呪術廻戦ネタバレ187話|秤vs鹿紫雲の激闘と鹿紫雲の過去

自身の領域の性質を生かし、秤は善戦しています。
一方で、領域のルールを把握した鹿紫雲も反撃の糸口を常に狙っていました。
そして、秤は二度目の不死身状態を獲得し、鹿紫雲はその秤を撃破しようと画策します。

では、意外な形で石流も再登場した第187話「東京第二結界⑥」のネタバレです。

呪術廻戦前回186話のおさらい

鹿紫雲に対して、常に優位を保ち続ける秤。
その理由は、呪力出力の大きさにありました。
電気のような性質を持っている鹿紫雲の呪力による攻撃や防御を、防ぎきることができたためです。
激しい殴り合いの展開となる中で、鹿紫雲の仕掛けた攻撃が秤に大打撃を与えました。
「溜め攻撃」で呪力を上昇させた鹿紫雲が、秤の左腕を吹き飛ばしたのです。
これで決したと確信する鹿紫雲でしたが、なぜか秤の左腕が再生します。
秤は反転術式を使えるのかと疑う鹿紫雲でしたが、真相は秤の領域の効果にありました。
「坐殺博徒」の大当たりの効果は、「ラウンド」という状態が発生するのです。
このラウンド中は『私鉄純愛列車の主題歌が流れ、ボーナスとして秤の呪力は無制限に溢れるようになります。
溢れる呪力は秤が壊れないよう、自動で反転術式も行ってくれます。
つまり、ラウンド中は秤は不死身の効果を得られる、ということでした。
ラウンドの効果時間は、4分11秒間。
しかもこの時間で焼き切れた術式が回復するため、秤は連続で領域展開を行うことができるのでした。

呪術廻戦ネタバレ187話考察

呪術廻戦ネタバレ最新話187話考察|鹿紫雲は領域展開できる?

死滅回游のこれまでの戦いでは、領域展開には領域展開で対抗するという流れになっています。
(虎杖vs日車戦は別ですが、虎杖は術式を持たないので例外と言えるでしょう)
そうなると、秤の領域に鹿紫雲が対抗するには、やはり領域展開しかないのではないでしょうか。
鹿紫雲についてはわかっていないことも多いですが、領域展開できない術師とは考えにくいです。
秤の領域やその効果はとても強力ですが、鹿紫雲が領域で対抗してきたとしたら、秤はこのまま優勢でいられるでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話187話考察|秤の勢いが落ちるとしたら

秤にも不安な要素がある、との指摘があり、そのほとんどが「大当たりが出なかったら勢いが止まる」というものです。
186話で鹿紫雲を圧倒してくれた秤ですが、その要因は「坐殺博徒で大当たりが出た」ところにありました。
つまり、186話のような流れを続けるには、大当たりを出し続けるしかないということなんですよね。
しかし、秤の領域はギャンブル要素があるもの、つまり「常に必ず大当たりになるとは限らない」という性質があります。
秤は素の実力も高いキャラクターですが、大当たりナシの状態でも鹿紫雲を倒しきることはできるのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話187話考察|秤の術式に縛りはある?ない?

もうひとつ、秤について懸念されているのが「演出中に攻撃されたら」という点です。
演出の妨害はできないとシャルルが言っていましたが、演出中に術者を攻撃することは可能でしたよね。
これは、鹿紫雲にも反撃の糸口があるということにもつながるのではないでしょうか。
秤がこういったことに対して、対策を怠っているとは考えにくいのも事実です。
ですが、「大当たりを出させないようにする」ことが難しい以上、演出中に秤本人へ攻撃することは十分考えられます。
鹿紫雲がどう動くのかが、とても気になりますね。

呪術廻戦ネタバレ187話

呪術廻戦ネタバレ187話|確変突入!

秤の領域は「必中効果が無害」という性質も持っていました。
そのため領域同士の押し合いにも強く、術式も速く発動します。
渋谷での真人以上の速度を誇る秤に対し、鹿紫雲は反撃の手段を少しずつ狭められていました。
どうやら鹿紫雲は「彌虚葛籠(いやこつづら)」を使えるようです。
しかし現状、秤の領域への対抗策としては適さないことを彼は理解しました。
なぜなら今、秤は「確率変動」に突入しているからです。
大当たりを引くことが既定路線の状況で、領域を打ち消そうと試みるのは現実的ではない、と考えたということでしょう。

鹿紫雲がこの結論に到達した理由は、「坐殺博徒」のルールにありました。
秤は前回の大当たりを、奇数の図柄を揃えることで達成しています。
そして「私鉄純愛列車」は、奇数図柄を揃えると確変が始まる性質を持っている、ということなのでしょう。

「景気の良い話」と鹿紫雲は言っていましたが、勝機が無いわけではありません。
現在の秤は、不死身の効果を得られていないからです。
秤が不死身になれるのは「ラウンド中」だけであり、確変中の現在は違うようです。
これも、鹿紫雲が理解した「坐殺博徒」のルールでした。

呪術廻戦ネタバレ187話|「疑似連」

適度に楽しむ博打(じんせい)なんてあり得ない。
そう言う秤に、鹿紫雲は攻撃の手を緩めません。
鹿紫雲の拳で殴打される秤ですが、「シークエンスのやり直し」という手段に出ました。
これは「疑似連」と呼ばれる動きで、「私鉄純愛列車では1度目の発動で大当たり確率が20%を超える、期待度の高い演出」と説明されています。
通常時は不発のリスクが高いため、秤は基本的に確変時以外使用しないことも補足されました。

秤の領域はパチンコがモチーフというだけあり、そもそもパチンコに縁のない読者は理解や把握が追いつかない側面がありますね。
ここは「パチンコ」という要素を一旦置いて、領域の性質に注目してみたほうが分かりやすくなりそうです。

ですのでこの流れは、「秤が『大当たり』を引き寄せるために、普段はやらないことを取り入れている」という理解で問題なさそうです。
事実、疑似連の結果秤は見事「リーチアクション」を起こすことに成功しました。

呪術廻戦ネタバレ187話|それは雑魚の思考だ

ここで秤が引き当てたのは、「うっかり特快リーチ」という演出でした。
新百合ヶ丘という駅までたどり着くと大当たり、というリーチアクションです。
もちろん、秤は大当たりを引き当てました。
「6」の数字のキャラクターを揃えたのです。

音楽が始まり、4分11秒の無敵モードが再びスタートしました。
この間秤は、呪力の制限解除にフルオートの反転術式が発動する状態です。
ですが、今回は偶数の絵柄で大当たりを引いたため、次に領域を展開しても「確変」にはなりません。
このことに気づいた鹿紫雲は、「この4分11秒をいなしてしまえば勝ち」ということも把握していました。

しかし。
「それは雑魚の思考だ」
鹿紫雲は、敢えて4分11秒の間に、不死身状態の秤を倒そうと考えました。
彼がそう判断した理由は、鹿紫雲の過去にあります。

呪術廻戦ネタバレ187話|鹿紫雲の過去

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焼け焦げた木が立ち、粉々に吹き飛ばされたような遺体が散らばる真ん中に、ひとりの老人が座っています。
そしてその老人の背後から、草履を履いた人物が近寄ってきました。
老人は「羂索か」と呼びかけ、呼ばれた相手は「どう?楽しめた?」と返事をしていました。

これは400年前の、鹿紫雲の一度目の人生の様子です。
当時の羂索もやはり額に縫い目はありますが、時代的に加茂憲倫の肉体を乗っ取る前の人物のものの可能性が高そうです。
「お前と戦うべきだった」と言う鹿紫雲に対し、「今は特に戦闘向きじゃない」と答えている点も、何かの伏線になっていそうです。

この時代の羂索は、鹿紫雲に「陸奥に面白いのがいる」と言って、「伊達藩歴代一の呪力出力」を持つ人物がいる、と紹介していました。
この人物はおそらく、石流龍でしょう。
強者との戦いを求めている鹿紫雲ですが、血を吐いている描写があり、好きなだけ戦うことはできなそうな状況です。

そんな鹿紫雲は羂索に、最強の術師は誰かと尋ねました。
「600年も前で申し訳ないが」と前置きしつつ、羂索は「宿儺」と答えます。
これを聞いた鹿紫雲は、宿儺と戦うために「例の話を受ける」と羂索に告げるのでした。

「例の話」とはいったい、何のことなのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ187話のまとめ

いかがでしたか?

石流の意外な再登場もさることながら、やはり鹿紫雲の過去が気になるところでしたね。
「例の話」が一体何で、どうして鹿紫雲は400年の時を超えて現代にいるのでしょうか。
羂索が絡んでいることはほぼ確定のようですが、どんな術式なのか、どういう取引をしたのかが気になります。

また、弱点を見つけられたに等しい秤が、この局面をどう乗り切るかにも注目したいところです。
鹿紫雲は「4分11秒の間に秤を倒す」と考えていますが、今回の内容から把握する限りでは、この不死身効果が終わったあとの秤はだいぶ不利になるようです。
時間内に決着がつかなかった場合、秤が現状と同じ条件で戦えるとは限らないようです。
そこを鹿紫雲に崩される可能性は、ゼロとは言えないでしょう。

勝敗だけでなく、鹿紫雲の過去という気になる情報まで出てきたのが今回の内容でしたね。
また、今後の伏線になりそうな情報もありました。
次回以降も楽しみに待ちたいところですね。

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