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ルフィと同じく「最悪の世代」として、シャボンディ諸島編から登場したX・ドレーク。その正体がワノ国編で明かされたことで、話題を呼びました。
本記事ではドレークの正体や、目的について徹底解説していきます。
【ワンピース】X(ディエス)・ドレークのプロフィール
元海軍本部少将であるドレークの懸賞金は?

X(ディエス)・ドレークは、元海軍本部少将の海賊という異色の経歴の持ち主です。
それもあってかドレーク海賊団の旗艦、リベラルハインド号は海軍の軍艦を改装したものとなっています。
そんなドレークの懸賞金は、頂上戦争編前は2億2000万ベリーでした。
政府や海軍の内情を知っていることや、戦闘力の点から、高い懸賞金をつけられていると考えられます。
また元海軍本部少将という肩書きから、「落ちた将校」「赤旗」の異名で呼ばれていました。
新世界編以降はカイドウ率いる「百獣海賊団」に所属しており、幹部である「飛び六胞」の1人に数えられています。
その為、懸賞金も2年前と比べ、跳ね上がっているでしょう。
ルフィと同じ億越えルーキー

ドレークはシャボンディ諸島に集まった、懸賞金が億を越えた11人のルーキー「超新星」として初登場しました。
またルフィ達と同じく、「最悪の世代」としても数えられています。
超新星としては、キッド、ルフィ、ホーキンスについで4番目に高い懸賞金でした。
懸賞金は腕っぷしだけでなく、民間人に被害を与えるなど危険性も踏まえ、決定されています。
このことからも、ドレークが海軍から危険視されている存在ということが分かるでしょう。
またキラーとウルージの戦いに割って入るなど、世代の中でも指折りの実力者であることを感じさせました。
性格は意外に純粋?

ドレークはそのクールの出立ち通り、基本的には冷静沈着な性格です。
また厳格な一面を持っており、他のキャラの立ち振る舞いに苛立っている場面もよく見られます。
その一方で、厳格さ故か、女性に弱い一面も持ち合わせているようです。
その証拠にワノ国編において、湯屋で女性の裸を見た際は倒れてしまうほどでした。
しかし本人は「弱くなどない」と、頑なに認めたくないようです。
またドレークはワンピースの男性キャラにありがちな、ロマンの分かる男でもあります。
サンジが変身したジェルマ66を見た時には、「本物!?」と興奮を隠しきれないようでした。
アニメ版では更に描写が追加され、普段の厳格な振る舞いとはかけ離れた姿が見られます。
モデルはフランシス・ドレーク
https://twitter.com/kenken_kyoto_/status/1441948185354670087?s=20
元海軍将校という経歴の持ち主のドレークですが、元ネタとなった海賊があります。
それが1500年代のエリザベス朝にて活躍した、サー・フランシス・ドレークです。
フランシスは奴隷貿易や海賊として活動した後、海軍提督として就任します。
この海賊でありながら、海軍所属という経歴は、ドレークと一致しますね。
またフランシスの従兄弟が、ジョン・ホーキンス。
そして旗艦の名前が「ゴールデン・ハインド号」と命名されており、ドレークと非常に共通点が多くなっています。
またフランシスが身につけていた紋章には、船の中に赤いドラゴンが描かれていました。
これがドレークの能力と、「赤旗」という異名に繋がっていると予想されます。
【ワンピース】ドレークの正体はSWORDの一員!
ワンピース956話で判明

元海軍本部少将で海賊という経歴のドレークでしたが、なんと現在も海軍本部に所属していることが明かされました。
しかもコビーも席を置く、機密特殊部隊「SWORD」を率いる隊長だったようです。
ドレークが海賊としての経歴を有していたのは、SWORDとしての任務ということでしょう。
もちろんドレークの正体は海軍の中でも知るものは少なく、コビーも通信する際は人気の無い場所に行く配慮をしていました。
余談ですが、作中で他に正体を知っている人物の候補として、黄猿が挙げられます。
黄猿はシャボンディ諸島にてドレークと対面した際、「ドレーク少将……ああ元少将」と言い直していました。
黄猿なりの皮肉とも取れますが、とぼけた一面のある黄猿が、うっかり口にしてしまったという可能性もあります。
目的は百獣海賊団での諜報活動

ドレークが百獣海賊団に席を置いていたのも、四皇であるカイドウの元で、諜報活動を行うためでした。
このドレークの活動があったお陰で、海軍は真っ先にカイドウとビッグ・マムの同盟を知ることになりました。
こうして言葉にしてみると容易に見えますが、この活動するに当たって途方もない苦労をドレークはしています。
四皇レベルの海賊の諜報活動をするには、当然幹部レベルまで登り詰めなければいけません。
その為ドレークは、百獣海賊団内で「飛び六胞」の座まで成り上がっていました。
しかし基本的に百獣海賊団は幹部の座は、実力で奪い合うものとなっています。
つまり幹部の席を手に入れるため、ドレークは四皇の海賊団内で、実力者相手に戦い続けてきたのです。
【ワンピース】ドレークの登場回について解説
初登場はワンピース第498話

ドレークは、原作498話シャボンディ諸島編にて初登場しました。
ウルージとキラーの戦闘に割って入るなど、その実力を見せつけます。
その後ルフィが天竜人を殴ったことで、バスターコールは発動。
海軍本部から大将の黄猿や、パシフィスタが派遣されることになります。
パシフィスタと対面した際は、「ここまで形になっていたとは」と、海軍の内部事情に詳しい描写が見られます。
更に黄猿と対面した際は、「黄猿と出逢うつもりはなかった」と口にするなど、本来の立場故の発言も出ました。
その後パシフィスタに続き黄猿と対戦することとなりましたが、なす術もなく吹き飛ばされてしまいます。
しかし海軍には捕縛されなかったようで、頂上戦争の行方を見届けていました。
ワノ国編で再登場

ドレスローザ編でも僅かながら登場しましたが、本格的な再登場はワノ国編からとなります。
百獣海賊団の幹部「飛び六胞」として、ルフィ達潜伏者の追跡にあたりました。
その後はコビーにカイドウ、ビッグ・マムの四皇同盟を伝えるなど、本来の任務を果たす場面が見られました。
また捕らえられていたローを牢屋から逃すなど、密かに暗躍します。
しかしその行動から、「裏切り者」であることがバレてしまいました。
クイーンや他の「飛び六胞」に囲まれ、絶体絶命かと思われた時、コビーが信頼を寄せていたルフィの存在を思い出します。
そしてなんとか包囲網を抜けた後、ルフィと共闘することを選びました。その後はCP-0と戦闘し重症を負いますが、なんとか戦闘終了まで生き延びたようです。
【ワンピース】ドレークの能力について解説!
悪魔の実の能力は恐竜!?

ドレークの有する悪魔の実の能力は、世にも珍しい「動物系古代種」です。
既に絶滅した生物をモデルにしており、ドレークはリュウリュウの実モデル"アロサウルス"に変身できます。
まず恐竜系の能力者の共通する特徴として、異常な頑丈さが挙げられるでしょう。
作中でドレークはパソフィスタのビームを受けても倒れず、サンジの蹴りにも怯ませんでした。
またダウンしてもすぐに復活できる様子から、回復力も優れているようです。
次にアロサウルス特有の能力としては、鋭利な牙が挙げられます。
パシフィスタと対戦した際は、強固な頭部を噛み砕かんとするほどの、鋭さを見せつけました。
他にも巨大な尻尾や、図体を活かした戦いを得意としています。
そして動物系には、人型と獣型の中間形態である人獣型が存在しますが、バランスの取れた形態のため目立った特徴はありません。
しかし元々剣技に長けたドレークなので、バランスの取れた人獣型でも活躍を見せています。
覇気も使用可能

作中の戦闘でドレークは覇気を使用する描写は見られませんでしたが、間違いなく覇気も使用可能だと思われます。
以前扉絵連載として行われていた「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」において、ドレークがカリブーを倒す一幕が見られました。
カリブーはヌマヌマの実という、「ロギア系」の能力者です。
当然ロギアの能力者を倒すには、覇気が必要になってきます。
そのため、ドレークが覇気を使えるというのは、間違いないと見ていいでしょう。
また四皇幹部であるドレークが、覇気を使えずそこまで成り上がれたとも考えられません。
カイドウは「覇気が全てを凌駕する」と語るほど、覇気の重要性を知っています。
ですので、幹部に覇気を使えない人間を選ぶとは、考えられないのです。
【ワンピース】ドレークの過去について考察!
父も元海軍で海賊

海兵でありながら海賊のドレークですが、実はドレークの父も元海兵で海賊でした。
ドレークの父の名前はディエス・バレルズ。
幼少期のドレークは海軍将校だった父に憧れ、海兵になる夢をもっていたそうです。
しかしある時を境にバレルズは海賊となり、ドレークにも暴力を振るうようになります。
まるで息子を奴隷同然の扱いをするバレルズでしたが、ドレークはかつての父を信じて言いなりとなっていました。
そんな父に怯えるドレークの姿は、19歳ながら「少年のようだった」と語られています。
しかし本編から13年前に、バレルズがオペオペの実を手に入れたことで、彼らの運命は大きく変わって行くのです。
ミニオン島で海軍に保護される

オペオペの実を手に入れたことで、バレルズは海軍と実の取引をすることとなります。
しかしオペオペの実を狙うドフラミンゴ、そしてコラソンに取引場所を襲撃されてしまいました。
更に間が悪いことに、コラソンが裏切り者だと判明し、ドフラミンゴは「鳥かご」を展開します。
ドフラミンゴは糸を操れる「イトイトの実」の能力者です。
その能力を用い、鋭利な糸を鳥かごのように展開し、何人も通さない檻を作り出せます。
そうすることでコラソンを探し出そうとしたのですが、この際に鳥かごの恩恵を受けたのがドレークでした。
鳥かごが展開された際、たまたま範囲外にいたドレークは、父から逃げるようにその場を去ったのです。
ローの命を救っていた!?

ドフラミンゴのお陰で、気せずして助かったドレークでしたが、このドレークの逃走がローの命まで助けることとなります。
鳥かごからローを逃すため、コラソンはローを隠し、ドフラミンゴには「ローは海軍に保護させた」と嘘をついたのです。
それとタイミングを同じくして、ドレークが海軍に保護されています。
先述した通り、19歳でありながら当時のドレークは、父への恐怖で少年のように幼く見えていました。
そして海軍の通信を傍受していたドフラミンゴ側は、保護された少年をローだと勘違いしたのです。
これによりローは鳥かごから抜け出し、晴れて自由の身となったのです。
余談ですが後に2人とも、百獣海賊団を潰すために、重要な働きをすることとなります。
カイドウの部下だったドフラミンゴが逃した子供が、後に自身とカイドウを滅ぼす敵になるとは、なんとも皮肉ですね。
【ワンピース】ドレークとドレイク少佐は同一人物?
同名の別人
声優は同じだし名前は似ているドレイク少佐 pic.twitter.com/yb84R9kWQb
— 輝²(てるてる) (@9LOAtu47Ey7sI6s) August 10, 2022
実は「ワンピース」にはドレイクという、ドレークと非常によく似た名前の人物が登場しました。
ドレイクは海軍G-8支部の所属の少佐で、初登場は映画『デッドエンドの冒険』となっています。
次作の『呪われた聖剣』にも登場し、アニメ本編にも登場しました。
そのためアニメでは、「前にも追ったことがある」と発言していました。
その毛深い出立ちから、サンジには「ゴリラマン」とあだ名をつけられています。
アニメオリジナルキャラとなっているため、基本的には物語の本筋には関与しません。
またドレークとは同名の人物というだけで、特に関係性はないようです。
余談ですがドレークが初登場したのは2008年頃。
ドレイクが初登場したのは2003年で、実はドレイクの方が古いファンからは馴染みあるキャラとなっています。
実は声優が同じ!
【おしゃ5・YouTube】最新回配信開始!
— 小野坂昌也 置鮎龍太郎 神谷浩史 『おしゃ5』【公式】 (@osha5max) April 3, 2023
出演:小野坂昌也 置鮎龍太郎 竹本英史
■無料版
『自宅敷地内にプールを作ろうとしている男』https://t.co/HTagxwuueU
■メンバーシップ版
『侵入被害の犯人は、まさか、あの… / Vol.703』https://t.co/A1X9qgDab0#おしゃ5 はYouTubeで配信しています! pic.twitter.com/hFQ2JjKXYh
作品内では全く関係性がないドレークとドレイクですが、実はアニメでは同じ声優が演じています。
2人を演じたのは、竹本英史氏です。
代表作としては『戦国無双』の石田三成役や、『Charlotte』の熊耳。
同じジャンプ作品では『ワールドトリガー』の荒船哲次や、『テニスの王子様』の九鬼貴一などを演じています。
「ワンピース」で竹本氏が同名の人物を演じた理由については、明かされていません。
ですが筆者としては、スタッフの遊び心だったのでは?と考えています。
また竹本氏は同作品内で、複数の人物を演じることも多いため、たまたま名前が被っただけという可能性もありますね。
【ワンピース】X・ドレークについてのまとめ
ここまでX・ドレークについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
ワノ国編では大活躍のドレークでしたが、カイドウとの決着後の行方は明かされていません。
最終章では部下のコビーが黒ひげに攫われるなど、怒涛の展開が続いています。
今後どのような形でドレークが再登場するのか、目が離せませんね。