【呪術廻戦】裏梅の正体とは?術式や強さ、両面宿儺との関係もネタバレ考察!
出典:pixiv@黒蜜

「呪術廻戦」において、裏梅は偽夏油の一派として登場した呪詛師です。
死滅回游編の途中から両面宿儺と行動を共にしていますが、五条家と深い関係があるとも考察されています。

そこで今回は裏梅について紹介し、両面宿儺との関係などを考察したいと思います。

【呪術廻戦】裏梅とは?術式や強さを紹介

裏梅のプロフィールを紹介

名前裏梅(うらうめ)
年齢不明
誕生日不明
所属不明
趣味・特技不明(料理は得意)
ストレス不明
声優斎賀みつき

裏梅は京都姉妹校交流会の際に、偽夏油に協力する謎の呪詛師として登場したキャラクターです。

本格的に本編に登場するのは渋谷事変からですが、初登場時とは打って変わって呪詛師らしい残忍な表情と圧倒的な強さで読者に衝撃を与えました。

可愛らしい見た目と華奢な体つきから女性のようにも見えますが、現時点では性別不詳。
ただし、裏梅の器は氷見汐梨と言う名前であることが判明しています。

今まで登場した過去の術師と器の性別は一致しています。
氷見汐梨は名前から女性と思われるため、裏梅の性別は女性の可能性が高くなりました。

裏梅の顔は千年前と同じ顔に見えるため、氷見汐梨に受肉した後に顔を変えたと思われます。

詳しい正体も分かっていませんが、千年前から宿儺と面識があり、宿儺復活のために偽夏油(羂索)に協力しているようです。

裏梅の身長は分かっていませんが、重面春太や伊地知潔高と同じかそれ以下に見えるので、170㎝以下(165㎝位?)と推定されます。

また、五条悟と同じ白髪と長いまつげ、白っぽい瞳が特徴的で、五条家の人間ではないかと噂されました。

初登場時はセリフがなかったのでどんな性格なのか分かりませんでしたが、渋谷事変で再登場した際は呪詛師らしい残忍な表情を見せました。

千年前から宿儺と面識があり、未だに宿儺の完全復活を目論んでいるので、その忠誠心は相当なもの。

ちなみに虎杖悠仁を宿儺の肉体だと認識し、少しでも虎杖悠仁が無茶をしようものなら不機嫌になります。

普段は宿儺だけでなく偽夏油(羂索)一派にも丁寧な言葉づかいで話しかけていますが、戦闘時には雰囲気が一変。

荒々しい言葉遣いで怒りをあらわにし、日下部や脹相を圧倒しました。

裏梅の術式や強さは?

裏梅の術式は氷凝呪法(ひこりじゅほう)です。

絶対零度の氷を生み出し、氷で相手の動きを止めたり、鋭利な氷で攻撃したり、汎用性の高い術式です。

攻撃の範囲はとても広く、渋谷事変では5人以上の術師の動きを一斉に足止めしました。

自由自在に氷を操る技ですが、術師本人に限界が来ると氷は解けてしまいます。

また、裏梅は呪力コントロールに長けており、後述する霜凪を使った際は、虎杖悠仁だけ氷結具合を甘くしていました。

反転術式も使用でき、自身の体を回復させながら戦うことも可能。

本来、反転術式は高等技術であり、作中でも使用できる術師は限られています。

最強の呪術師である五条悟ですら命の危機に陥って初めて会得できた技術。

繊細な呪力操作が求められるため、作中でも使用できる者は限られています。

しかし、裏梅は当たり前のように反転術式を使いこなしており、呪術師としての強さ特級に匹敵するのではないかと考えられます。

裏梅が見せた氷凝呪法の技は以下の2つ。

氷凝呪法 霜凪(しもなぎ)

裏梅-霜凪
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

口から冷気を吐き出し、周囲を氷結させる技。

攻撃範囲が非常に広く、絶対零度の氷で氷結させるので、巻き込まれた呪術師は氷から抜け出すことは出来ません。

渋谷事変では虎杖悠仁、パンダ、加茂憲紀、日下部篤也、脹相の5人が巻き込まれ、足止めを余儀なくされました。

秤金次との戦闘では体を霜凪で凍らせてから、粉砕する戦法を披露。
異常な再生能力を持つ秤との相性は悪いですが、普通の術師相手なら簡単に致命傷を与えられる技です。

氷凝呪法 直瀑(ちょくばく)

裏梅-直瀑
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

巨大な氷を発生させる技で、攻撃にも防御にも応用可能。

敵の上部に氷を生み出し一気に落下させたり、敵めがけて鋭利な氷を投げ飛ばしたり、殺傷能力が高い技といえます。

また、自身の前に発生させることで防御として使うことも。

【呪術廻戦】裏梅の初登場はいつ?声優は誰?


裏梅の初登場は53話

京都校
出典:TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

 

裏梅の初登場は、単行本6巻53話。

京都姉妹校交流会に偽夏油一派が襲来し、呪術高専は大きな被害を被りました。

その際、偽夏油の一味として捕らえられた組屋鞣造が、性別不詳の白髪オカッパのガキに命令されたと主張。

その言葉通り、偽夏油や真人の回想シーンには白髪のオカッパ頭の人物が登場し、その正体は何なのかと至る所で考察されました。

裏梅はアニメ1期にも登場しましたが、その時は偽夏油や真人の後ろに立っているだけでセリフはなし。

2023年に放送された呪術廻戦のアニメ2期では、渋谷事変で活躍する裏梅の姿が描かれました。
声優は女性ですが、男性とも取れる低音で性別不詳の裏梅にぴったりの声でした。

裏梅が夏油と一緒にいた理由

夏油傑
出典:pixiv@ナイ

 

裏梅は千年前から生きている術師ですが、現代でも若々しい姿です。
そのため、裏梅は獄門疆に千年間封印されていたか、過去の術師の呪肉体のどちらかと考えられます。

どちらの存在なのか長らく不明でしたが、単行本25巻で裏梅の器が氷見汐梨と言う名前であることが加筆されました。
これにより、裏梅が過去の術師の呪肉体だと確定

過去の術師は偽夏油(羂索)を契約し呪物となったため、裏梅と偽夏油(羂索)もお互いの目的のために契約したと思われます。

宿儺と偽夏油(羂索)は協力関係にあり、裏梅が偽夏油(羂索)と一緒にいたのは宿儺の復活のためでしょう。

死滅回游で伏黒に受肉した宿儺と合流した後は、宿儺といることが多くなっています。

裏梅の声優は斎賀みつき

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

アニメ呪術廻戦で裏梅を演じている声優は、斎賀みつきです。
少年や青年を演じることが多い低音ボイスの女性声優で、非常に多くの男性キャラを演じたことで知られています。

ラジオでリスナーから、男性声優と勘違いされたこともあったようです。
2023年のアニメでは、『The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War』のヨシュア・ブライト、『ダークギャザリング』の神様などを演じています。

【呪術廻戦】裏梅の正体と両面宿儺の関係は?


裏梅の正体は両面宿儺の専属料理人

宿儺
出典:pixiv@ナイ

 

裏梅の正体は、両面宿儺の専属料理人です。

裏梅は「おいしい料理を作れる」という理由だけで、宿儺の隣に立つことを許された人物。

なぜ宿儺は料理人をそばに置いたのか、その理由は宿儺が人を食べることにありました。

初めて宿儺が虎杖の体を乗っ取った時、呪霊の肉には見向きもせず、人間の女子供を求めていたことを覚えていますか?

これは宿儺が女性や子供を食の対象として見ていたからです。しかし、人間をおいしく調理できる者は多くありません。

その点、裏梅は人間をおいしく調理する才能に秀でていたため、宿儺は裏梅をそばに置いていたのです。

裏梅は千年もの間ひたすら宿儺の復活を望んでおり、宿儺もまた裏梅を一目見ただけでその存在を思い出していました。

2人の間に何かしら強い絆があることは確かですが、現時点では、裏梅は宿儺の専属料理人以外の情報は分かっていません。

両面宿儺に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください

裏梅の真の目的をネタバレ考察

「呪術廻戦」裏梅と宿儺
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

裏梅は宿儺を完全復活させるために行動していましたが、その後の目的があると思われます。
宿儺は、虎杖悠仁の体に受肉していた時は自由に動くことができませんでした。

しかし、伏黒恵の体に受肉し十種影法師術を使えるだけでなく、肉体を完全に支配することに成功。
裏梅が集めた4本の指と宿儺の即身仏を取り込んだことで、宿儺は全盛期と同等の力を取り戻しました。

五条悟との戦闘後に宿儺は本来の姿に戻っており、宿儺は完全復活を遂げたと考えていいでしょう。
宿儺復活後も裏梅はサポートのために動いており、裏梅の最終的な目的は宿儺と同じなのかもしれません。

宿儺の目的は十種影法師術で世界を変えることとも考察されていますが、裏梅の目的は呪術廻戦の物語のラストに関わるほど重大なのかもしれません。

【呪術廻戦】裏梅と五条悟の関係をネタバレ考察

裏梅は菅原道真と深い関係にある

https://twitter.com/jujutsu_sono/status/1345748755677466629

五条家の祖先である菅原道真はとても梅好きだったことをご存じでしょうか?

5歳の時に初めて和歌を詠んでからいくつもの梅の歌を詠み、菅原道真を奉った太宰府天満宮には梅の木が植えられています。

梅にまつわる伝説も残るほど梅好きとして知られる菅原道真と、五条悟に似た容姿で、名前に「梅」がつく呪術師が全く無関係とは考えられません。

また、現実世界には裏梅と呼ばれる家紋が存在します。

梅紋の始まりは菅原道真がまつられる天満宮が神紋としたことが始まりといわれており、裏梅は梅の花びらを後ろ側から見た状態の家紋です。

単に菅原道真と関係のある人物を登場させるのであれば「梅」が付く他の名前にしてもよかったはず。

しかし、あえて「裏梅」を使用したのは、かつて五条家を裏切って呪詛師になったことを示唆しているのではないでしょうか。

いずれにせよ、裏梅は菅原道真と深い関係にあったと考えられます。

裏梅は1,000年前の人間

裏梅は千年前の人間で、宿儺の復活を目的としています。

千年前といえば呪術全盛時代で、呪術師の中でも突出した家柄が台頭した時代。

その家柄というのが、現在は御三家と呼ばれる五条家、禪院家、加茂家です。

もし裏梅ほどの呪術師がいたのなら五条家の歴史に名が残っていそうですが、五条悟は裏梅の存在を知りませんでした。

となると、裏梅は五条家と関わりのある家系から生まれた、もしくは五条家出身で裏切った呪術師と考えられますね。

裏梅は五条家出身の可能性が高い

五条悟の領域展開、無量空処
出典:pixiv@時島シクカ

 

裏梅は5人もの呪術師を圧倒するほどの実力を持ち、繊細な呪力を操作を必要とする反転術式を操る呪詛師です。

作中で反転術式が使えるのは、家入硝子、宿儺、乙骨憂太、五条悟(自身の回復のみ)の4人だけ。

この4人のうち2人が菅原道真の子孫と考えると、同じく反転術式を使える裏梅も菅原道真の子孫だと考えられます。

裏梅の圧倒的な強さは菅原道真の子孫だからだと考えると納得できますね。

五条悟に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください

【呪術廻戦】渋谷事変後の裏梅の動向

215話:伏黒恵に受肉した宿儺と合流

呪霊が見える眼鏡を渡す裏梅
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

渋谷事変後しばらく出番がありませんでしたが、呪術廻戦200話では偽夏油がアメリカ大統領と交渉する際に登場
呪霊の見える眼鏡を非術師に手渡しています。

209話で宿儺が器の体に馴染むように、禪院家で浴を行う準備をしていました。

215話で伏黒恵の体に受肉した宿儺と合流し、禪院真希と虎杖悠仁を攻撃
霜凪を使用して、2人を簡単に拘束しました。

前もって浴の準備をしていたことで、宿儺に褒められて喜んでいました。

221話:五条悟の一撃で重傷を負う

五条の一撃をくらう裏梅
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦221話で、裏梅は復活した五条悟の一撃で重傷を負っています。
221話では封印を解かれた五条が、直後に偽夏油を襲撃する展開に。

宿儺が偽夏油を庇い、裏梅も宿儺の傍らに立っていました。
宿儺が間抜け呼ばわりされたことで裏梅は激怒しますが、五条に殴られて吹き飛んでいます

222話の冒頭で何事もなかったように復活していますが、反転術式でも治しきれないほどの傷を負ったようです。

宿儺の最後の指が見つからないのは五条のせいと考えており、宿儺の前で二度も恥をかかされたと怒りを滲ませていました。

殴る際に「てめえは誰だよ」と言われており、少なくとも五条悟は裏梅の事を知らないようです。

237話:秤金次と戦闘開始

落下する氷塊に乗る裏梅
出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪術廻戦237話で、裏梅は秤金次との戦闘に突入しました。
237話で裏梅は宿儺に加勢しようとしますが、秤の領域展開に邪魔されます

裏梅が登場する際に、「凍星 裏梅」と書かれており、裏梅の異名は凍星のようです。
245話で、裏梅と秤の戦闘中の様子が描かれました。

裏梅は氷凝呪法で何度も体を砕き致命傷を与えますが、瞬時に回復して反撃してくる秤に苦戦しています。
裏梅は、秤の事を再生速度だけなら宿儺や五条悟を超えると評価。

裏梅は水道管を破裂させて周囲を水浸しにすると、「全力で潰す」と秤に宣言。
最新247話の時点でも秤と戦闘中と思われます。

【呪術廻戦】裏梅のまとめ

今回は『呪術廻戦』に登場する裏梅を解説しました。

華奢で可愛らしい見た目の裏梅ですが、その強さは特級術師に匹敵するほど。
性別は判明していませんが、器になったのが女性と思われるため、裏梅も女性の可能性が高くなりました。

渋谷事変終了後も偽夏油に同行していましたが、死滅回游編の途中から宿儺と共に行動しています。
人外魔境新宿決戦が宿儺と高専の総力戦となったことで、裏梅も秤金次と戦闘中です。

裏梅の正体や真の目的に関してはまだ不明ですが、新しい情報が明らかになるのを待ちましょう。

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