呪術廻戦ネタバレ193話|直哉の新技で真希と加茂がピンチ!

死後、呪いと化して真希のもとに現れた禪院直哉。
その圧倒的な速度は真希だけでなく、加茂憲紀も翻弄します。

しかも呪胎の状態で、あの速度だったことが今回判明しました。
さらなる進化(?)を遂げた直哉は、どんな力を秘めているのでしょうか。

真希と加茂がピンチに陥る第193話「桜島結界③」のネタバレです。

呪術廻戦前回192話のおさらい

術師を殺す際には、死後呪いに転ずることを防ぐため、呪力で殺さなくてはならない。

呪霊に転じた直哉を見た真希は、呪力を持たない自分が原因だと考えました。
そんな真希に直哉は、自分にとどめを刺したのは、真希の母親であることを告げます。

動揺する真希を、煽る直哉。
加茂はそんな直哉を、遠方から弓による射撃で狙います。
真希は加茂の攻撃に合わせ、直哉に攻撃が当たるよう立ち回りました。

2人の連携に、直哉は押され始めます。
しかしそれは、呪胎から変態するために、一時的に消失反応のようなものを見せたにすぎませんでした。

真希の合図で、赤血操術の「穿血」を加茂は繰り出します。
繭状になった直哉に攻撃は命中、祓えたかのように見えました。

しかし、さらなる異形へと変貌した直哉が、姿を現してしまいます。

不意を突かれた加茂は拳で薙ぎ払われ、真希は窮地に立たされました。

呪術廻戦ネタバレ最新話193話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話193話考察|直哉はあれで完全体なのか?

呪胎から羽化した直哉ですが、あれで完全体なのかどうかは謎です。
と、言うのも、繭のような状態で、加茂の攻撃を受けているという描写があるからです。

通常、サナギや繭から昆虫が羽化する場合、外的要因の力が加わると、正常な羽化ができないことが多いです。
同じことが、呪霊の直哉にも起きている可能性は無いでしょうか。

完全に成長しきる前に羽化したからあの姿、というのであれば、何らかの弱点がわかりやすく存在しそうですよね。

もっとも、弱点云々は関係なく、真希が倒してしまいそうな気もしますが。

呪術廻戦ネタバレ最新話193話考察|呪霊の自我についての疑問

加茂が驚きを見せた「呪霊になってなお、性質が変わっていない」という点について。
作中でこれまでに、「呪霊になった術師」が登場していないため、不確定な部分が多いのが現状です。

参考までに、これまで登場してきた呪霊について振り返ってみましょう。

まずは、特級に分類されていた漏瑚や花御、真人たち。
意思疎通がきちんとでき、会話が成立していました。

次に、禪院家で真希と真依が放り込まれた部屋にいた、2級以下の呪霊。
会話が成立しそうになく、特定の言葉を繰り返していましたよね。

また作中でも、特級呪霊相手であれば、意思疎通が可能であるといった旨の情報は出ています。

ただし、これらはすべて「普通の呪霊」に限った話です。
術師が死後に転じて生じた呪霊は、直哉が初なんですよね。

つまり、「生前の気質を保持しているのは普通なのか」についての情報は、ほぼ出ていないことになります。

そもそも、術師が死後に呪霊になること自体が、レアケースという可能性もありますよね。

直哉が特殊なのか、階級が関わる問題なのか、ちょっと気になるところです。

呪術廻戦ネタバレ193話

呪術廻戦ネタバレ193話|赤鱗躍動

直哉の攻撃を、加茂は間一髪でしのいでいました。
防御の瞬間に、血液の盾を作っていたのです。
しかし、それがなければ腕も首も飛ばされていたほどの攻撃力が、直哉にはありました。

一瞬でも気を抜けば死ぬ。
そう理解した加茂は、赤鱗躍動を発動します。

迎撃体勢の加茂のもとへ、真希も加勢。
突っ込んでくる直哉に対し、2対1の状態に持ち込むことができました。

呪術廻戦ネタバレ193話|成れの果て

加茂は「赤縛(せきばく)」で、直哉の動きを止めようとします。
そこを真希が叩き、攻撃しようとしました。

しかし、直哉は回転することでこれを受け流します。
真剣を振り回す自分に対し、その戦法をとる直哉に、真希は驚愕します。

真希は、今戦っている相手が禪院直哉の成れの果てであること、術式を使うことを加茂に伝えました。
加茂は、呪いに転じた個人が自我を残していることに疑問を感じます。

祈本里香の方が、存在としてまだ納得できる。
加茂はそう感じていました。

また加茂は、直哉の速度については納得していました。
禪院直毘人の術式は「最速」のものであり、直哉も同じ術式を使うことを知っていたからです。

呪術廻戦ネタバレ193話|直哉の新技

呪霊化した直哉は、ここへ来て新たな技を繰り出しました。
投射呪法の「触れたものを1秒間固定する」能力を応用したのです。

直哉は、空気を固定し拳で捉え、爆ぜさせるという技を見せました。

一瞬、真希と加茂の双方に、隙が生じます。
これをついて、直哉はその場を離脱しました。

「逃げたのか?」と問う加茂に、
「加速するつもりだ」と返す真希。

その言葉を裏付けるように、直哉は変形して川へと突っ込んでいました。

トップスピードに乗ったら、真希のところへ戻ってくるつもりです。
直哉は、幼体の状態で音速を超えていました。
変態を遂げた今の姿であれば、その速度を超えてくるはずです。

呪術廻戦ネタバレ193話|マッハ3

加速する直哉に一撃を加えるには、カウンターしかない。
真希と加茂の意見は一致していました。
音速を超える速度で突っ込んでくる直哉を、攻撃を置いて待ち伏せる作戦です。

加茂が罠を置き、真希が待ち伏せる。
体制は整い、あとは直哉を待つだけです。
真希は加茂に離れるよう指示し、直哉を迎え撃とうとしました。

呪霊と化した直哉は、体に吸気口を備える形態になっています。
「音速で空気を取り込み、ラム圧と呪力で排気することで推進力を得る」。
この原理で加速する直哉は、マッハ3の速度で真希へと突っ込んできました。

地面に叩きつけられた真希を見下ろし、「嘘やん」と呟く直哉。
「こんなんに俺一度負けたん?」というセリフからは、余裕すら感じられました。

呪術廻戦ネタバレ193話のまとめ

いかがでしたか?

やはり、呪霊直哉にはまだよくわからないことがありそうだ、ということが把握できました。
なぜ、呪霊化したにも関わらず、「禪院直哉」の自我は健在なのでしょうか。

加茂は祈本里香を引き合いに出していましたが、彼女は術師から転じた呪霊ではないですよね。
また、里香の場合は乙骨が絡んでいるという違いもあります。

呪霊化したことで、術式をさらに強力なものにしていた直哉も興味深かったですね。
生前よりも、凶悪な使い方をしている印象を強く受けた読者も多かったようです。

その直哉に、圧倒されてしまった真希。
だいぶ重傷そうでしたが、彼女は無事なのでしょうか。

次回まで少し間が空きますが、楽しみに待ちたいですね。

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