆の男に見えます。

しかし、芥川の心の奥底には、敦のように他者の痛みを理解する心があり、一方、敦の心の奥底には、孤児院時代に受けた虐待によって、芥川のような闇を宿しています。

つまり、二人は、正反対であるがゆえに意識してしまうのであり、心理学用語で言うところの「シャドウ(抑圧されている自分の内面で)」の関係に当たると思われます。

つまり、敦と芥川は、お互いに自分が抑圧している内面を相手に見ているのです。

また、二人は太宰を師としているので、余計に意識せざるを得ないのかもしれません。

合体技で応戦!!いがみ合いながらも良きコンビ

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少年漫画の醍醐味といえば、ライバルとの共闘ですが、敦と芥川も、時折共闘することがあります。

まったくそりが合わないように見える敦と芥川ですが、戦いの際は、敦が前衛、芥川が支援を分担し、驚くようなコンビネーションを見せます。

さらに、互いの異能を合体させると、とてつもない力を発揮するのです。

以下が二人の合体技です。

  • 月下獣羅生門 虎叢(とらむらくも)

半人半虎となった敦に、芥川の技「叢(むらくも)」を合体させた技で、敦の膂力と巨大なかぎ爪のような形状になった羅生門によって、強力なパワーで敵をねじ伏せることができます(フィッツジェラルド戦で登場)。

  • 月下獣羅生門 黒虎絶爪(こっこぜっそう)

虎の爪に、羅生門を合体させることで、より長く鋭い爪にすることができる。

敦の異能を切り裂く爪と、空間を切る羅生門の力によって、あらゆるものを切断することができます(イワン・ゴンチャロフ戦で登場)。

【文豪ストレイドッグス】中島敦の恋愛模様

文スト界のタイガー&バニー 敦と鏡花

恋愛にあまり縁のなさそうな敦ですが、二人の女の子から好意を寄せられています。

そのうちの一人が、泉鏡花です。

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彼女は、ポートマフィアの暗殺者だったのですが、本来は優しい女の子であり、敦との出会いを得て、探偵社に入社することになります。

初めて敦が鏡花と出会ったとき、彼女は感情のようなものが無く、マフィアの操り人形となっていました。

しかし、敦の「望みがあるなら言葉にしなきゃだめだ」と言う言葉をきっかけに、人殺しをやめる決意をし、徐々に自分の感情を出すようになってゆきます。

探偵社に入社後は、太宰の粋な計らい(?)により、敦と同棲することになります。

二人は、時折コンビを組み、文スト界のタイガー&バニー(鏡花はウサギ好き)になるかと思いきや…二人合わせてようやく半人前というレベルです。

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