呪術廻戦ネタバレ188話|秤vs鹿紫雲、激闘!!

ラウンド中は不死身となる秤を、倒そうとする鹿紫雲。
両者譲らない激闘が繰り広げられています。
「不死身の効果時間内の秤を倒す」ことを狙う鹿紫雲ですが、そう簡単な話ではありません。
しかし、帰還電撃による攻撃で、ついに鹿紫雲は秤に大きなダメージを与えることに成功しました。

では、出だしの歌詞が話題になった第188話「東京第2結界⑦」のネタバレです。

呪術廻戦前回187話のおさらい

「坐殺博徒」のルールを、鹿紫雲は理解します。
必中効果が無害なものであること。
そのため、領域同士の押し合いに強く、術式の発動が速いこと。
さらに秤が確変に突入したこともあり、「彌虚葛籠」で応じることも難しい状況になっていました。
奇数を揃えて大当たりを出したあとでは、秤は大当たり確定の確変に突入するのです。

さらに秤は、大当たりを確実なものにするために「疑似連」も行いました。
結果、「うっかり特快リーチ」というリーチアクションを叩きだすことに成功します。
ところが、ここで秤が揃えたのは偶数のキャラクターでした。
次の領域展開は、これでは確変にはなりません。
つまり、この4分11秒の不死身の時間をいなしてしまえば勝てる。
鹿紫雲はそう理解しましたが、「それは弱者の思考だ」と考え、不死身時間中の秤を倒そうとします。

400年前、羂索と接触した老人の鹿紫雲。
彼は強者との戦いを望んでいました。
羂索が「最強」と認める宿儺と戦うため、「例の話を甘んじて受ける」と鹿紫雲は発言します。
鹿紫雲が羂索とどのような取引をしたのかは、明らかにはされていませんでした。

呪術廻戦ネタバレ188話考察

呪術廻戦ネタバレ最新話188話考察|鹿紫雲の狙い通りになる?

現状の鹿紫雲は、不死身の効果時間内に秤を倒そうとしています。
そのため考えられる展開がふたつあり、うちひとつは「鹿紫雲の狙った通りになる」という流れです。
確変の最中は無意味だと判断して使わなかったものの、鹿紫雲は「彌虚葛籠(いやこつづら)」を使えることがわかっています。
つまり、領域展開と同じような効果を持つ技を使うことができる人物なんですよね。

そして「彌虚葛籠」は領域を打ち消すことができるということは、すでにレジィが対伏黒戦で披露しています。
そうなると、鹿紫雲がこれをどこかで使ってくる可能性は高いのではないかと考えられるんですね。

また、「彌虚葛籠」が使えるからと言って、領域展開ができないと確定したわけではありません。
秤が最も不利になる段階で、鹿紫雲が領域を展開する可能性も、ゼロとは言い切れないでしょう。

呪術廻戦ネタバレ最新話188話考察|時間切れにはなるが鹿紫雲が勝つ可能性もアリ?

また、鹿紫雲の当初の目的は果たせないことになりますが、結果として秤が負ける展開も予想されます。
有利な状況を保ち続けている秤ですが、4分11秒後は確変なしの領域展開になることが予想されているためですね。
実際、187話で鹿紫雲も、「4分11秒の間、攻撃をいなし続ければ勝てる」と確信しているような描写が見られます。

この流れだと、時間内に倒せたことにはなりませんから、鹿紫雲の目的が果たされた、とは言いにくいです。
しかし、「秤の敗北」という事実が残る流れになることは変わりありませんよね。
秤は、勝つことができるのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話188話考察|秤が勝利するという可能性

もちろん、鹿紫雲の狙いを秤が打ち砕いてくれる可能性も十分にあります。
まず、秤の領域はまだ情報がすべて開示されたとは言いにくく、隠し玉があったとしてもおかしくないためです。
また、単純に「不死身」という強力なバフを得ている秤が、そう簡単に負けるだろうか?という点も疑問ですよね。

鹿紫雲は確かに強敵です。
しかし、ここまでで判明している秤の強さも相当なものですよね。
ぜひ秤には、鹿紫雲の目的を打ち破り、なおかつ勝利を収めてほしいものです。

呪術廻戦ネタバレ188話

呪術廻戦ネタバレ188話|反転術式は頭で回す

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謎の歌詞(私鉄純愛列車の主題歌)から始まった呪術廻戦ですが、状況は緊張していました。

コンテナを挟んで、打ち合いになる秤と鹿紫雲。
打撃を食らったコンテナが大破するほどの威力を持った術師同士による近接戦闘です。

こう着する状況の中、先に動いたのは秤でした。
体重を乗せた一撃を繰り出しますが、コンテナの扉を利用して鹿紫雲はこれを回避します。
そのまま即座に反撃の体勢をとる鹿紫雲。
手にしていたコンテナの扉を、秤の顔面に叩きつけました。
重傷を負う秤ですが、まだ不死身の効果は切れていません。
反転術式が発動しますが、鹿紫雲が頭を狙った理由はちゃんと存在していました。

「呪力は腹だが、反転術式は頭で回す」

鹿紫雲はその戦闘経験から、どんな強力な反転術式の使い手であっても、頭を潰せば死に至ることを知っていたのでした。
そのため彼は、秤の頭部に攻撃を集中させることを狙っていたのです。

呪術廻戦ネタバレ188話|残り8秒

「稲妻を頭で炸裂させる」

これが鹿紫雲の狙いでした。
見事秤の頭を捉えた鹿紫雲の呪力でしたが、秤は即座に対応します。
「壊れたそばから治す」
傷ついた脳を反転術式で治し、同時に鹿紫雲の呪力を鼻から排出することで秤はこの攻撃をしのぎました。

「死ぬとこだったぜ!!鹿紫雲ぉ!!」

いまだ調子の衰えない秤ですが、ラウンド終了まで残り8秒です。
しかし、この状況下でさらに秤の動きはスピードを上げていました。

秤は、先ほどの鹿紫雲の攻撃には「タメ」が必要であると予想していたのです。
ある程度呪力を溜めてからでなければ、同等の攻撃を出すことはできない。
だからこそ、残り僅かな不死身の時間内に、捨て身の攻撃をひとつでも多く叩きこもうとしていたのです。

呪術廻戦ネタバレ188話|帰還電撃

しかし、鹿紫雲は別な場所にも電荷を溜めていたのでした。
鹿紫雲が所持していた棒状の武器です。
「如意」という名の武器は、現在秤と鹿紫雲が戦っている位置からは、遠く離れた場所にありました。
距離を隔てた武器に溜めていた電荷、つまり呪力を、「帰還電撃」で鹿紫雲は引き戻しました。
そして、線上にいた秤は、この電撃の直撃を受けてしまったのです。

ちなみに、「帰還電撃」とは何なのでしょうか。
簡単に言うと、これも雷のメカニズムのひとつで、「地上から空へ向けて放たれる雷」のことです。
厳密には(というか現実においては)「帰還雷撃」と呼ばれる現象ですね。

そもそも「雷」というものは、以下の一連の流れをひっくるめたものなんですよ。
・雲の下から出た雷放電が、進んではいったん止まり、進んではいったん止まり、を繰り返して進んでいく
(ステップトリーダーと呼ばれる)
・地上からステップトリーダーの先端に向かって放電が始まり、ステップトリーダーの先端と地上からの放電(お迎え放電)が結びついて放電経路ができあがる
・その後、地表から放電経路を通って雲に流れる
(リターンストロークと呼ばれる。これが「帰還雷撃」)

なので、この場面での攻撃を、雷の流れに沿って把握していくと
・鹿紫雲から呪力(電気の性質を帯びている)が放たれる
・武器と鹿紫雲の間に放電経路ができあがる(おそらくここで武器に呪力=電荷を溜めている)
・武器から鹿紫雲へ、放電経路を通って呪力が流れる

ということなのでしょう。
文字通り、秤は雷の直撃を受けたことになります。

呪術廻戦ネタバレ188話|

帰還電撃の直撃を受け、脇腹を吹き飛ばされる秤。
同時にラウンドが終了し、不死身の効果も切れてしまいました。
「終わりだな」
と告げる鹿紫雲に、秤が返した答えは
「領域展開」
でした。

もう一度不死身の効果が得られれば、今負ったダメージも回復できます。
しかし、確変が終了してしまっている以上、大当たりを引くまでに時間がかかるはずです。
驚き、目を見開く鹿紫雲。
秤はこの状況を打開できるのでしょうか。

秤が即死級のダメージを負ってしまったこの幕引きは、読者にも大きな動揺を与えています。
「ここで退場はしてほしくない」「何とかして生きてほしい」という感想が多く見られました。
一方で「これはもうだめかもしれない」「秤、ここで退場か」などの覚悟を決めるような感想もありました。

次回、秤がどうなるのか見逃せません。

呪術廻戦ネタバレ188話のまとめ

いかがでしたか?

私鉄純愛列車の歌詞については、「あれが流れている中よく真顔で戦える」という感想が多かったです。
出だしのその笑いから一転、内容は秤がピンチに追い込まれるというものでしたね。

鹿紫雲の「不死身の秤を倒す」という目的は、今のところは達成されていません。
しかし、不死身の時間は切れてしまい、秤は重傷という状況ですから、まだ安心はできないですよね。
「領域展開を試みる秤」という状態で188話は終わっています。
このまま無事に領域展開できるのか、力尽きてしまうのか。
領域展開できたとして、大当たりを引くまで耐えることができるのか。
このように考えてみると、秤の敗色はだいぶ、濃厚になってしまっていることがわかります。

次回以降、この戦いがどう決着するのか、目が離せないですね。

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